日本各地の「猫島」11選!島のニャンコに癒されたい猫好きさん集まれ!
猫好きさんにとってたまらない「猫島」が、全国にあるのをご存知ですか?そんな猫があちこちで暮らしている「猫島」は、人の数より猫が多かったり、猫を守護神として祀っているなど猫好きさんの聖地となっている島です。近年では、外国人観光客の人気スポットにもなりつつあります。そこで、全国各地の「猫島」をご紹介します!
#岡山県六島 #愛媛県青島 #猫島 #島猫 #癒し旅 #女子旅
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2019年9月10日現在の記事
2022年2月22日再編集
Contents
猫島とは?

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どこか特定の島を指す言葉ではなく、島全体に猫が多く、人口に匹敵する、もしくは超えるほどの猫の割合が多い島を「猫島」と呼んでいます。のんびりとした海沿いの町に人と猫とがうまく共存しながら、思い思いに暮らす猫たち。そんな光景を目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
田代島(宮城県石巻市)

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宮城県石巻市の牡鹿半島の先端近くにある「田代島(たしろじま)」。人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとも言われ、近年は“猫の島”、“マンガの島”として知られています。
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島の中央には猫神社があり、「猫神様」が祀られているほど猫をとても大切にしています。
また、島内へは猫の天敵になる犬(身体障害者補助犬や警察犬、災害救助犬は除く)の持ち込みが禁止されています。
宮城県石巻市田代島
アクセス:JR石巻駅から旧北上川河口発着所までバスで約10分、船で約43分
江の島(神奈川県藤沢市)

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神奈川県藤沢市にある湘南海岸から相模湾へ突き出た「江の島(えのしま)」。都心からもアクセスしやすく、湘南を代表する観光名所です。

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江の島の猫たちはもともとは捨て猫でしたが、島民がかわいがって世話をして育てられたため、人には慣れていて怖がらない地域猫です。島内には、神社や灯台、おしゃれなカフェやパワースポットなどがあるので、たっぷりと1日遊ぶことができます。
神奈川県藤沢市江の島
アクセス:小田急片瀬江ノ島駅から徒歩で約10分
沖島(滋賀県近江八幡市)

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滋賀県の琵琶湖の沖合から約1.5kmに浮かぶ「沖島(おきしま)」。日本唯一の淡水湖の有人島で、猫が多いことでも有名です。
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島内の道路には信号機がなく、自動車も一台もないため、島内では猫たちが交通事故に遭う危険性も低く、安心して暮らしています。

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沖島の猫たちは、野良猫として毎日をのんびりと暮らしています。漁業が盛んな沖島では、魚が手に入りやすく猫にとって最高の環境です。
滋賀県近江八幡市沖島町
アクセス:近江八幡駅北口から堀切港までバスで約32分、船で沖島港まで約10分
六島(岡山県笠岡市)

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岡山県の最南端にある笠岡諸島の離島「六島(むしま)」。“灯台と水仙の島”として有名ですが、島内のあちらこちらに道案内をする猫の看板があり、実は猫島としても有名です。
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海岸沿いの防波堤には香川県の島名やかわいらしい絵が描かれていて、島に住む猫たちと一緒に海をバックに写真を撮るのが人気です。のんびりと穏やかな六島の雰囲気をより一層感じることができそうですね。
岡山県笠岡市六島
アクセス:笠岡駅から徒歩約3分、笠岡港から六島(前浦港)まで約60分
青島(愛媛県大洲市)

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瀬戸内海に浮かぶ、愛媛県大洲市の「青島(あおしま)」。今ではすっかり“猫島”として有名になりました。

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島民の減少によって、飼い猫だった猫たちが野良猫化しましたが、今は地域猫として、島民の方が世話をしています。
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青島には、「青島での約束」がルールとして定められていて、エサやりは指定のエサ場であげること、ゴミを持ち帰ること、島民の暮らしを乱さない、などの決まりがあります。
愛媛県大洲市長浜町青島
アクセス:長浜港から船で約45分
佐柳島(香川県多度津町)

