離島移住をジャンル別に徹底比較!あなたに最適な離島を見つけよう
日本国内には400以上もの有人島があり、世界中には数万にも上る離島があります。ひとえに「離島移住」と言っても、その特色は様々です。観光資源に恵まれた離島や、都市とのアクセスに恵まれた離島、橋で陸続きになった島など、どこの離島に移住するかによって生活スタイルは大きく異なるでしょう。こちらでは、それぞれの特色に沿って離島の基本情報と移住情報をご紹介します。きっとあなたに合った離島を見つけることができるでしょう。
#Iターン #Uターン #Jターン
2020年1月9日現在の記事
2025年6月23日再編集
Contents
離島移住のイメージ
島暮らしのメリットとして、自然に囲まれた生活や趣味に没頭できる時間があると思われる一方で、娯楽が少なかったり交通が不便だったりするという懸念もあるでしょう。離島へ移住する際に重要なのは、どのような生活を求めているのか、どの離島が自分に合っているのかを考えることです。
島暮らしといっても、人それぞれ生活スタイルが異なります。家族との時間を大切にする人もいれば、釣りやアートなど趣味を楽しむ人もいます。また、離島によっても特徴が異なります。例えば、東京都小笠原村は離島の中でも平均年齢が若いという特徴があり、沖縄県宮古島市は近年のリゾート開発が進み、大型ホテルやショッピングモールができて観光客も増えています。
離島移住に大切なこと
離島移住についてイメージすることは何でしょうか。「大自然に囲まれた暮らし」や「野菜や魚などのお裾分け」、「古民家を改装した自分の好きな空間での生活」などがあるのではないでしょうか。
このようにイメージする離島移住に成功し、満喫した生活を送っている人はたくさんいます。一方で、実際に離島移住はしたけれど、想像していた生活とは異なるため島を出て元の生活に戻る人がいるのも事実です。
これらの離島移住を成功させるには、
・自分に合った離島を選んでいるか?
・地域のコミュニティに馴染むことができるか?
都市部からのアクセスや医療・福祉・教育の施設など、自分に合った離島を選択するには情報収集をすることが重要です。また、地域のコミュニティに馴染むために、地元の企業で働いたり、地域のイベントに積極的に参加することも重要です。
近年では移住支援を受けてフリーランスやテレワークをする人も増えていますが、離島移住をきっかけに地元の企業へ就職や転職をしてコミュニティに参加しながら島での生活基盤を作るのも良いでしょう。
島の求人サイト「島職」では求人情報だけではなく、実際に島へ移住して働く移住者に島での暮らしなどのインタビューや副業の可否なども掲載しています。
こちらの記事では、離島の特徴別に分けて島暮らしの検討の参考になるようにご紹介します。どこの離島でどのような生活を楽しみたいのか、よく考えてみてくださいね。
移住で人気の離島
離島移住を考える中で島内の生活環境や自治体の支援は重要なポイントです。まずは、近年移住者に人気の離島をご紹介します。
福江島(長崎県)

長崎県五島市の「福江島(ふくえじま)」は五島列島の中で最も大きな島で、移住希望者からも人気の高い島の1つです。航路は長崎港と博多港から、空路は長崎空港と福岡空港からあるので比較的アクセスしやすい離島と言えます。
現在、五島列島唯一の空路「五島つばき空港」の運営を行う福江空港ターミナルビル株式会社では、求人募集もしています。
基本情報:コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストア、総合病院など生活に必要なインフラが整っているため島暮らしが初めての方でも暮らしやすい離島です。
支援情報:空き家リフォームのサポートや子育て世帯の引っ越し助成金など様々な支援が行われています。詳細は五島市移住定住サイトで最新の情報を確認してください。
佐渡島(新潟県)

画像提供:PIXTA
新潟県の西に浮かぶ「佐渡島(さどがしま)」は東京23区よりも面積が広く、日本海側で最大の離島です。豊かな気候を活かした農業や漁業などが盛んで、トキの森公園や佐渡金山遺跡などの観光スポットも多くあり、宿泊施設などの観光業も盛んです。
令和6年(2024年)7月に『佐渡島(さど)の金山』が国内26件目の世界遺産として登録され、観光と移住ともに注目の離島の1つです。
基本情報:コンビニやスーパーマーケット、飲食店はもちろん、カラオケやインターネットカフェなどの娯楽施設もあります。保育園、学校、医療機関も多数あり、待機児童はゼロ、人口に対する医療機関の数は東京よりも多いとされています。
支援情報:引越費用補助や住宅リフォームの支援など様々な支援が行われています。詳細は佐渡島 移住・定住 支援情報サイトで最新の情報を確認してください。
屋代島(山口県)

