広島
【広島県・江田島 離島移住者インタビュー】やりたいことをできる島暮らしの幸せ
広島市沖に浮かぶ「江田島(えたじま)」。広島市内から船で約30分、車で約1時間30分とアクセスが良く、アウトドアスポーツや観光、特産品に恵まれた魅力的な離島です。今回はそんな江田島にUターンをされた早稲田ご夫妻にお話しを伺いました。
取材協力・プロフィール
早稲田 圭さん、江田島市出身。慶乃(よしの)さん、広島市安佐南区出身。りゅうちゃん(2才)。
2019年2月に江田島市にUターンし独立。設計のお仕事と民宿を営む。
#瀬戸内 #能美島 #かきしま海道 #江田島 移住 #江田島 島暮らし
画像提供:早稲田 圭さん
江田島に移住するまでの経緯とは?
妻とは広島市で出会い、その後転勤で横浜との遠距離恋愛を経た後に結婚をして横浜で新婚生活を過ごしていました。ただ、島育ちの私にとっては都会での生活は何でも手に入るがゆえに、不要な買い物をしてしまったり、物価も高く、ライフスタイルが合わなかったこともあり、子どもが生まれたのをきっかけに独立し、2019年の2月にUターンで江田島に移住をしました。
移住をするために準備したことは?
私はもともと江田島が地元ということもあり、特に準備するものはなかったですね。実家とは別に新たに空き家を購入したのですが、購入した家に住めるようになるまでの間、仮の住居になる賃貸物件がなかなか決まらなかったという問題がありました。私の場合は実家の両親の知り合いに頼み、たまたまコワーキングスペース近くの物件に住むことができました。これから移住の準備を考えている方は、あらかじめに住居を探しておいた方が良いと思いますね。
移住にあたって自治体の支援などは?
まず、移住するための空き家探しで江田島に来る場合は、江田島までの交通費や宿泊料金の補助がありました。他には空き家購入時に購入額の10分の1(上限30万円)までの補助と、空き家の修繕にも補助がありました。私の場合、空き家を購入したのでこれらの補助金を活用しましたね。
どのようなお仕事をしているの?
私は、パソコンにCADというシステムソフトを入れてあれば、どこでも仕事は可能です。設備やプラントなどの設計をしていて、設計会社から業務も請け負っていますね。他には、購入した自宅をリノベーションして、今年3月に1日1組限定の民宿をオープンしました。
江田島の魅力とは?
夏にはSUPやカヌー、ウェイクボードなどのマリンアクティビティが盛んです。江田島へは広島市内から船で25分~40分なので交通の便も良いと思います。夏以外でもハイキングやサイクリングなど、島の楽しみ方はたくさんありますよ。
Uターンをしてみて変化は?
島を出るまではのんびりと暮らす田舎のイメージでしたが、最近は若い人たちが増えてきていますね。移住者と地元の方が一緒になって、地域活性につながるイベントなどもたくさん運営しています。移住した当初は、毎週のようにイベントに参加していましたよ。妻と息子と一緒に、現在は充実した日々を江田島で送っています。
移住して良かったこと、不便なことは?
まず移住して良かったと思うことは、島ならではの暖かいコミュニティーや自然の中で子育てをできる島暮らしの魅力ですね。後はなんと言っても私自身がやりたいと思っていたことができるという環境ですね。民宿などの仕事もですが、妻も毎日のようにSUPやヨガを楽しんでいる姿を見て、家族の生活も充実していると感じます。
もともと地元なので、江田島での生活に不便さは感じていませんが、これから移住する人にとっては住宅探しに不便を感じるかもしれませんね。良い条件の空き家が少ないことが問題ですね。空き家の登録はあるのですが、車を停められなかったりする物件など、やはり条件に合う物件数が少ないイメージです。
今後の島暮らし計画は?
現在は民宿で食事の提供をしていません。今後は飲食の許可を取り、今年中には民宿にカフェなどの飲食スペースをオープンさせたいですね。夕食ができるお店は島内にもたくさんあるのですが、朝食はなかなか難しいので、宿泊者には朝食をぜひ提供したいと考えています。観光で島に来られた方でも気軽に利用できるような場所を提供したいですね。
また、妻はSUPヨガのインストラクターの資格を取る準備をしています。宿泊者や観光客、友人が遊びに来た時にアクティビティとして楽しんでもらえたら嬉しいですね。
最後にPRや、りとふる読者へ一言
実際に広島に住んでいる方でも、江田島を知らない方は意外に多いです。マリンアクティビティやハイキングなどの自然を楽しむことができて、牡蠣などの特産品もあるので、江田島の魅力を多くの方に知ってもらいたいですね。広島市内からでもすぐに遊びに行くことができる江田島へ、ぜひお越しください。