鹿児島
奄美大島と屋久島を周遊!鹿児島の2つの世界自然遺産を巡る船旅♪
奄美大島・徳之島が世界自然遺産に登録されたことで、屋久島と合わせて国内で唯一、2つの世界自然遺産がある都道府県となった鹿児島県。そこで今回は、世界自然遺産のある離島「奄美大島」と「屋久島」を周遊して自然や文化を体感すべく、女子旅に行ってきました。観光スポットやグルメ、ホテルはもちろん、旅行の準備段階から交通手段までご紹介します。こちらを参考に、ぜひ実際に訪れて、魅力満載の奄美大島と屋久島を満喫してくださいね。
#鹿児島離島 #世界遺産 #アイランドホッピング
撮影:りとふる編集部
Contents
2つの世界自然遺産の島をフェリーで周遊!
鹿児島県は有人離島だけでも27の島がある日本有数の離島を有する県で、国内で唯一2つの世界自然遺産がある都道府県です。今回は奄美大島から直行で屋久島へ寄港するフェリーで移動をしました。
フェリーで行く!奄美大島から屋久島へ船旅♪
奄美大島から屋久島に行くフェリーは完全予約制で、予約がない限り運航しないそうなので、利用する予定がある場合は必ず事前に予約をしてください。2021年度は4月から12月の金曜日のうち、限られた日しか運航がなく、今回は満席でした。屋久島寄港に関しては、半年前から仮予約ができるので、予定が決まった方はなるべく早めに予約をすると安心です。
奄美大島(名瀬港)~屋久島(宮之浦港)…約7時間半(上り便:沖縄発鹿児島行きに乗船)
奄美大島から屋久島へのフェリーについてはこちら
ちなみに2021年現在、奄美大島と屋久島を結ぶ飛行機は就航していないので、フェリーの運航がない日程でアイランドホッピングをする際は、飛行機で鹿児島本土を経由する必要があります。実際に飛行機に乗っている時間は短いですが、フェリーよりも運賃が高く、乗り継ぎの時間なども必要なので、日程を調整できる方はフェリーの運航予定に合わせて計画するのも良いですね。
奄美大島から屋久島へは初めての船中泊でドキドキでしたが、奄美大島を出発してから約7時間半、寝ている間に気付けば屋久島に到着です。
フェリーの中は乗船券によって様々な種類の部屋に分かれていて、今回は寝台の部屋に泊りました。船内にはシャワーや自動販売機、パブリックスペースも設けられているので、部屋から出て風を浴びたり、好きな場所で過ごしたりすることもできます。パブリックスペースには無料Wi-Fiもあるので、インターネットを利用することもできました。
※Wi-Fiは陸上の電波を受信している為、海上では通信状態が変動しやすく、通信が途切れる場合があります。(マルエーフェリー株式会社HPより)
天候によっては揺れることもあるので、事前に酔い止め薬の準備をお忘れなく。私はよく船酔いをしますが、今回は船酔いをする前に寝付けたので、屋久島に到着する時は船酔いもなくすっきりでしたよ。
屋久島には早朝に着きますが、縄文杉トレッキングなど、早朝のツアーも多いので、効率良く時間を使って楽しめますね。実際に登山の格好をした乗客も多かったですよ。
早朝に屋久島到着!その後の過ごし方は…?
屋久島には朝5時ごろ到着します。今回は、港から歩いて5分ほどの「THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST」さんに移動して、朝食がとれるお店が開くまで仮眠をさせていただきました。朝5時から大浴場を利用できるので、体も気持ちもすっきりできますよ。チェックイン前でも荷物を預かってもらえるので、身軽な格好で観光ができるのもうれしいですね。
ちなみに2021年11月現在、新型コロナウイルス感染防止対策のため、一般の日帰り入浴は休止していますが、予約をすれば早朝のフェリーで到着した方のみ日帰りでも利用ができるそうです。ほかにも、屋久島には朝から日帰り入浴を楽しめる施設があるので事前に調べてみてくださいね。
THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST
TEL:0997-42-0175 公式ホームページ
初めての島旅にもぴったり!