画像提供:PIXTA
瀬戸内海に浮かび、周防大島と呼ばれ親しまれている「屋代島(やしろじま)」は、山口県柳井市と大島郡周防大島町を結ぶ大島大橋が架かったことによって本州とのアクセスが便利になった島です。瀬戸内海の島では淡路島、小豆島に次ぐ面積の大きさで、夏には海水浴やキャンプなどが盛んです。近年はリモートワークの推進もあり、都市部との二拠点生活をする移住者が増えています。
基本情報:島内には集落や学校が複数あり、それぞれの地域にコンビニやスーパーマーケット、旅館、飲食店が点在しています。
支援情報:島コンやお試し住居など移住・定住に注力した様々な支援が行われています。詳細は周防大島移住なびサイトで最新の情報を確認してください。
都市圏とのアクセスが良い離島
離島移住に興味があっても、都市圏から娯楽の少ない離島にいきなり移住するのは少し勇気がいることではないでしょうか。こちらでは、平日は自然あふれる離島生活を基盤にし、週末は都市圏へ気軽に出かけることができる、便利な離島をご紹介します。
伊豆大島(東京都)

画像提供:PIXTA
伊豆諸島で最大の島「伊豆大島(いずおおしま)」は、標高758mの活火山の三原山があり、温泉宿も楽しむことができる離島です。東京の竹芝桟橋から高速船で約2時間、熱海からは高速船で約1時間という首都圏とのアクセスが良いことも魅力の1つです。平日は島内で過ごし、週末は都内までショッピングへ出かけるということも可能です。
基本情報:港付近には飲食店も多くあり、商店、酒店、スーパーマーケットなどで生活用品の購入も可能です。外科、内科、産婦人科などの基本的な医療機関があるので島内で受療ができます。
直島(香川県)

画像提供:PIXTA
瀬戸内海に浮かぶ「直島(なおしま)」は香川県高松市と岡山県玉野市からの航路があり、本州や四国の主要都市とのアクセスも良い離島です。また、3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭の会場の1つになっていて、島内にも複数の有名美術館があるため日常でアートに触れることができます。
基本情報:港付近には飲食店も多くあります。コンビニもありますが24時間営業ではありません。また、美術館やホテル、工場など安定した仕事や産業もあります。
日間賀島(愛知県)

画像提供:PIXTA
愛知県の三河湾に浮かぶ「日間賀島(ひまかじま)」は、電車と高速船を乗り継いで約1時間30分ほどで名古屋市まで行くことができる、名古屋から一番近い離島です。フグやタコが名産で、夏には多くの観光客が訪れている観光地としても人気です。近隣には篠島(しのじま)や佐久島(さくしま)などの魅力的な離島もあり、知多半島と渥美半島のどちらからもアクセスができるのも魅力の1つです。
基本情報:周囲約6.6kmの小さな離島ですが、島内には旅館や飲食店が点在し、観光業が盛んです。地元の商店やスーパーマーケットで生活用品の購入は可能ですが、24時間営業の大手コンビニや総合病院はありません。
似島(広島県)

画像提供:PIXTA
瀬戸内海の広島湾に浮かぶ「似島(にのしま)」は、広島市内の宇品港から船で約20分で行くことができる離島です。カキ養殖などの漁業が盛んで、島内には信号機がなく、バスやタクシーも走っていない離島ならではのゆったりとした自然の中で暮らすことができます。釣りや農業などで半自給自足な生活ができるのが魅力です。
基本情報:バスやタクシーなどの公共交通機関はなく、コンビニやドラッグストアもありませんが、商店や食料品店はあります。
興居島(愛媛県)

画像提供:PIXTA
四国一の人口を誇る松山市の沖合に浮かぶ「興居島(ごごしま)」は、高浜港からフェリーで由良港まで約15分、泊港まで約10分とアクセスの良い離島です。夏には松山市などから海水浴やBBQに観光客が訪れています。柑橘類の農業が盛んで、太陽の光と瀬戸内海の潮風を浴びた柑橘は島の特産品となっています。
基本情報:島内にスーパーマーケットや商店、診療所はありますが、松山市中心部までは船と電車に乗って約30分なので、ショッピングは市街地まで出かけると便利です。
能古島(福岡県)

