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八重山諸島

【沖縄県・与那国島 離島移住者インタビュー】日本の最西端に魅了された理由

2020.11.13

【沖縄県・与那国島 離島移住者インタビュー】日本の最西端に魅了された理由

初めまして、ゆりぽんと申します。
今回は沖縄の離島が好きな私が、日本の最西端、そしてドラマ『Dr.コトー診療所』の撮影地でもある「与那国島(よなぐにじま)」に移住した友人に、移住の経緯や生活についてインタビューをしました。
与那国島のおすすめスポットも合わせて、ご紹介したいと思います!!

#アンバサダーおすすめ離島 #八重山諸島 #離島移住 #島暮らし
文章・画像提供:りとふる公式アンバサダー ゆりぽん



与那国島とは

沖縄・与那国島_A01_201112

東京から約2,000km離れている与那国島は、東京から1番遠い離島です。お隣の国、台湾からは約100kmほどしか離れておらず、晴れた日には台湾を眺めることができるかもしれません。
最西端に位置しているため、日本で1番最後に沈む夕日を見ることができますよ。

また、与那国島の海にはまだ解明されてない謎の海底遺跡や、冬のシーズンにはサメの仲間のハンマーヘッドシャークが見られる壮大な海が広がります。

島の一周が約24km、斜面が急なところも多いため、島を周るにはレンタルバイクやレンタカーがおすすめです。
私が訪れた時には、自転車で周る強者がいましたが、相当きついはずです…。レンタルバイクやレンタカーは事前に予約して行くことをおすすめします。
無料の与那国生活路線バスが運行しているので、時間が合えばバスを利用するのも良いですね。

沖縄・与那国島_A01_201112

そして馬や牛が放牧されているので、道路を占領されてしまうことが多々あります。これも与那国島らしい風景の1つです。

与那国島へのアクセス

与那国島へは那覇から飛行機で行くか、石垣島へ行き乗り換えて飛行機かフェリーで行くことができます。

【飛行機の場合】
那覇⇔与那国島 1日1便(所要時間 約1時間半)
石垣島⇔与那国島 1日3便(所要時間 約30分)

【船の場合】「フェリーよなくに」
石垣島から週2回、火曜・金曜に出航、与那国島から水曜・土曜に出航しています。(所要時間 約4時間)

私はフェリーで与那国島へ向かったのですが、海が荒れていたこともあり4時間半ほどかかりました。外洋に出るため揺れることが多く、フェリーで行く方は酔い止め薬が必須です!!
時間がある方はぜひフェリーでの島旅に挑戦してみてください!!

与那国島移住者にインタビュー

ここから移住者インタビュースタートです!!

沖縄・与那国島_A01_201112

取材協力・プロフィール

伊藤 素羅(そら)さん
大阪府出身、与那国島に移住して2年目。

 

移住の経緯は?

沖縄・与那国島_A01_201112

中学を卒業して広島・大崎上島にある商船学校に通っていたので、卒業後も離島で暮らしたいという思いがありました。
卒業後、地元で一度は就職しましたが離島ののんびりとした空気感を忘れられず、会社を退職し、旅行で訪れたこともありダイビングもできる石垣島に軽い気持ちで移住しました。
石垣島に家を借りて移住した2日目に、日本の端に行ってみようと思い立ち、日本最西端にある与那国島に旅行へ行きました。そして、とんとん拍子に話しが進み、住み込みの仕事が見つかったため、旅行のはずがそのまま与那国島に住むことになりました。笑

実際に住んでみて?

沖縄・与那国島_A01_201112

ある程度の商店や飲食店はありますが、海峡が悪く船が欠航すると、島に食料が届かないこともあるので、その辺りはとても不便です。そんな時には島から食料が消えます。笑
お店も閉まるのが早いので、少し困る時もあります。
でも、与那国島にしかない魅力的な海があり、人が温かく家族のように接してくれて、とても幸せな気分になります。
魚が釣れたらみんなで食材を持ち寄ってBBQをしたり、サンセットを見ながら港でシュノーケルをしたり、時間に追われることがなくて、沖縄らしい“よんなーライフ”を送ることができます。
そして、ダイビングが趣味なので休日にはダイビング三昧でとても楽しいです。

仕事について

沖縄・与那国島_A01_201112

与那国島に旅行で来て、与那国島に残りたいという気持ちから、その場で宿の方などに声をかけて何か仕事がないか探しました。その結果、住み込みのレストランの仕事が見つかり、3ヶ月ほど働いていました。その時は石垣島にも家を借りていたため、与那国島に住むか石垣島に住むか悩んでいたところ、当時のお客様とのご縁があり、今の仕事を紹介していただき、現在は金融関係の仕事に就いています。
離島あるあるですが、インターネット等ではあまり求人が出ていません。そのため島に直接行って探す方が見つかりやすいと思います。案外、働く人が足りていないところも多いですよ。

与那国の海はどんな海?