奄美大島のおすすめの観光・アクティビティ・グルメ・ホテル
奄美大島とはどんな島?
2021年7月26日に『奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島』が世界自然遺産に登録されました。奄美大島はエジプトのカイロなどと同じ緯度に位置し、砂漠などの乾燥地帯が多い亜熱帯気候に属していますが、黒潮などの影響で雨が多い珍しい島で、貴重な動植物が生息していることから生物多様性が評価されました。アマミノクロウサギなど、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。また、奄美大島には歴史的背景から琉球王朝の文化と薩摩藩など鹿児島の文化の影響を受けつつ独自に発展してきた文化があり、食や伝統工芸品、言葉のイントネーションなど、旅をする中でもその文化を感じることができます。
奄美大島のおすすめ観光スポット
海がきれいで森も近く、珍しい動植物を見ることができ、また、独自の文化が受け継がれている奄美大島。奄美空港から名瀬にかけて、実際に訪れた順番に沿っておすすめの観光スポットをご紹介します。ほとんどのスポットへ20分ほどで移動できるルートを選んでいるので、参考にしてみてくださいね。
土盛海岸
奄美空港から車で10分ほどのとてもきれいな海が見えると定評のある「土盛海岸(ともりかいがん)」。訪れた際はあいにくの雨でしたが、それでも珊瑚礁があるのが分かるほどのこの青さでした。晴れている時にまた行きたいです…!
あやまる岬観光公園
土盛海岸から北へ車で5分ほどの人気の絶景スポット「あやまる岬観光公園」。海を眺められる2つの展望台やカフェ、海水プール、草スキー、カラフルな大型遊具など、子どもから大人まで楽しめるスポットがたくさんあります。
遊具などがある下のエリアと観光案内所などがある上のエリア、グラウンドゴルフのエリアと3つあるので、公園内のエリア間は車で移動すると良いですよ。
展望台へと続くソテツジャングルでは、亜熱帯地域らしい雰囲気が漂うおしゃれな写真を撮ることができますよ。
打田原海岸
あやまる岬から車で20分ほどドライブすると到着する「打田原海岸(うったばるかいがん)」。崎原ビーチの手前にある穴場スポットで、階段からビーチに降りることもできます。近くの前肥田集落にはガジュマル並木もあるので、併せて訪れるのもおすすめです。
倉崎海岸
レストランも併設された宿泊施設ネイティブシー奄美さんでランチをしたあとは、歩いて「倉崎海岸(くらさきかいがん)」へ。白い砂浜がぐっと弧を描くように続く遠浅の海がきれいな海岸です。訪れた2021年11月時点では、多少軽石が漂着していて波の形に打ち上げられていましたが、それでもきれいな海岸でしたよ。
奄美FM77.7
奄美大島で放送されている「あまみエフエム ディ!ウェイヴ」というラジオの周波数77,7MHzを表す看板。倉崎海岸から車で10分ほどで道路脇に突如現れる看板ですが、奄美大島らしいおしゃれな写真が撮れるので女子旅におすすめです。ここから海側に進むと、奄美大島の有名スポット「ハートロック」まで歩いて行くこともできますよ。
大島紬村(大島紬観光庭園)
「大島紬村」では、奄美大島の特産品である本場奄美大島紬の製造工程について、ガイドさんの説明を聞きながら、職人さんの作業を間近で見学することができます。
インターネットで下調べをしていましたが、実際に見るとやはりまったく違いました。とても繊細で手間をかけた工程だと実感し、また、職人さんの奄美大島の方言や優しい雰囲気にも癒されました。大島紬のコースターやがま口財布など、お手頃価格のお土産もありましたよ。伝統工芸などに興味がない方でも、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
カトリック名瀬聖心教会
