鹿児島
与論島の観光スポット完全ガイド!ヨロン島のビーチや史跡・グルメまでご紹介♪
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鹿児島県・奄美群島の最南端にある「与論島(よろんじま)」。りとふる公式Instagramでアンケートを実施したところ、2021年・2022年と2年連続で「行ってみたい離島ランキング」のNo.1に輝き、『死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編』でも紹介されているリゾートアイランドです。周囲を珊瑚礁に囲まれた美しい与論島は、鹿児島と沖縄の文化が入り混じった独特の風土や、異国情緒あふれるギリシャ風の建築物など見どころがたくさんあります。今回は、そんな与論島のおすすめスポットを、りとふる編集部が厳選してご紹介します。
#鹿児島 離島 #奄美諸島 #ヨロン島
画像提供:一般社団法人 ヨロン島観光協会
2019年9月24日現在の記事
2022年8月31日再編集
与論島ってどんな島?
鹿児島から南へ約563km、沖縄本島の北約23kmに位置する、周囲約23kmの珊瑚礁が隆起してできた島「与論島(よろんじま)」。1970年代に観光振興の目的で「ヨロン島」と表記して「よろんとう」とも呼ばれています。所在地は鹿児島ですが、沖縄本島までわずか23kmの距離に位置しているので、沖縄の方が近く、1年中温暖な気候で過ごしやすい環境も魅力的です。
珊瑚礁のリーフに囲まれた与論島の海は、透明度が25~35mと非常に高く、色とりどりの熱帯魚や珊瑚など、生命に満ち溢れています。マリンスポーツのポイントは、島の周囲に点在しているので天候の影響を受けにくく、ダイビングやシュノーケリング、シーカヤック、フィッシングなど、手軽にマリンスポーツを楽しむことができます。
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島の至るところには、ハイビスカスやブーゲンビリアなどの鮮やかな亜熱帯の花が咲き、さとうきび畑が広がるのどかな風景や、干潮時だけ姿を現す幻の白い砂浜「百合ヶ浜」などエメラルドグリーンの海は人気のスポットです。
美しすぎるビーチ
透明度が高く浅瀬の海底に移った船の影が見えるほどの与論島の海は、“東洋の真珠”とも呼ばれています。島には60ものビーチがありますが、今回は有名な人気ビーチをご紹介します。
百合ヶ浜
大金久(おおがねく)海岸の沖合いにあり、干潮の時間帯に現れる島です。条件が揃った時にしか姿を現さない百合ヶ浜の白い砂と、周りが一面をエメラルドグリーンの海に囲まれた光景は、まさに“地球の楽園”と言えるほど絶景です。
潮の満ち引きや波によって、また日によって、波の形が現れてきます。百合ヶ浜の位置や大きさは毎日変化し、一度見た光景は二度と見ることができないので、とても貴重な体験です。また、百合ヶ浜で年齢の数だけ星砂を拾えば、幸せになれるという言い伝えがあります。
大金久(おおがねく)海岸(ウプガニク)
遠浅の海が沖合い約2kmまで続き、天候の良い日にはエメラルドグリーンの美しい光景が目の前に広がる、与論島で最大のビーチです。ビーチの周辺には、キャンプ場、シャワーやトイレなどの各施設からマリンサービスや露店のお土産屋さんまで充実しています。
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グラスボートやマリンジェットで百合ヶ浜やシュノーケリングスポットまで行くことができ、夏季(6~9月)頃は、グラスボートの係りが常駐しているようです。
赤崎海岸(アーサキ)
島の南東に位置し、赤崎鍾乳洞や与論民俗村など他の観光スポットにも近いビーチです。白浜に突き出た赤土の丘には赤崎灯台が立っていて、砂浜も岩場もあるのでシーズン中はシュノーケリングなどのマリンスポーツを楽しむことができます。お食事処や売店などの施設もあります。
茶花(ちゃばな)海岸
通りから白い門をくぐると木陰の中にテーブルがあり、ゆっくり休んだり、仲間と楽しんだりできる茶花港近くの夕日が綺麗なビーチです。夕方になると、島民が高確率で夕日を眺めに訪れています。特設ステージでは、様々なイベントが開催され、特設ステージ越しに眺める夕日は絶景です。
ウドノスビーチ