画像提供:PIXTA
福岡市西区、博多湾に浮かぶ「能古島(のこのしま)」は、姪浜港からフェリーで約10分というアクセスの良い離島です。海水浴やBBQ、フラワーパークなどを目当てに多くの観光客が年間を通して訪れています。福岡市内からも島内の小学校へ離島留学をする児童が増加しているほど、20代~30代の若い世帯にも人気の離島です。
基本情報:島内に大手コンビニやドラッグストアはありませんが、おしゃれなカフェや食堂などはたくさんあります。
橋がかかって便利になった離島
島国の日本には、橋が架かることによって便利になった島はたくさんあります。橋が架かり陸続きになったことで、車があれば週末のお出かけが便利になった島をご紹介します。
淡路島(兵庫県)

画像提供:PIXTA
瀬戸内海では最大面積で、東京23区に匹敵するほどの大きな「淡路島(あわじしま)」は、神戸市から繋がる明石海峡大橋と鳴門市へ繋がる大鳴門橋が架かり、神戸や大阪の市街地まで車で約1時間とアクセスが良い便利な島です。海や山の自然、歴史などの観光資源も豊富で、島内での生活スタイルも一次産業から観光業まで様々あります。
基本情報:淡路島は淡路市、洲本市、南あわじ市の3市の自治体からなる大きな島です。島内には大手コンビニ、ドラッグストア、医療機関などがたくさんあり、生活に不便を感じることはありません。また、スナックやカラオケなどの娯楽もあり、大都市とのアクセスが良いことも魅力です。
大三島(愛媛県)

画像:りとふる編集部
芸予諸島で最大の「大三島(おおみしま)」は、多くの国宝を有する大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)があることから“神の島”とも呼ばれ、多くの観光客が訪れている島です。しまなみ海道が開通して愛媛県今治市と広島県尾道市までが橋続きになったことでサイクリストたちの聖地となり、新しいゲストハウスや古民家をリノベーションしたカフェなどが新たにオープンしています。
基本情報:島内にはスーパーマーケットや大手コンビニが複数あり、日用品の購入には困ることはありません。大山祇神社付近には旅館や飲食店、おしゃれなカフェなどもたくさん点在しています。
平戸島(長崎県)

画像提供:PIXTA
長崎県北部、北松浦半島の西海上に浮かぶ「平戸島(ひらどじま)」は、平戸大橋が開通したことによって九州本土とのアクセスが便利になった島です。潜伏キリシタン関連遺産や新鮮な海の幸を目当てに、年間を通して観光客が訪れている観光地となっています。
基本情報:平戸城跡付近の平戸市街地には大手コンビニやスーパーマーケット、ドラッグストアなどがありますが、縦に長い島なので地域によっては最寄りの医療機関やスーパーマーケットまで10km以上ある場合もあります。
江田島(広島県)

画像提供:PIXTA
広島市の沖合に浮かぶ「江田島(えたじま)」は、早瀬大橋が架かったことで呉市から倉橋島(くらはしじま)を経由して広島市内から車で約1時間30分とアクセスが良くなりました。また、広島市の宇品港から船で約30分の航路もあるため、島内から広島市内に通学・通勤をすることも可能です。
広島県では企業誘致が積極的に行われており、広島市内へのアクセスが良いこともあり江田島にもIT企業の進出など新たな産業が生まれています。
基本情報:港付近や県道、国道の近隣には大手コンビニやスーパーマーケット、大手チェーンなどの飲食店も充実しています。
国境離島の手厚い支援を活用
日本の国境離島と言われる島々は、小さな無人島まで合わせると約500島もあります。このような国境離島では、島内の経済を維持するために国や行政からさまざまな補助制度があります。こちらでは、これらの中から厳選した国境離島をご紹介します。
利尻島(北海道)

画像提供:PIXTA
北海道北部の稚内市から約52km沖に浮かぶ「利尻島(りしりとう)」は、日本百名山でもある利尻山の自然美を求め、夏には多くの観光客や登山客が訪れている人気の離島です。島内には利尻富士町と利尻町の2つの自治体があり、利尻富士町が利尻島の玄関口となっています。
基本情報:コンビニやスーパーマーケット、医療機関はあるので生活に最低限必要なものは島内で揃いますが、大型店舗はないため必要に応じて島外の大型店やインターネット通販を利用しなければならないこともあります。
支援情報:利尻町では転入奨励金制度があります。他にも漁業就職の研修制度や後継者支援制度など様々な支援が行われています。(※島内の自治体によって移住支援は異なります。)
島後(島根県)