奄美大島には約30ものカトリック教会があるそうです。大正時代から大切にされている教会をリノベーションし、2013年から鹿児島県で行われていた「かごしま・人・まち・デザイン賞」の第5回都市デザイン部門で大賞を受賞した「カトリック名瀬聖心教会」は、今でも人々が集う場として親しまれています。ステンドグラスで色付いた光が淡く広がる優しく静寂な雰囲気の教会でした。神聖な場所なので訪れる際はご配慮くださいね。
奄美大島のおすすめアクティビティ
奄美大島2日目は世界遺産登録区域である「金作原(きんさくばる)」でのトレッキングと、奄美群島国立公園区域に指定されている住用のマングローブカヤックを両方体験できる「観光ネットワーク奄美」さんの1日ツアーに参加しました。ホテルや飲食店の多い名瀬地区にあるので、朝早いトレッキングツアーでも安心です。また、ホテルでピックアップもしてもらえるので、初めての奄美大島旅でも利用しやすいアクティビティショップです。
【金作原トレッキングツアー】
金作原に入るには、世界遺産登録区域の豊かな自然を守るため、認定エコツアーガイドの同行が義務付けられており、ツアーへの参加が必須です。トレッキングのスタート地点までは、車でかなり凸凹の激しい道を進んで行くので、トレッキングが始まる前からジェットコースターのようなジャングル体験でした。
奄美大島の大自然の中、空高く太陽を求めて伸びているヒカゲヘゴや、見落としてしまいそうなほどの小さな花など、認定エコツアーガイドの方が生き物や植物の詳しい説明をしてくれます。奄美大島出身の方にガイドをしてもらえたので、世界自然遺産に登録される前の様子から現在に至るまで、様々な歴史や経緯を聞けたのもうれしい時間でした。
トレッキングツアー中に雨が降りましたが、雨粒が光るしっとりした森の中は神秘的でした。写真では分からない、まるで映画の世界の中に入り込んだかのような大自然の中での非日常をぜひ感じてほしいです。
ランチのあとは、名瀬から約40分ほど車で移動し、住用町にあるマングローブ原生林でのカヤックツアーの体験です。住用町のマングローブ原生林は、沖縄の西表島に次いで国内2番目の広さです。
のんびりとカヤックを漕いだり、水に浮かぶ植物の種に少し触れて観察したりしながら、間近でマングローブ原生林を体感できます。大きな山やマングローブに囲まれた風景を楽しんだり、マングローブの茂みの中の細い川を通ったりとリラックスしながら非日常が味わえる大満足のツアーでした。
【服装について】
11月後半のツアー参加でしたが、長袖とジーンズなどの長ズボン、スニーカーなど履き慣れた運動靴であれば、特別な装備などは必要なく楽しむことができました。持ち物は両手が空くリュックサックなどがおすすめですが、財布と携帯電話などの貴重品とカメラ、飲み物だけの持参で十分でしたよ。急な雨やカヤックの際の水濡れに配慮して、防水携帯カバーがあると安心です。カヤックの際に濡れるのが心配な方は、レインコートも借りられますよ。
ちなみに草かぶれや虫刺されなどを防ぐために、トレッキングツアーに関しては夏場でも薄い長袖と長ズボンでの参加がおすすめです。
観光ネットワーク奄美 公式ホームページ
奄美大島のおすすめグルメ
奄美大島には“しまじゅーり”と呼ばれる昔ながらの島料理をはじめ、“いしょむん”と呼ばれる魚介類などの海産物、南国フルーツや野菜などのおいしいグルメがたくさんあり、昔ながらの優しい味のお店、景色の良いおしゃれカフェなど様々な飲食店があります。数多くある飲食店の中から今回は、地元奄美大島の食材を使った飲食店を訪れたのでご紹介します。
みしょらんカフェ
あやまる岬観光公園の中にある緑の屋根がかわいらしい「みしょらんカフェ」。オーガニックドリンクやソフトドリンクからアルコールまで、幅広いドリンクメニューや、奄美群島伝統のお菓子などが売られています。
こちらは黒糖ミルクと、もちっとした食感の奄美群島名物のシマ菓子「ふなやき」。
カフェにはお土産屋さんや奄美群島の観光パンフレットも設置されているので、観光の休憩や情報収集にもおすすめですよ。