茶花のすぐそばにある波が穏やかで泳ぎやすく、島民からも人気のビーチです。少し沖まで行くと、珊瑚の群生地があり、与論特有のカラフルな魚やウミガメに出会えるかもしれないスポットがあります。ウドノスビーチの右奥には、潮が引く時だけ歩くことができる小道があるので、ぜひ行ってみてくださいね。こちらには、シャワーはないですがトイレに足洗い場があります。
品覇(しなは)海岸
茶花漁港から散歩気分で行ける、夕日が綺麗なビーチです。観光客や海水浴の人も少なく静かなビーチなので、ゆっくりと過ごすことができます。こちらにはシャワーはありません。
皆田(みなた)海岸
目の前にある「皆田離」という小さな島まで泳いで渡れるビーチです。干潮時には歩いて渡ることもできます。透明度が高く、青い色が特徴で、シーカヤックやシュノーケリングなどのマリンスポーツが盛んな海岸です。こちらにはシャワーはありません。
寺崎海岸(ティララキ)・トゥマイ
寺崎海岸の隣の小さなトゥマイ海岸は、映画「めがね」の体操シーンやかき氷屋のシーンで使われたロケ地で、多くの観光客が訪れるビーチです。白い砂がきれいで、のんびりとできる寺崎海岸のビーチは、隣にあるトゥマイと共に“龍の住む浜”と言われ、パワースポットでもあります。寺崎海岸にはメスの龍の形をした岩、隣にあるトゥマイにはオスの龍の形をした岩があります。こちらにはシャワーはありません。
島の文化と史跡をめぐる
与論島の所在地は鹿児島県ですが沖縄県との関係も深く、薩摩と琉球を融合した独自の文化があります。沖縄北部の辺戸岬から北東約23kmの距離にある与論島は、地理的状況の中で琉球文化の影響を強く受けながらも、島独自の文化を育んできました。与論島に来たのなら、ぜひ歩きながら史跡をめぐって、与論島の文化にも触れてみてはいかがでしょうか。
伝統芸能「与論十五夜踊り」
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国指定重要無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「与論十五夜踊り」は、島民慰安のためと同時に、島中安穏、五穀豊穣(雨乞い)の祈願と感謝の意味を込めて、毎年旧暦の3月、8月、10月の各15日に地主(とこぬし)神社へ奉納される踊りです。本土風の一番組と、琉球風の二番組を2組の踊りで構成されていて、それぞれが交互に踊ります。後世に継承され続けている「与論十五夜踊り」は、1971年(昭和46年)に県の無形民俗文化財に指定、1993年(平成5年)に国の重要無形民俗文化財に指定を受けています。
与論城跡(琴平神社)
1405~1416年頃、琉球の北山王の三男王舅(オーシャン)が与論の島主として築城する途中、北山王の滅亡により築城が中止され未完成となりました。天然の三層の断崖とそれを結ぶ石段が500mあまりにわたり、北端から南東へ延長200mあまりの石積みは、伏龍を形どったものだと言われています。場内には、地主(とこぬし)神社、琴平神社、満州開拓団慰霊碑、山口誓子句碑と近くに復帰記念碑があり、国指定重要無形民俗文化財の「与論十五夜踊り」は、この城跡の境内で年に3回行われています。
与論城跡
鹿児島県大島郡与論町立長3313
空港・港より車で約15分、駐車場あり、車椅子OK
大道那太(ウプドーナタ)住居跡
剛力で海仕事や武力にも長けていた、与論の豪傑・大道那太(ウプドーナタ)。琉球王から援助を求められたため、彼が異国船に向けて放った矢の威力に、敵は恐れをなして遁走したと言い伝えられています。
按司根津栄(アジニッチェー)神社
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琉球統治以前に与論島を治めた按司根津栄(アジニッチェー)を祀った神社です。按司根津栄は幼児の頃から武術に長けていたため、琉球王もその武力に惚れ込み、与論島を治める按司(アジ)の位を与えられました。根津栄(ニッチェー)という場所で生まれたことから、按司根津栄と名を授けられ、琉球王の側で仕えていました。しかし、王の怒りに触れ、琉球軍によって命を落としました。琉球王は根津栄の死を信じず、再度遠征軍を派遣しますが、仁王立ちで大往生した遺体の姿を見て遁走したと言い伝えられています。今も境内には頭蓋や遺品が奉納されています。
与論民俗村
昔の民家や民具をそのまま残す屋外民俗資料館です。ここを設立した菊一家の語りで、島の暮らしと文化を深く知ることができます。与論島唯一の芭蕉布(ばしょうふ)織りを伝承していて、体験教室も行なっています。
赤崎鍾乳洞
長い年月をかけて、地下水によって造り上げられた大自然の彫刻が見られる赤崎鍾乳洞です。自然の造形美を見ることができます。
