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鹿児島

徳之島への行き方|フェリー・飛行機おすすめの経路は?

2023.09.06

徳之島への行き方|フェリー・飛行機おすすめの経路は?

※本ページはプロモーションが含まれています

日本全国で3番目に離島が多い鹿児島県。有人島は28あり、無人島を含めるとなんと1,256もの島々が存在しています。その中でも有人島で4番目に大きいのが、2021年に世界自然遺産に認定された「徳之島(とくのしま)」です。
コバルトブルーの海に囲まれた徳之島では年間を通して闘牛が盛んで、夏季にはトライアスロンやダイビングなどのアクティビティ、冬季にはホエールウォッチングを楽しめる人気の離島です。
今回の記事では本土から徳之島への行き方と徳之島空港の見どころをご紹介します。

#徳之島 行き方 #徳之島 アクセス #徳之島 観光
文章・画像提供:サタトマーシュ・チアキ

徳之島への行き方・アクセス

徳之島_アクセス・行き方

徳之島へは、残念ながら東京や大阪、福岡などの主要空港からの直通便は就航していません(2023年7月現在)。まずは、鹿児島県まで空路か陸路を利用して移動する必要があります。

ただし、お盆期間や年末年始の時期には、大阪・伊丹より臨時の直通便が運行することがあります。
詳しくはJALのウェブサイトをチェックしてみてください。

1番早い経路

徳之島_徳之島空港_CW02

飛行機で空の旅
やはり、1番早い移動手段は飛行機です。
鹿児島空港から徳之島空港(愛称:徳之島子宝空港)までの所要時間は約1時間~1時間半、毎日4便~5便がJALグループの日本エアコミューター株式会社(通称:JAC)によって運航しています。JACは地域航空会社としても評価されているため、徳之島への移動においても安心して利用してください。
とはいえ、スターアライアンス派の方は残念ですが…。
そして、おもしろいことにJACの航空機は、なんとプロペラ機!わたしが初めてこの航空機に乗ったとき、偶然にも機内からプロペラがばっちり見える座席でした。離陸準備が整い、徐々にプロペラが回り始める様子をまじまじと見つめてしまいました。

徳之島_機内_CW02

また、JACでの空の旅では、密かな楽しみがあります。
それは、JACオリジナルのアメが貰えること!空港から飛行機が飛び立ったあと、CAさんが数種類のアメが入ったカゴを持ってきてくれるので、仮眠をとる前にぜひゲットしてくださいね。
さらに、驚いたのが「離島割引」です。離島で暮らす住民が所定の手続きをすると、年間を通じていつでも運賃の割引が適用されるカードが発行されます。
例えば、徳之島では「鹿児島離島航空割引カード」が発行され、奄美群島の各離島間や、鹿児島までの路線において割引制度が適用されるのです。
なんと、こちらを使うと飛行機やフェリーがおよそ半額で乗ることができます!さらに、お盆期間や年末年始などの繁忙期でも一律運賃なので、離島在住者にはとってもありがたい代物です。

1番安い経路

徳之島_フェリー_CW02

ゆっくり行きましょう!オール船旅
鹿児島県から沖縄本島をつなぐ「鹿児島航路」が毎日1便運航しているので、もちろん徳之島へもフェリーで渡ることができます。
鹿児島新港から徳之島・亀徳新港までの所要時間は約15時間なので、約半日の船旅です。運航しているのはマルエーフェリーとマリックスラインの2社。運航会社によって細かな違いはありますが、いわゆる雑魚寝の2等室から、バストイレやアメニティも付いている個室の特等室まであるので、好みの客室を選ぶことが可能です。
また、船内には売店・レストラン・浴室(シャワー室)・授乳室・ペットルームなどの施設が整っています。

徳之島_船内_CW02

これまでにわたしが利用したのは、2等室です。1人1人の寝床が区分けされていて、それぞれに1人分の細長いマットレス、枕と毛布が備えられています。枕が少し角ばっていて首が痛くなることはありましたが、マットレスのクッションも良く、基本的に空調が効いているため温度調整が毛布1枚でもまったく問題はありませんでした。しかし、あくまでも大部屋の雑魚寝スタイルなので、周囲にはいろいろな方がいていろいろ音がします。気になる場合は、耳栓やアイマスクを準備しておくと良いかもしれません。
そこで、わたしが「フェリーならではだなぁ!」と感じた、小さなポイントをご紹介します。
レストランや休憩スペースに設置されているイスが、船の揺れで動かないように床と鎖で固定されていました。さらに、トイレの個室の開き戸も航海中に扉がバタンと閉じることがないように固定されています。航海中でも快適に過ごせるための工夫が、こんな身近なところにも詰まっているのですね。
フェリー旅は他の交通手段では味わえない独特の醍醐味があります。これらのちょっとしたポイントも含めて、徳之島への船旅を楽しんでもらえればと思います。