レストランforest
「ネイティブシー奄美」というホテルに併設したオーシャンビューでランチを楽しめる「レストランforest」。郷土料理だけではなくピザやパスタ、洋定食など地元の食材を使った幅広いメニューがうれしいです。
奄美大島で愛される定番の郷土料理「鶏飯」をいただきました。初めての鶏飯でしたが、想像していたよりも出汁がずっとまろやかで、ぜひ味わってほしい一品です。
有楽 縁
奄美市役所から歩いて15分弱、ツアーガイドさんに教えてもらったお寿司がメインの和食創作料理が楽しめる「有楽 縁」。
かなりリーズナブルなのにさすがお寿司屋さん!と思わず言ってしまうほど、新鮮でおいしい海鮮丼でした。テイクアウトを待っている方もいるほどの人気店で、店員さんもとても優しい方でした。地元の方とのちょっとした会話も島旅の記憶に残りますよね。
吟亭
名瀬の屋仁川通りという繁華街にある、奄美大島伝統の島唄とお料理を楽しめる「吟亭」。お店の女将さんが島唄を披露してくれます。
ただ聴くだけではなく、チヂンと呼ばれる島太鼓を鳴らしたり踊ったりと一緒に楽しむのが吟亭流。奄美大島特産の黒糖焼酎も楽しめるので、ぜひ本場の島唄と共に味わってくださいね。
ほかにもドライブをしていると、とくに海沿いの道などにはおしゃれカフェがたくさんあったので、カフェ巡りをしても楽しそうでしたよ。
奄美大島のおすすめホテル
奄美大島にはリゾートホテルやビジネスホテル、貸別荘、ゲストハウスなど様々なタイプの宿泊施設があります。今回は名瀬の中心地から車で10分ほどの距離に浮かぶ小さな島「山羊島(やぎじま)」にある「奄美 山羊島ホテル」に宿泊しました。橋で繋がっていてホテルの目の前の駐車場まで車で行けるので、荷物が多くても安心ですよ。
青と白を基調にしたオーシャンビュールームだったので、21時半過ぎには名瀬港を出発する船を部屋から眺めることができました。汽笛を聞きながら明日はこの船に乗るのか~とワクワクしていました。
夕食はコース料理か、奄美大島ならではの食材を使った和食数種類から選ぶことができました。お部屋にもバスタブがありますが、こちらのホテルには大浴場と露天風呂、サウナやリラクゼーションルームがあるので、アクティブに過ごした身体をゆっくりと癒せますよ。
朝食は、奄美で採れる野菜の天ぷらや鶏飯をはじめとする郷土料理などがたくさん並ぶバイキング形式でした。朝食付き宿泊プランがおすすめですよ。
縄文杉だけじゃない!
屋久島のおすすめの観光・アクティビティ・グルメ・ホテル
屋久島とはどんな島?
1993年12月11日に青森県の白神山地とともに、日本で最初に世界自然遺産に登録された鹿児島県の離島「屋久島(やくしま)」。屋久島といえば想定樹齢2,170年~7,200年とも言われる縄文杉や、神秘的な雰囲気を満喫できる白谷雲水峡をイメージする方が多いのではないでしょうか。屋久島は日本の縮図と表現されていて、鹿児島県本土の南に位置する離島にも関わらず、北海道から沖縄までの日本全国の植物が生息している珍しい島です。
屋久島は大きく分けると北側と南側とで天候や気温が違うこともよくあるそうです。島の外側をぐるっと1周囲むように道路が繋がっていて、約3時間で車で周ることができると言われていますが、観光しながらだと北側半分だけでも1日では到底時間が足りません。訪れたいスポットをチェックして、ぜひゆっくりと満喫してくださいね。
屋久島のおすすめ観光スポット
屋久島を観光していると、屋久島在住の方々に「屋久島は集落も魅力的だよ」「本当は山以外のところ、里にも見どころがいっぱいあるんだよ」と教えていただきました。屋久島には「里めぐり」といって地元の語り部が、歴史・文化・自然・産業など各集落の見どころを案内してくれるプログラムもあるそうなので、そういったところにも今後注目です。今回は、港のある北側を中心に訪れた観光スポットをご紹介します。
東シナ海展望所