ユンヌ楽園
300種類を超える与論や沖縄、東南アジアの花や木々を集めた亜熱帯植物園です。四季折々の花が咲き、珍しい蝶が舞う光景は、まさに楽園そのものです。
サザンクロスセンター
与論の歴史・文化・自然・暮らし・芸能などのパネルや民具が展示されている資料館です。また、与論を愛した森瑤子さんの遺品や映画めがねで使用した自転車も展示されています。5階の展望台からは、沖縄北部や近隣の島々を見渡すことができます。
ヨロン駅
与論島には鉄道は通っていませんが、「ヨロン駅」という名の駅のモニュメントがあります。駅構内には、5mほどのレールの上に乗った車輪と駅名標、ゲートがあります。観光客に人気のフォトスポットになっています。
郷土料理を味わう
特産品の黒糖を使用したサーターアンダギーや名物のもずくそばなど、素朴ながらどこか懐かしい伝統の味を楽しむことができます。また、南国ならではの色鮮やかなフルーツや採れたての島野菜、新鮮な魚介類もおすすめですよ。ビタミンやミネラルがたっぷりと詰まった、これらの食べ物が与論の“長寿の源”です。
ご当地グルメの鶏飯
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東シナ海が一望できる小高い丘の上に建つ、ヨロン島ヴィレッジ内にあるレストラン「ヨロンの味 たら」では、地元で採れた旬の食材を使い、郷土料理をベースにしたオリジナル料理を味わえます。
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奄美諸島で食べられている鶏飯は、ご飯の上にほぐした鶏肉と錦糸卵、ネギなどの具材を入れてダシ汁をかけて食べる郷土料理です。派手さはないですが、素朴でほっとする味わいの鶏飯は、ボリュームもあってさらりと食べられる優しい味です。
オーシャンビューのカフェ
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エメラルドブルーの海を眺めながら、ランチやマフィン、コーヒーなどを楽しめる「くじらカフェ」では可愛いカラーの”ギョサン”や手作りグラノーラなどのお土産も販売しています。キッズスペースもあるので、子ども連れでもゆっくりとすごすことができそうです。
くじらカフェ
〒891-9302 鹿児島県大島郡与論町立長1622-3
10:00〜16:00
不定休、駐車場あり
人気急上昇中の創作料理
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和食、郷土料理はもちろん、創作料理の店として人気急上昇中の「創作居酒屋 旬菜 Tuk Tuk」では、毎日おすすめのメニューを取り揃えている居酒屋です。リーズナブルな価格で、豊富なメニューを楽しむことができます。
与論島のナイトスポット
与論島の銀座通りには居酒屋やバー、スナックが集まっています。地元の方や観光客と一緒に与論島の思い出づくりはいかがでしょうか。
marine&bar LOOP
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10名ほどが入店でき、アットホームでおしゃれな雰囲気のバーです。日中はスキンダイビング、シュノーケルのショップになるので、興味のある方は問い合わせてみてくださいね。
Bar Natural Reef
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銀座通りにある南国の雰囲気が素敵なバーです。与論島の中では老舗のバーなので、島内のおすすめスポットなどの情報収集もできそうですね。
Bar Natural Reef
鹿児島県大島郡与論町茶花16-1
定休日:不定休
与論島を満喫できるホテル
与論島を旅するなら、ホテルにもこだわってみてはいかがでしょうか。女子旅、カップル旅、ひとり旅のシーン別に、与論島を満喫できるおすすめのホテルをご紹介します。
女子旅におすすめホテル
イチョーキ・ヴィラ
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2016年にオープンしたばかりの新しいコテージです。無料の送迎バスもあり、空港、供利港、茶花港からもアクセスが良く、茶花市街地にも近いです。海を見渡せるので、ロケーションも抜群です。
木目調のお部屋は、居心地も良く旅の疲れも癒され、広いバルコニーもあって開放的です。お部屋にはミニキッチンも完備され、長期滞在に便利なことはもちろん、気になるグルメを購入してお部屋でゆっくりと味わうこともできます。
