鹿児島
奄美周辺の小さな島々をめぐる島旅♪加計呂麻島・請島・与路島とは?
奄美大島の南部に浮かぶ「加計呂麻島(かけろまじま)」、「請島(うけじま)」、「与路島(よろじま)」の3つの有人島をご存知でしょうか。これらの島々は奄美大島を経由して、船でしか行くことができない2次離島なので、島の自然をゆっくりと楽しむ離島の中の離島と言えます。今回はこちらの3島の魅力を地区別にご紹介します。
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アイキャッチ画像提供:PIXTA
加計呂麻島について
島のいたるところに点々と小さな集落があり、約1,200人が暮らしている「加計呂麻島(かけろまじま)」。面積は77.39km²と広く、公共バスの便数も少ないため港付近でレンタカーやレンタバイク、レンタサイクルなどをおすすめします。奄美大島の古仁屋(こにや)港からフェリーで行けば、島内に車で乗り入れることも可能です。奄美大島での観光はレンタカーを利用する方が多いので、そのままフェリーに車を載せて加計呂麻島へ行くと便利です。
諸鈍地区
加計呂麻島の生間(いけんま)港から徒歩で約20分の場所にある、諸鈍(しょどん)の集落。諸鈍地区には巨大で美しい「諸鈍デイゴ並木」があり、5月末頃になると満開に咲いているデイゴの花を見るため、観光客に人気のスポットです。
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「男はつらいよ」の最終回のロケ地となった「リリーの家」。こちらに宿泊することもできるので、諸鈍長浜の美しい海とデイゴ並木に囲まれて、のんびりとした時間を楽しむのはいかがでしょうか。
諸鈍のデイゴ並木についてはこちら
渡連地区
渡連(どれん)地区にある、人気のビーチ「渡連海岸」。透明度が高く美しい海では、シュノーケルやシーカヤックなどのマリンスポーツが盛んで、夏にはビーチバレーやバナナボート体験などを楽しめるマリンフェスタの会場としても使用されています。
「渡連海岸」から東へ約3kmほどの場所にある「安脚場(あんきゃば)展望台」。展望台からは、大島海峡の絶景を望むことができます。散歩道も整備されているので、絶景の展望台までウォーキングをしてみてはいかがでしょうか。
「安脚場展望台」についてはこちら
西阿室地区
加計呂麻島のほぼ中央に位置する西阿室(にしあむろ)の集落。迫力のある大きなガジュマルは、於斉(おさい)の集落や武名(たけな)の集落にもありますが、西阿室の集落ではカトリック教会や厳島神社などもあるため、他の集落とは異なる雰囲気を味わえます。
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西阿室集落の東にある「グリ山展望台」。展望台からは、西阿室の集落と美しい海岸を一望できるおすすめのフォトスポットです。
請島について
池地(いけじ)と請阿室(うけあむろ)の2つの集落からなる、小さな島「請島(うけじま)」。島内には、それぞれの集落に民宿が1軒ずつありますが、飲食店や商店などはありません。飲み物などは事前に準備しておくと良いでしょう。
池地地区
池地集落の裏には請島最高峰、標高398mの大山があり、大山の頂「ミヨチョン岳」までの登山が可能です。山には貴重な野生動植物が多く生息しているため、2週間前までに入山申請を提出しなければなりません。ハブも生息しているため不注意に森などには入らず、ガイドさんに案内してもらいましょう。
与路島について
面積9.35km²、港付近の与路集落に約80人が暮らしている「与路島(よろじま)」。港付近には数件の民宿がありますが商店や飲食店などはないため、与路島を訪れる時も、飲み物などは事前に準備しておくと良いでしょう。与路島はハブが生息していることでも有名で、集落のいたるところにハブ避けの棒が立てかけてあるので、ハブには注意をしましょう。
与路地区
サンゴの石垣で造られた塀が美しい与路の集落。離島感が漂う雰囲気で、のんびりと散策を楽しむことができます。集落からは沖に浮かぶ、砂浜が丘のようにせり上がっている景観が美しい無人島のハンミャ島を望むことができます。上陸するには事前に許可が必要ですが、集落からでも十分に美しさが伝わります。
最後に
奄美大島から渡ることができる3つの島々はいかがでしたか。それぞれの島には奄美大島の古仁屋港からのフェリーや海上タクシーで行くことができます。中でも加計呂麻島は観光客も多く訪れるため、島内に飲食店や民宿、ゲストハウスなどがありますが、請島と与路島は観光客の少ない2次離島のため、食料や宿泊施設などは事前に準備をしましょう。では、ぜひ島旅を楽しんでくださいね。