徳之島子宝空港を大解剖

徳之島_徳之島空港_CW02

徳之島の北西部・天城町(あまぎちょう)に「徳之島子宝空港」はあります。この空港名は、「子宝の島」として全国的に有名な徳之島の高い出生率にちなんで名付けられました。
就航している航路は、鹿児島~徳之島、奄美大島~徳之島、沖永良部~徳之島の3航路です。

お土産を見る時間はぜひたっぷり確保を

1階建てのこぢんまりとした徳之島の空港。これまで日本のいくつかの空港を利用してきたので、初めはこの規模感に驚いてしまいました。
しかし、実際に空港内を歩いてみると、お土産ショップのバリエーションの豊かさとクオリティの高さに先ほどよぎってしまった感情が申し訳なくなります。
徳之島の特産物である「黒糖」やピーナッツを甘く加工した「サタ豆」「味噌豆」はもちろん、奄美の大島紬を使用したネクタイやカードケースなどのファッション小物、小さな子どもたちが喜びそうなおもちゃがぎっしり詰まったコーナーもあります。
さらに、保安検査を終えたあとの搭乗待合室にもお土産ショップがあり、そこには島の特産物を加工した商品が満載!定番のサタ豆にちょっとしたアレンジが加わったものから、徳之島ならではのくすっと笑えるステッカーまで、おもしろい商品がたくさん並んでいます。
わたしは島内のお土産ショップの中では、空港が1番種類が豊富だと思っています。搭乗する人しか入ることができないので少しハードルが高いのですが、帰りの飛行機に搭乗する際に立ち寄ってみる価値はあると思います。ぜひお試しください!

知る人ぞ知る!?展望デッキ

徳之島_徳之島空港_CW02

徳之島子宝空港には、展望デッキがあります。待合室の周辺に非常階段かな?と思わせる螺旋階段があり、その階段を上ると空港の屋上に出ることができます。(実はわたしは空港を何度か利用してから、この展望デッキの存在に気づきました。)
展望デッキからは約2,000mの滑走路が一望でき、飛行機をかなり近い距離で見られるので、じっくりと楽しむことができます。また、飛行機に乗った状態でも展望デッキの様子がしっかりと見えるので、お見送りをするときも、されるときもぜひ利用してみてほしいスポットです。
さらに、滑走路の奥には雄大な「寝姿山(ねすがたやま)」を一望することができます。寝姿山とは、山々の凹凸が女性のあお向けになって寝ているような姿に見えることからそのように呼ばれていて、天城町のシンボルとして愛されています。徳之島のいくつかの場所からでも寝姿山を一望することができますが、空港からだと遮るものがないため特におすすめです。展望デッキから美しい景色をぜひ楽しんでみてくださいね。

徳之島にかんもーれ(いらっしゃい)!

徳之島は周囲をぐるっと県道が整備されていて、1周約90kmほどです。車で回ると2時間半くらいで1周できるコンパクトな島です。ただし、とてもに高低差があるので徒歩や自転車での移動はちょっと厳しいかもしれません…。

徳之島_闘牛の散歩_210610

画像提供:PIXTA

ただただ道を走っているだけで、突然海が見えたり、左右をサトウキビ畑に囲まれたり、闘牛がゆっくりとお散歩をしていたりと、徳之島ならではの発見がたくさんあります。
わたしが感動した瞬間は、運転中に前方のアスファルトに巨大な雲が風に乗ってゆっくりと移動している影が現れたときです。自然の雄大さを感じざるを得ませんでした。もしかすると、これまでにもそのような情景はあったのかもしれませんが、周囲にサトウキビ畑しかなく前方はただただ続く一本道というシンプルな景色の中だったので、その美しい光景に気づけたのだと思います。
ただし、運転中には前方を走る軽トラックが突然右折したり、片側一車線の道路でカーブを曲がると対向車が追い抜きをかけてくる場合もあります。だからこそ、運転中はしっかりと注意が必要ですね。
自然の美しさや特別な風景が広がる「健康と長寿と子宝の島・徳之島」へかんもーれ!

 

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