屋久島の有名な観光スポットの「永田いなか浜」や「西部林道」に行く途中に通る「東シナ海展望所」。車が数台ほど停められるスペースがあり、高い場所から海も山も一望できるビュースポットです。
横河渓谷
永田いなか浜を通り過ぎた脇道を抜けた所に位置する「横河渓谷(よっこけいこく)」。屋久島最大級の渓谷は、森の空気感がとても素敵で、自分より何倍も大きな石があったり小さな橋を渡ったりと、川に辿り着くまでの道も見どころがたくさんあります。予定の滞在時間よりも大幅に長い時間を費やし堪能してしまいました。
横河渓谷は地元の方が大切にされている神聖な場所です。渓谷のすぐ手前にある駐車場には水の事故への注意喚起や横河渓谷の環境を守るための注意事項、マナーなどが書かれた看板が立てられているので、よく確認をしてから入らせていただきましょう。
西部林道
屋久島の世界自然遺産区域の中で、唯一車で通ることができる全長約17kmの「西部林道(せいぶりんどう)」。野生の猿や鹿を高確率で間近に見ることができます。車が近づいても気に留めることなく毛づくろいを続ける猿たちも多く、なかなか通してくれないことも…。道路が狭く徐行が必要なところもあるので、時間に余裕を持って行くと良いですね。とてもかわいらしい猿の親子の姿も見られましたよ。
瀬切展望所
西部林道を抜けたところにある立ち寄りスポット「瀬切展望所」。晴れていたので口永良部島(くちのえらぶじま)のシルエットを見ることができました。ここから見る海のグラデーションもとてもきれいで、山と水平線を一緒に見られる贅沢な風景です。
矢筈嶽神社
屋久島には集落ごとに神社があり、一湊(いっそう)集落の矢筈岬にある「矢筈嶽神社(やはずだけじんじゃ)」は海の目の前に建つ朱い鳥居が遠くからでも目を引きます。奥には天然の洞窟があり、ひんやりとした空気感です。ここに立ち寄った時、とてもきれいに陽が射したのが印象的でした。
益救神社
宮之浦集落の海のすぐそばに建てられ、“救いの宮”として古くから大切にされる「益救神社(やくじんじゃ)」。屋久島では山岳信仰が根付いていて、今も山の神様が信じられているそうですが、こちらの益救神社は屋久島の総氏神様で、山と海の神々が祀られていています。
Shelly coco
宮之浦大橋のすぐ近く、屋久島で作られたお土産やアクセサリーなどが並ぶショップ「Shelly coco」。インスタグラムのハッシュタグ「#屋久島勝手に観光大使」で情報発信をしている屋久島移住者の方がオープンしたお店です。私が伺った日も、「インスタを見て来ました!」と言っているお客さんがいらっしゃいました。
オーナーさんがオリジナルで作ったグッズや屋久島ならではのお土産が並び、このお店でしか紹介していない屋久島の観光マップもあるので、旅の前半に情報収集に訪れるのもおすすめです。とてもフレンドリーなオーナーさんで、屋久島旅のおすすめなども教えてくれましたよ。
屋久島のおすすめアクティビティ
今回は屋久島の森の中をゆっくりと過ごす「森林浴」を体験しました。森林浴自体が初めてで、どんなことをするのか始まるまでドキドキでしたが、予約をした際に事前に準備が必要なものなどをガイドさんが丁寧に教えてくれたので、安心して当日を迎えることができました。森林浴に必要なものは、動きやすい服装と飲み物だけ。今回は11月下旬の体験だったので朝は寒く、特に山の上はかなり冷えることもあると事前に教えてもらっていたので、長袖を重ね着して、ダウンジャケットをリュックの中に入れてツアーに参加しました。
まずは山の神様にこれから森に入ることをご挨拶。その後、標高の高いところまで車で移動します。モデルコースもありますが、決められた場所だけではなく当日の天候や実際に移動する道中で参加者の話しを聞きながらぴったりなコースを選んでもらえるのも楽しみでした。
参加した日は観光客も多かったのですが、森に入ってみると貸切状態で、森の音を聴きながら、マイナスイオンをたっぷりと浴びて、とてもリフレッシュすることができました。縄文杉トレッキングとはまた違った森の神秘的な雰囲気を全身で感じられます。