沖縄・与那国島_A01_201112

なんと言っても、与那国島にはまだ解明されていない謎の海底遺跡があります。基本はファンダイビングですが、海峡の状況が良ければ体験ダイビングやシュノーケル、そしてグラスボートで見ることができます。
夏はカマストルネードや透明度の高い海を見ることができ、そして、これからの時期はハンマーヘッドシャークを見ることができます。運が良ければハンマーヘッドシャークの大きな群れに遭遇することができるかもしれません。
与那国島は冬がベストシーズンなので、ダイビングされる方はぜひ来てほしいですね。
※与那国島でのダイビングはドリフトダイビングになるため中級・上級者向けです。

伊藤さんからりとふる読者へ一言
日本の最西端で少し遠いですが海や景色など、日本っぽくない自然を感じたくなったらぜひ与那国島へ来てください。一緒に与那国島の人と自然に癒されましょう。



与那国島のおすすめスポット

沖縄・与那国島_A01_201112

ここからは、伊藤さんと私が実際に島内をめぐって決めた、おすすめスポットをご紹介します!!

東崎(あがりざき)

沖縄・与那国島_A01_201112

与那国島の東の端。そこには草原、灯台、与那国馬、崖という風景が広がり、とても壮大で日本にはあまりない風景がここにはあります。
天然記念物のヨナグニウマも放し飼いなので、目の前で写真を撮って観察することもできますよ。
ただ!!!放牧しているので馬や牛の糞が道にたくさんあるため、足元に注意していないと確実に糞の餌食になります。笑

西崎(いりざき)

沖縄・与那国島_A01_201112

日本の最西端。日本で最後に沈む夕日を見られるので、夕日を見る定番スポットになっています。
そして、最西端の碑に行くまでの道にはカジキのモニュメントがあるので、写真を撮ってもかわいいです。

Dr.コトー診療所のロケ地

沖縄・与那国島_A01_201112

ドラマ『Dr.コトー診療所』の撮影で使われた診療所が今も残っているので、写真を撮ってコトー先生気分を味わえます。入場料300円で、建物の中にも入ることができます。ちなみに無人なので箱の中にお金を入れるシステムです。ぜひDr.コトー診療所を観てから与那国島に訪れるのことをおすすめします!!

ティンダバナ

沖縄・与那国島_A01_201112

与那国島の集落の1つ、租納(そない)の街を一望できる標高85mの崖です。サンゴの隆起や侵食によって道のようになっていて、天然の展望台とも呼ばれています。
ティンダバナには犬の形をした岩があるので、ぜひ探してみてください。

与那国馬乗馬体験

沖縄・与那国島_A01_201112

天然記念物のヨナグニウマに乗って、海沿いを散歩したり海に入ったりする乗馬体験ができます。
どの馬が乗る人に合うのか、スタッフさんが選んでパートナーを決めてくれるので愛着が湧いてきます。ヨナグニウマは普段見ている馬よりも小さくて、とてもかわいいです。
また、スタッフさんがずっと一緒に引っ張ってくれるので、初めての方でも安心して乗馬体験をすることができます。

租納港

沖縄・与那国島_A01_201112

租納(そない)集落にある港の海がとてもきれいで、船が浮いているように見えます。この港ではシュノーケルやSUPをしたり、夕方は隣りのビーチのナンタ浜とともに、地元の方の憩いの場にもなってます。

6畳ビーチ

沖縄・与那国島_A01_201112

名前の通り、潮が満ちている時には砂浜が6畳ほどしかないという6畳ビーチ。与那国島にあるビーチの中で1番写真映えする場所!!
下に降りることもできますが、崖を下るようになるので崖の上から写真を撮ることをおすすめします。

ダンヌ浜公衆便所

沖縄・与那国島_A01_201112

ダンヌ浜にある有名な公衆トイレ。トイレ越しに撮る写真がフォトフレームのようになり、その画角には海も入ってとてもきれいです。
ここに行くと、看板猫の黒猫ちゃんがお出迎えしてくれます。

製塩所跡

沖縄・与那国島_A01_201112

久部良バリという場所の横にある製塩所跡が古代神殿のような雰囲気があって、海外を訪れたかのような写真を撮ることができます。海沿いに位置するため、壮大な海も眺められます。



最後に

日本の最西端ということで、なかなか訪れる機会のない与那国島ですが、のんびりとできて、そして壮大な景色や海を見ることができるとても魅力的な島です。
ダイビングもシュノーケルも年中楽しめるので、海好きさんにもおすすめです。私がいつもお世話になっている与那国島唯一のゲストハウスfiestaさんでは、船でシュノーケルツアーもしてくれるのでめちゃくちゃおすすめですよ。
また、1人旅など各地を周った旅人も集まりやすいので、ゆんたくでいろんな話しを聞くことができます。
こんなご時世ですが、落ち着いたらぜひ与那国島を訪れてみてくださいね。

A01

ゆりぽん

国内外を含むと50以上の島々を旅しています。
ダイビングが趣味で、沖縄だけでも31島を訪れています。

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