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沖縄本島周辺

伊平屋島のシンボル「念頭平松」沖縄2大名松で知られるリュウキュウマツ

2022.06.07

伊平屋島のシンボル「念頭平松」沖縄2大名松で知られるリュウキュウマツ

沖縄県最北端の有人島「伊平屋島(いへやじま)」には巨大なリュウキュウマツ「念頭平松(ねんとうひらまつ)」があり、久米島(くめじま)の五枝のマツとともに“沖縄2大名松”として知られています。多くの島々のある沖縄県の中でも貴重な樹齢およそ280年とも言われる伊平屋島の観光名所、国指定天然記念物「念頭平松」の見どころや行き方についてご紹介します。

#沖縄 離島 #沖縄本島周辺離島 #伊平屋島 観光 #観光スポット
撮影:りとふる編集部



伊平屋島について

伊平屋島_腰岳展望台
沖縄本島北部に浮かぶ、沖縄県最北端の有人島「伊平屋島(いへやじま)」。カラフルな珊瑚礁やきれいな海と真っ白な砂浜が有名で、シュノーケリングをする人やダイバーたちに人気がある自然豊かな離島です。
また、伊平屋島の魅力は海だけではなく山がいくつも連なっていて、6つもある標高200m級の山々は高低差に富んで高台から見渡す景色も絶景です。那覇からバスや車で沖縄本島を北上し、さらに船で渡る必要があるため、アクセスしづらく思えるところも秘境感があって人を惹きつけています。

「念頭平松」とは

伊平屋島_念頭平松_220607

伊平屋島の北部にある田名(だな)集落の北には、枝を広々と広げた大きな1本のリュウキュウマツ「念頭平松(ねんとうひらまつ)」があります。樹齢は約280年と言われる大きな松で、沖縄県内の中でも樹齢280年を超えるものは久米島(くめじま)の五枝のマツと、この「念頭平松」しか残っていないと言われ、“沖縄2大名松”として知られています。平成28年(2016年)3月には国指定天然記念物となり、新日本の銘木100選にも選ばれるなど、伊平屋島のシンボル的存在です。

伊平屋島_念頭平松_220607

松の木がまるで傘のように横に広く育つのはめずらしいそうで、見る角度によって様々な景色を楽しむことができますよ。写真で見るよりも実物はより大きく見え、後ろの山々の景色も相まって、とても穏やかで落ち着く雰囲気の景色の良いスポットでした。また、「念頭平松」には、言い伝えが残されているので、興味のある方は調べてみてくださいね。

伊平屋島_念頭平松_220607

「念頭平松」の後ろには大きな山々が、反対側にはサトウキビ畑を挟んで海が広がっています。「念頭平松」の周りは公園として整備されているので、のんびりと休憩するのにもおすすめです。

天巌戸神社の御神木

伊平屋島_念頭平松_220607

「念頭平松」のすぐ横には、2017年に建立された「天巌戸神社(あまのいわとじんじゃ)」があります。こちらは、さらに北にある聖地「クマヤ洞窟」まで祈りに行くのが大変という参拝客のために建てられた神社で、御神木は「念頭平松」とされています。伊平屋島・沖縄でとても大切にされている聖地である「クマヤ洞窟」に縁のある神社の御神木にされるということからも、「念頭平松」が伊平屋島で大切にされていることがよく分かりますね。



「念頭平松」への行き方

フェリーが到着する伊平屋島の前泊港から車で約10分、田名集落を通って両脇に畑を眺めながらさらに北へ進んでいくと、「念頭平松公園」の看板が現れたら到着です。朱い屋根の東屋がいくつか建っている場所に駐車場があります。

伊平屋島の行き方

伊平屋島へは、沖縄本島北部の今帰仁村にある運天港からフェリーで約1時間20分の船旅で渡ることができます。那覇から運天港までは、バスまたはレンタカーで行き、民間の駐車場に停めるのが一般的です。

伊平屋島の詳しい行き方については、こちらの「伊平屋島・野甫島への行き方」をご覧ください。

念頭平松

沖縄県伊平屋村田名

 

最後に

伊平屋島のシンボル「念頭平松」についてご紹介しました。写真で見るよりも実物の大きさや景色の良さに驚くかもしれません。歴史ある伊平屋島で200年以上もこの地に根付いているリュウキュウマツを、ぜひ実際に訪れて眺めてみてくださいね。

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