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島根

隠岐の魅力を詰め込んだ3泊4日の隠岐旅行モデルコースをご紹介!

2022.09.26

隠岐の魅力を詰め込んだ3泊4日の隠岐旅行モデルコースをご紹介!

#島根県 離島 #隠岐 観光スポット #隠岐 絶景 #隠岐巡り
文章・画像提供:moe_matsuiさん



隠岐ってどんなところ?

隠岐諸島_国賀海岸_W02

島根県と鳥取県の県境から北方へ約60kmに位置する島根県に属する隠岐諸島は、4つの有人島と約180の島々からなる島です。4つの有人島は、島前(どうぜん)に属する西ノ島(にしのしま・西ノ島町)、中ノ島(なかのしま・海士町(あまちょう))、知夫里島(ちぶりじま・知夫村(ちぶむら))と島後(どうご)に属する隠岐の島町(おきのしまちょう)に分かれています。

また、2013年には地球科学的に見て重要、あるいは美しい地質遺産を有する自然公園を指す「ユネスコ世界ジオパーク」に認定され、地球が創り出した大自然と古代から暮らしてきた人々の営みを肌で感じることができる、ここにしかない魅力の詰まった島なのです。

1日目:「隠岐の島町」で絶景巡り

9:00 船に乗っていざ隠岐へ

隠岐諸島_W02

本土の島根県松江市にある七類港(しちるいこう)で、まず「片道乗船名簿」を記入して船のチケットを購入します。船は島後行きの「おき」と島前行きの「くにが」があるので、間違えないように気をつけましょう。今回は「おき」に乗船して、隠岐の島町まで約2時間半の船旅の始まりです!

隠岐汽船
運賃:(本土〜隠岐)3,510円(二等客室運賃)

12:00 まずは「MS Home」で腹ごしらえ

隠岐諸島_MS Home_W02

ついに隠岐の島町に到着!まずは西郷港(さいごうこう)の目の前にある「MS Home」で、隠岐の郷土の味を堪能します。隠岐の島町の特産品である藻塩を練り込んだ麺を、鯖だしで食べる「藻塩うどん」をいただきました。さまざまな種類のうどんがあるので、お好みのものをどうぞ。郷土の味でお腹がいっぱいになったら、さあ隠岐旅に出発〜!

◯MS Home
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町中町目貫の四53-4
電話番号:08512-2-3055
営業時間:11:30〜14:30
営業日:火、水、木(大型連休等は変更になる場合もあり)

13:30 まるでジブリの世界「岩倉の乳房杉」

隠岐諸島_岩倉の乳房杉_W02

レンタカーを借りて、隠岐の島町三大杉の1つ「岩倉の乳房杉(いわくらのちちすぎ)」へ。樹齢約800年、樹高約40m、主幹は15本に分岐し、その分岐からさらに大小24個の乳房状の根が垂れ下がっている大杉です。鬱蒼とした森の中にあるその姿はとても神秘的で、まるでジブリのような世界観です。

◯岩倉の乳房杉
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町布施
アクセス:西郷港より車で60分

14:30 島後一の絶景を満喫「白島展望台」

隠岐諸島_白島展望台_W02

岩倉の乳房杉を見学した後は、島後最北端にある白島崎の海岸美を眺めることができる「白島展望台(しらしまてんぼうだい)」へ。風化によって一帯の海岸の岩肌が白みを帯びていることが白島崎の由来なんだとか。どこまでも続く青い海と白い岩肌、緑色の松のコントラストが美しい島後一の絶景スポットです。

◯白島展望台
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町西村
アクセス:西郷港より車で35分

16:00 隠岐の海に癒される「油井前の洲」

隠岐諸島_油井前の洲_W02

白島展望台から車で30分の場所にある「油井前の洲(ゆいまえのす)」へ。こちらは、約2千年前に日本海が湖であった時代の地層でできた、島後で最も広い波食棚(はしょくだな)です。どこまでも浅瀬が続くのでずーっと歩いていけます。また、気象条件が良ければ、ウユニ塩湖のようなリフレクションの絶景が見られるかも。