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瀬戸内海の中央に浮かぶ「佐柳島(さなぎしま)」。港のコンクリートの岸壁をジャンプする猫を目当てに、毎年多くの観光客が訪れています。プロのカメラマンが撮影に訪れるほど、話題のジャンプする猫たちは、2つの集落のうち、南の本浦港で見ることができます。

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島民の敷地内など迷惑をかける場所でなければ、エサやりなどは禁止はされていません。
香川県仲多度郡多度津町佐柳
アクセス:多度津港から船で約50分
男木島(香川県高松市)

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瀬戸内海に浮かぶ、人口わずか160人程度の小さな島の「男木島(おぎじま)」。猫島としても有名ですが、ダイビングスポットとしても人気の島です。
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島内には、3年に1度、瀬戸内海エリアで開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の作品が残されていて、不思議な現代アートが点在しています。猫たちと一緒に、現代アートも楽しむことができます。
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むやみに猫が増え、悪影響が出ないようにするため、観光客によるエサやりは禁止されています。
香川県高松市男木町
アクセス:高松港から船で約40分
藍島(福岡県北九州市)

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福岡県北九州市の沖に浮かぶ「藍島(あいのしま)」。福岡県には「あいのしま」という名前の島が2つあり、どちらも猫島として有名です。(※「相島(あいのしま)」については次でご紹介しています。)

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釣り人にも人気の藍島には民宿や商店もあり、手ぶらでも安心な離島です。島内にある案内版では「餌はいらニャいよ!」「追いかけてこニャいで」とかわいく注意喚起がされているので、ルールを守って楽しんでくださいね。
福岡県北九州市小倉北区藍島
アクセス:小倉港より船で約35分
相島(福岡県新宮町)

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福岡県新宮町の沖合約8km、玄界灘に浮かぶ「相島(あいのしま)」。日本書紀や万葉集にも登場するほど歴史が深い島で、今では“猫島”として全国的に有名です。
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相島には、出会うと恋愛が叶うと言われている「クロイチ君」という猫がいます。黒い毛並みの首元に白いハートマークがあることから、恋愛成就ができるかもしれないと言われるようになりました。

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相島は、2013年に発表された、アメリカCNNの“世界6大猫スポット”に選ばれました。
福岡県糟屋郡新宮町大字相島
アクセス:新宮港より船で約17分
湯島(熊本県上天草市)

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上天草市と島原半島のほぼ中心、有明海に浮かぶ「湯島(ゆしま)」。かつて、天草・島原の戦いの際に島原と天草の一揆軍が戦略会議をしたことから“談合島”とも呼ばれています。

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今では、島内のいたるところに「neko」の看板が設置されるくらい、多くの猫がいます。
歴史もあり、港付近には民宿や食事処もあるので、日帰り観光にちょうど良い猫島ですよ。
熊本県上天草市大矢野町湯島
アクセス:江樋戸港より船で約25分
深島(大分県佐伯市)
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大分県最南端に浮かぶ離島「深島(ふかしま)」。周囲約4kmと小さな島ですが、約100匹もの猫たちが暮らしていて、テレビ番組などで知った観光客が訪れています。
島内にはスーパーや自動販売機はなく、カフェと宿泊施設が1件のみあります。島全域が国定公園に指定されている豊かな島を猫たちとお散歩してみてはいかがでしょうか。
大分県佐伯市蒲江大字蒲江浦
アクセス:蒲江港より屋形島経由で約30分
最後に
全国の「猫島」として有名な11島をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。のどかな風景の中で暮らす猫たちは、島民の方の愛情が注がれ、のんびりと暮らしています。地域のマナーを守って、猫たちにも島民にも優しい癒しの旅をぜひ満喫してくださいね。