画像提供:PIXTA
島根県の沖合に浮かぶ隠岐諸島で最大の島「島後(どうご)」は、夏と冬の気温差が比較的少ない海洋性気候のため住みやすい気候の離島です。海から山まで観光スポットも豊富で、あわびや松葉ガニなど海の幸にも恵まれています。
基本情報:コンビニやスーパーマーケット、飲食店はもちろん、100円ショップや大型家電量販店などもあり、離島とは思えないほど商業施設が充実しています。島内には診療所や医院の他に総合病院もあるため、安心した生活を過ごすことが可能です。
支援情報:隠岐の島町ではふるさと定住奨励金があり、町民に島内から本土までの船や飛行機の運賃を割引する制度があります。他にも移住体験ツアーやお試し滞在などの移住検討者にも様々な補助制度が行われています。
対馬(長崎県)

画像提供:PIXTA
日本海に浮かぶ、国内で3番目に大きな島「対馬(つしま)」は韓国まで約50kmと九州本土よりも近く、韓国からの移住者や観光客も多く見られる離島です。また、福岡市から航路と空路があるため、都市圏へのアクセスが充実しているのも魅力の1つです。
基本情報:島内最大の繁華街にはコンビニやスーパーマーケット、飲食店、医療機関などの生活に必要な施設は揃っていますが、対馬は南北に長い離島のため、地域によっては繁華街まで車で2時間近くかかる場所もあります。
支援情報:対馬市では引越費用や住宅の初期費用の補助、家賃の補助、子育て世帯への移住支援など様々な支援が行われています。
種子島(鹿児島県)

画像提供:PIXTA
鹿児島市の南沖に浮かぶ「種子島(たねがしま)」は鉄砲伝来などの歴史的にも有名で、現在では宇宙センターのロケットの打ち上げなどでも有名な離島です。島内には西之表市、中種子町、南種子町の3つの自治体があり、島最大の繁華街は西之表市、種子島宇宙センターは南種子町にあります。
基本情報:コンビニやスーパーマーケット、飲食店はもちろん、大手家電量販店や大型ドラッグストアなどもあります。特にドラッグストアでは都心部と比べて規模が大きいので、ほとんどの生活必需品を揃えることが可能です。
支援情報:南種子町では移住定住促進補助があり、西之表市では短期お試し住宅で移住交流体験をしながら移住後のイメージを得ることが可能です。(※島内の自治体によって移住支援は異なります。)
交通は不便だが魅力がある秘境離島
青ヶ島(東京都)

画像提供:PIXTA
東京から約360kmの太平洋上に浮かぶ孤島「青ヶ島(あおがしま)」は、世界的にも珍しい二重カルデラや、満天の星空を見ることができ、自然愛好家や探検家、アウトドア派たちが目指す究極の目的地とも言われています。青ヶ島への船は欠航率が高く、さらにヘリコプターの定員もとても少ないことから、選ばれし者だけが上陸することのできる、まさに秘島です。
基本情報:コンビニはありませんが、役場付近の集落には飲食店や民宿などが点在します。
父島(東京都)

画像提供:PIXTA
小笠原諸島にある「父島(ちちじま)」は、離島の中でも平均年齢が若いということが特徴です。東京から船で約24時間とアクセス面での不便はあるものの移住者も多く様々なコミュニティがあり、積極的にイベントに参加するようなアクティブな方に向いています。また、世界自然遺産に登録されている大自然を間近に感じることができるのも小笠原諸島の魅力です。
基本情報:港付近に飲食店やゲストハウスが密集しています。商店やスーパーマーケットはありますが、コンビニはありません。
小呂島(福岡県)

福岡市西区の沖合、玄界灘に浮かぶ「小呂島(おろのしま)」は、船で約65分なので釣り人に人気の離島です。海況によっては船の欠航率が高いため、島へ渡るには天候に注意することが必要です。現在は、地域おこし協力隊として移住した隊員が島で唯一の食堂を2025年7月のオープンに向けて準備を進めています。
基本情報:現在は売店が1軒のみで宿泊施設や飲食店はありません。建設中の食堂では2階に宿泊スペースを完備する予定があるそうです。
トカラ列島・宝島(鹿児島県)