◯油井前の洲
住所:島根県隠岐郡隠岐の島町油井
アクセス:西郷港より車で50分

17:00 隠岐らしい景色を楽しむなら「那久岬」

隠岐諸島_那久岬_W02

車で10分ほど移動して「那久岬(なぐみさき)」に到着。高台にある展望台からは島前を見渡せます。また、かつては灯台として使用されていた灯篭が今も残っているなど、歴史的な背景を覗くこともできます。那久岬では、展望台から遊歩道を歩いて灯台がある岬の先端まで行くことができます。途中、放牧されている牛に出会ったりと、隠岐らしい景色を楽しむことができるので、ぜひ訪れてみてくださいね。

◯那久岬
住所:島根県隠岐郡隠岐の島那久
アクセス:西郷港より車で40分

18:30 ホテルにチェックイン
西郷港周辺のホテルにチェックイン。隠岐の島町では、西郷港周辺にホテルや飲食店が多く点在しているので、ご飯を食べに行ったり買い出しに行ったりと出かけやすいエリアです。

もっと隠岐の自然を体感したいという方は、ぜひ夕日や星空を見に行ってみてください!隠岐の島町にはいくつかの夕日スポットがありますが、1番有名なのは「ローソク島」です。ローソクの形をした岩の先端に夕日が重なると、まるで火を灯したローソクのように見える奇跡の絶景です。遊覧船で鑑賞(予約必須)するのがおすすめですが、その日の気象条件や海の状況によって出港できるかは当日に決定します。万が一、出港ができなかった時のために、他のプランも考えておくと良いでしょう。「ローソク島」以外にも、「油井前の洲」や「那久岬」で鑑賞する夕日もおすすめですよ。

隠岐諸島_W02

せっかくなら星空もぜひ見に行ってみてくださいね。街中では見ることができない満点の星空に感動です!ただ、街灯がない道路もあるので、夜の運転は十分に気をつけましょう。



2日目:「知夫村」で大自然に魅了される

8:30 フェリーで知夫村へ

隠岐諸島_W02

まだまだ隠岐の島町を旅したい気持ちもありますが、隠岐旅2日目は知夫村を巡ります。1日目に利用した「西郷港」から知夫村の「来居港(くりいこう)」までの乗船券を購入して船に乗り込みます。2時間20分の長旅なので、私は軽食を買って船内で朝ごはんを食べました。島後〜島前間の運賃は一律3,050円です。

◯隠岐汽船
運賃:3,050円(島後〜島前)

10:50 知夫村に到着

隠岐諸島_W02

レンタカーを受け取り、大自然を巡りに行ってきます!知夫村は隠岐にある4つの有人島の中で最も人口の少ない島で、手付かずの自然が多く残っている地球の鼓動を肌で感じられます。島では人よりも放牧されている牛を多く見るくらい、のんびりとした時間が流れています。もしも運転中に牛に道をふさがれた場合は、牛が通過するのを気長に待ちましょう。これも隠岐旅の醍醐味です。

11:45 360度の絶景すぎる「赤ハゲ山」

隠岐諸島_赤ハゲ山_W02

知夫村の最高峰「赤ハゲ山(あかはげやま)」に到着!標高325mの山頂からは、360度のパノラマビューを楽しめます。見渡す限りの絶景と放牧されている牛たちの景色が最高に気持ちいいです。知夫村の観光では絶対に外せないスポットです。ちなみに、島内には飲食店が少ないこともあり、事前に購入していたお弁当を山頂でいただきました。

◯赤ハゲ山
住所:島根県隠岐郡知夫村赤ハゲ山
アクセス:来居港より車で25分

14:00 地球の鼓動を感じる「赤壁」

隠岐諸島_赤壁_W02

赤ハゲ山から車で15分の場所にある「赤壁(せきへき)」へ。島の西側一帯を約1kmにわたって削り取られた断崖絶壁が続き、火山の噴火と海岸の侵食によって造り出されたダイナミックな風景には圧巻です。名前の通り真っ赤な断崖が続き、他では見ることができない自然の力を目の当たりにした絶景です。