ツアーの途中で、ガイドさんから温かいコーヒーと甘いお餅のようなお菓子をいただき、ちょっと休憩。五感で味わったり、ハンモックに揺られたり、瞑想したり…。非日常の体験が詰まっていて、森のパワーを全身で感じていると、あっという間に時間が過ぎました。
日常の仕事や生活はもちろん、トレッキングや登山などで疲れた身体を癒しに訪れる方もいるそうですよ。実際に体験したからこそ分かる心地よいリトリートの感覚は、今まで屋久島を訪れたことがある方にも、これから訪れる方にもおすすめのアクティビティです。
森林浴ガイド森呼吸 公式ホームページ
屋久島おすすめグルメ
海の幸も山の幸もおいしい屋久島。やはり屋久島の人気グルメと言えば「首折れサバ」や「トビウオ」を思いつくのではないでしょうか。トビウオは“あごだし”として全国でも有名ですが、屋久島ではお刺身や丸ごとの唐揚げで堪能することもできます。屋久島だからこそ味わえるグルメをぜひ楽しんでくださいね。ちなみに、14時を過ぎるとランチの営業が終わってしまうお店が多いので、営業時間を確認して早めに伺うのがおすすめです。
cafe and bar gecko
宮之浦集落にある7:30から営業している「cafe and bar gecko」。こだわりの自家焙煎コーヒーの香りが漂う落ち着いた雰囲気のカフェです。ハニートーストがとてもおいしくて、温かいチャイを飲みながらとても穏やかな朝の時間を過ごすことができましたよ。
Restaurant & Caffe 屋久島
トビウオラーメンなど屋久島ならではのメニューが豊富な「Restaurant & Caffe 屋久島」。宮之浦港から歩いてすぐの場所にある「屋久島観光センター」の2階にあるレストランです。観光をしていたら時間があっという間で、お昼を過ぎていましたが、こちらは11月に訪れた時は15時まで営業をしていたので、遅いランチにもおすすめです。今回は、トビウオの唐揚げ御膳とトビウオのお刺身御膳を注文。唐揚げは身ふっくらとしていてとてもおいしかったです。季節や感染症対策などで営業時間の変更もあるので、あらかじめHPなどで確認してください。
屋久島のおすすめホテル
今回は、2018年にオープンした「THE HOTEL YAKUSHIMA OCEAN & FOREST」の別邸「波音日和」に宿泊しました。バルコニー付きのオーシャンビュールームで、客室のお風呂からも海が見えるおしゃれなお部屋なので、女子旅やカップルの方にもぴったりですよ。
また、こちらのお部屋には100%天然素材で作られたアメニティーや、マイクロプラスチックフリーの歯磨きジェルなどが置いてあり、おしゃれなだけではなく、環境にも配慮されているのが素敵だなと感じました。
夕食は屋久島の食材を使った会席料理。1品1品の見た目がきれいで、とてもおいしかったです。首折れサバのお刺身やトビウオの唐揚げなど、定番メニューを別途オーダーすることもできるそうです。お酒が好きな方には、屋久島の地ビールもありましたよ。
ホテルに入ってすぐのところに「Dining Café misola」というおしゃれなお店があり、ランチではパスタ、カフェタイムにはケーキやコーヒーなどをいただけるそうです。
最後に
奄美大島と屋久島のおすすめスポットはいかがでしたか。1日で巡るには多過ぎるスポットをご紹介しているので、実際に計画を立てる際には、訪れたいスポットを厳選すると、時間に余裕を持って楽しめると思います。今回は取材ということもあり、かなり早足で巡ったにも関わらず、時間が足りずにまだまだ行きたいところばかりでした。本当に魅力満載の奄美大島と屋久島。この記事を参考に、ぜひ2つの世界自然遺産奄美大島と屋久島の周遊をして大自然を満喫してくださいね。
鹿児島県
2つの世界遺産(屋久島・奄美)周遊促進事業
奄美・沖縄世界自然遺産
奄美大島・徳之島は沖縄本島北部・西表島とともに2021年7月26日に登録された「世界自然遺産」です。