マリナデルレイ
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のんびりと静かに過ごしたい方におすすめのアットホームな民宿です。最大6人まで一緒に泊まれるお部屋もあるので、グループ旅にピッタリです。一番近いビーチまでは徒歩約3分なので、海水浴やマリンスポーツも思う存分に楽しめますよ。
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客室の前には豊かな緑と華やかな南国の花々に囲まれた広い庭があり、お茶を飲んだり星空観察をしたりと、自由にくつろぐ時間を過ごすことができます。
カップル旅におすすめホテル
プリシアリゾートヨロン
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エーゲ海を思わせる白とブルーを基調にした、まるで地中海にいるかのようなリゾートホテルです。ゲストルームはすべてコテージタイプで、別荘にいるような気分を味わえて、2人っきりでのんびり過ごすことができます。アメニティも充実しているので、安心して宿泊できますね。
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お部屋のタイプは、スーペリア、ファミリー、スタンダードの3つなので、目的に応じてお部屋のタイプを選ぶことができます。
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与論島や奄美の郷土料理はもちろん、コンセプトでもある本格地中海料理を楽しめます。海に沈む夕日を眺めながら、テラスでバーベキューを楽しめる「サンセットバーベキュー」も人気です。
- プリシアリゾートヨロンの宿泊記事はこちら
ヨロン島ビレッジ
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東シナ海を一望できる小高い丘の上に建ち、美しい自然に囲まれたホテルです。映画「めがね」のロケ地になったことでも知られています。気軽にリーズナブルな値段で宿泊できるペンション棟と、リゾート気分を味わえるホテル棟があります。
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ホテル棟は、すべてのお部屋がオーシャンビューなので、海を眺めながら、2人でまったりと過ごすのもいいですね。
ペンション棟のお部屋は豪華ではないものの、宿泊に必要なものはすべてそろっていて、素泊まりもOKなので気軽に利用できます。長期滞在にも利用しやすいホテルです。
ひとり旅におすすめホテル
星砂荘
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我が家に帰ってきたような、アットホームな雰囲気が人気の民宿です。ユニークな体験プランが豊富で、ちょっと早起きをして早朝のシーカヤックを体験してみるのもいいですね。徒歩圏内にスーパーやサンライズビーチもあるので、便利な立地です。
食事は地元産の食材をたっぷりと楽しめ、奄美の郷土料理の「鶏飯」が夕食に出る時もあるみたいですよ。
めぐみ荘
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海辺に近いお宿が多い中で、こちらは比較的市街地にあるアットホームな雰囲気の穏やかなお宿です。長期利用者も多く、商店街も近いので便利です。
お部屋のタイプは和室と洋室の2タイプで、なんだかほっとする、温かなおもてなしが魅力のお宿なので、ひとり旅でも寂しくはありませんよ。
与論島へのアクセス
与論島へは、飛行機かフェリーを利用します。飛行機の場合は、鹿児島・奄美大島・沖縄から毎日就航、フェリーの場合は、那覇からの上り便が1便、鹿児島からの下り便が1便、計2便が毎日就航しています。
時刻表はこちら(一般社団法人 ヨロン島観光協会)
東京や大阪などの都市圏から直行の空路はないため、鹿児島・奄美大島・沖縄のいずれかを経由する必要があります。時間に余裕があれば、経由地で1泊することで2拠点観光などもおすすめです。
最後に
いかがでしたでしょうか。与論島の美しい海を贅沢に満喫したり、異国情緒あふれる町並みを歩いて散策したり、文化や歴史を感じたりと、見どころ満載な島です。ゆったりとした島の雰囲気を感じて、大人の癒しの時間を過ごしてみてはいかがですか。