◯赤壁
住所:島根県隠岐郡知夫村赤壁
アクセス:来居港より車で20分+徒歩5分

15:00 無人島「島津島」へ渡ってみよう

隠岐諸島_島津島_W02

島津島(しまづしま)は知夫里島の東側に位置する無人島ですが、「お松橋」と呼ばれる橋が架かっているので渡ることができます。橋は車や自転車では通行不可のため歩いて渡ります。海岸沿いには遊歩道が整備されているので、隠岐の景色を楽しみながらお散歩するのも良いでしょう。海が透き通っていて本当にきれいです。

◯島津島
住所:島根県隠岐郡知夫村薄毛
アクセス:来居港より車で15分

16:00 西ノ島町へ移動
これで知夫村とはお別れし、ホテルにチェックインをするために次の目的地へ。島前3島を繋ぐ内航船「どうぜん」に乗船し、西ノ島町の「別府港(べっぷこう)」へ向かいます。

フェリーどうぜん
運賃:300円(島前3港間)

17:00 ホテルにチェックイン

隠岐諸島_W02

西ノ島町に到着したら、レンタカーを借りてホテルへ向かいます。ホテルで少し休憩をしたら、夕日を見に「赤尾展望所(あかおてんぼじょ)」へ。目の前に遮るものが何もなく、水平線に沈んでいく夕日をいつまでも見ていられました。西ノ島町にも夕日や星空を眺められるスポットがたくさんあるので、体力に余裕がある方はぜひ見に行ってみてくださいね!

◯赤尾展望所
住所:島根県隠岐郡西ノ島町浦郷
アクセス:別府港より車で30分



3日目:「西ノ島町」で絶景とアクティビティを楽しむ

9:00 わくわくのシーカヤック体験

隠岐諸島_シーカヤック_W02

午前中は予約をしていたシーカヤック体験をします。シーカヤックは初めてでしたが、スタッフの方が丁寧に教えてくれるので問題ありませんでした。船では辿り着くことができないような、透き通った海と海藻のコントラストが美しい秘境や洞窟探検などに連れて行ってくれます。気軽に隠岐の海を満喫できるのでおすすめのマリンアクティビティです。

クラブノア隠岐
住所:島根県隠岐郡西ノ島町美田3078-12
アクセス:別府港より車で10分
料金:6,500円(シーカヤック)
所要時間:2時間程度(要予約)

14:00 一度は訪れたい絶景「摩天崖」

隠岐諸島_摩天崖_W02

アクティビティを終えて少しお昼休憩をしたら、西ノ島町一の絶景スポット「摩天崖(まてんがい)」へ。巨大なナイフで垂直に切り取ったような断崖絶壁が有名で、まるで日本じゃないような大自然の景色に圧巻です。周辺一帯では牛や馬がのんびりと草を食べる姿も見られます。一生に一度は訪れたい絶景スポットです。

◯摩天崖
住所:島根県隠岐郡西ノ島町浦郷
アクセス:別府港より車で25分

16:00 隠岐を代表する景勝地「国賀海岸」

隠岐諸島_国賀海岸_W02

こちらも西ノ島町で絶対に訪れたいスポット「国賀海岸(くにがかいがん)」。ユネスコ世界ジオパークに登録された、隠岐を代表するダイナミックな景色が見られます。海岸の入江に突如現れる「国賀神社(くにがじんじゃ)」や天然の岩でできた架け橋「通天橋(つうてんきょう)」など、見どころがたくさんあります。
実は、先ほどの「摩天崖」から「国賀海岸」までは絶景を眺めながらハイキングを楽しむこともできるんです!所要時間は片道約1時間半ですが、効率的に回りたい方は車での移動がおすすめです。