画像提供:PIXTA
トカラ列島で最南端の有人島「宝島(たからじま)」は、鹿児島港から約360km、奄美大島から約90kmのためなかなか思い立ってすぐに行ける離島ではないのですが、サンゴ礁に囲まれた海のエメラルドグリーンと白い砂浜とのコントラストが美しく、トカラ列島で移住者に最も人気のある離島です。
基本情報:コンビニや飲食店はありませんが、観光客用に民宿が数件ほどあります。日用品の購入はインターネット通販や生協を利用する必要があります。
与那国島(沖縄県)

画像提供:PIXTA
日本の最西端に位置する「与那国島(よなぐにじま)」の周辺の海にはまだ解明されていない謎の海底遺跡や、冬のシーズンにはサメの仲間のハンマーヘッドシャークが見られる壮大な海が広がっています。ダイビングなどマリンアクティビティの観光業も盛んな離島です。
基本情報:観光客が多く訪れる離島のため島内には飲食店や宿泊施設が点在し、生活には不便がない程度のものは揃っています。
自転車があれば充分?車いらずの小さな離島

画像提供:PIXTA
全国の離島の中には面積が10km²ほどの小さな有人島があり、そのような離島では車より自転車や徒歩の方が便利な場合もあります。人口が数百人の小さな離島で生活するには、島民とのコミュニケーションがとても重要です。人付き合いが得意な方や、都市部とは異なる人の温かみを求めている方には良いでしょう。
例:女木島(めぎじま、香川県高松市)、沖の島(おきのしま、高知県宿毛市)、玄界島(げんかいじま、福岡県福岡市)、高島(たかしま、佐賀県唐津市)、保戸島(ほとじま、大分県津久見市) など
このような離島への移住を検討している場合は情報が少ないため、管轄している市区町村の移住・定住の担当窓口へ相談すると良いでしょう。
一度は経験したい憧れのリゾートに移住

画像提供:PIXTA
世界遺産や大自然などの観光資源に恵まれ、国内外から多くの観光客が訪れるリゾートアイランドは、日本にもたくさんあります。リゾートホテルやアクティビティ、飲食店などはハイシーズンになると島外からのアルバイトを募集している場合もあり、短期で働きながら移住体験をすることが可能です。
例:宮古島(みやこじま、沖縄県)、石垣島(いしがきじま、沖縄県)、屋久島(やくしま、鹿児島県)、小笠原諸島(おがさわらしょとう、東京都) など
このような離島では、ホテルや飲食店がリゾートバイトを募集していることも多いため、短期アルバイトからお試しで移住体験をしてはいかがでしょうか。
島の求人サイト「島職」では、リゾートバイトの情報や短期アルバイト・パートの情報も掲載されています。
離島移住をきっかけに起業をお考えの方
将来、離島で趣味と仕事を両立しながら暮らしたい、と考えている方もいるのではないでしょうか。離島に移住をする際に起業を検討したい方は、創業支援を活用してみるのも良いでしょう。中でも内閣府が指定をする国境離島では、雇用機会拡充事業として最大600万円の創業に関する補助金を受けることができます。他にも自治体独自の移住支援なども取り入れることで資金面で優遇されることもあります。国境離島を管轄する自治体の創業支援について確認をしてみてはいかがでしょうか。
離島の仕事を探そう
お気に入りの島が見つかると、島暮らしの基盤を作るために仕事を探さなければなりません。前項でご紹介した支援制度を活用して起業やフリーランスで生計を立てる方もいるかと思いますが、独立を目指している方でも地元のネットワークやコミュニティは大切です。そのため地元企業に転職したり、地域おこし協力隊として地域にネットワークを築くことはおすすめです。
離島の仕事情報は一般的な大手求人サイトに掲載されていることは少なく、公益財団日本離島センターや離島地域のハローワークで探すことがほとんどです。他にも、離島専門サイトや地域の移住サイトにも求人情報が掲載されていることもあります。
実は、離島にも優良企業はたくさんあり、その多くが人手不足で悩んでいます。ライフワークバランスのためにも離島へ転職することは選択肢の1つとなりそうです。
最後に
他にも日本には、決して本土とのアクセスが良いとは言えない離島がたくさんあります。移住支援の内容も市区町村によって様々なので、必ず事前に支援内容と手続きについては確認をしておきましょう。
こちらの記事を通して、あなたにとって最適な離島生活を見つけるきっかけになればと願っています♪