◯国賀海岸
住所:島根県隠岐郡西ノ島町浦郷
アクセス:別府港より車で20分

18:30 夕日が絶景すぎる「摩天崖」

隠岐諸島_摩天崖_W02

この日は夕日がきれいに見られそうだったので、「摩天崖」に戻って夕日鑑賞をすることにしました。ちょうどマジックアワーで、絶景があたり一面に広がっていました!西ノ島町の日の入り時刻の目安は、夏が18:30〜19:30頃、冬が17:00〜18:00頃です。

20:00 ホテルにチェックイン

隠岐諸島_国賀荘_W02

夕日を鑑賞し終えたら、ホテルへ向かいます。今回宿泊したホテルは「国賀荘」。隠岐で獲れた魚介をふんだんに使った夕食をいただきました。夕食を食べたら、明日の旅に備えて就寝です。ついに明日が最終日です。



最終日:サイクリングで「海士町」巡り

10:50 内航船に乗って「海士町」へ
隠岐旅の最終日は「海士町」を巡るため、内航船「いそかぜ」に乗船して西ノ島町「別府港」から海士町「菱浦港(ひしうらこう)」へ移動します。

11:00 まずは自転車をレンタル

隠岐諸島_W02

4日目の最終日はサイクリングで海士町を巡ります。船を降りてすぐの場所にある「キンニャモニャセンター」で、電動サイクルを3時間レンタルしました。シティサイクル、電動サイクル、e-bikeがありますが、台数が限られているので事前に予約しておくと安心です。本土へ帰る船が西ノ島から出発するので、海士町に滞在できるのは約2時間。そのため効率良く回れるように電動アシストにしました。

◯キンニャモニャセンター
住所:島根県隠岐郡海士町菱浦
レンタサイクル:1,200円/3時間(電動アシスト付き自転車)

11:40 ハート岩を発見!「明屋海岸」

隠岐諸島_明屋海岸_W02

それでは、サイクリングスタート!のどかな田舎の風景を抜けて、まず最初に向かったのは「明屋海岸(あきやかいがん)」。こちらでは、ある角度から見ると岩がハート型にくり抜かれたように見える「ハート岩」があることで有名です。赤壁とエメラルドグリーンのコントラストがとってもきれいですね。

◯明屋海岸
住所:島根県隠岐郡海士豊田
アクセス:菱浦港より自転車で30分(車は15分)

12:30 田んぼの中にポツン「宇受賀命神社」

隠岐諸島_宇受賀命神社_W02

次に向かったのは、「宇受賀命神社(うづかみことじんじゃ)」。明屋海岸からは自転車で20分ほどの距離にあります。田園風景の中に突如現れる神社と神社へ続く一本道が絶景すぎて見惚れてしまいました。隠岐独自の神様が祀られていて、家内安全や縁結び、安産の神様として昔から島民の信仰を集めていたんだとか。

◯宇受賀命神社
住所:島根県隠岐郡海士宇受賀
アクセス:菱浦港より自転車で20分(車は15分)

13:20 「レインボージェット」に乗船
とうとう、隠岐諸島から本土へ帰る時間になってしまいました。西ノ島町の別府港発の高速船「レインボージェット」で本土へ帰るため、まずは、内航船「いそかぜ」に乗って海士町(13:21発)から西ノ島町(13:28着)へ移動します。レインボージェットの出発まで少し時間があるので、フェリーの待合所でお土産を買ったりして待ちました。
そしてついに、西ノ島町(14:12発)からレインボージェットに乗って本土の七類港(15:12着)へ帰ります。フェリーだと2時間半かかる距離を、高速船だとたった1時間で移動できるのであっという間に着いてしまいます。

◯隠岐汽船
料金:6,680円(隠岐〜本土)

最後に

隠岐諸島_W02

隠岐諸島3泊4日の島旅はいかがだったでしょうか。隠岐には魅力がありすぎて、今回の旅では訪れられなかった場所もまだまだたくさんあります。一度訪れたら絶対に好きになる島なので、ぜひ大自然を味わいに隠岐を訪れてみてくださいね!きっと隠岐の虜になりますよ。

 

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