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島根

【国賀浜】西ノ島を代表する隠岐国賀海岸を凝縮した景勝地

2023.02.20

【国賀浜】西ノ島を代表する隠岐国賀海岸を凝縮した景勝地

国指定の天然記念物とされている隠岐諸島「西ノ島」の隠岐国賀(おきくにが)海岸。島の北西部に位置し、摩天崖をはじめとする断崖絶壁や奇岩など自然が造り出したダイナミックで雄大な光景を楽しむことができます。今回は国賀海岸の中でも通天橋や天上界から国賀神社などがある国賀浜にスポットを当てて、見どころや行き方についてご紹介します。国賀海岸を訪れる際は摩天崖だけではなく、ぜひ「国賀浜」からの景色も楽しんでみてくださいね。

#島根県 離島 #隠岐 観光 #西ノ島 観光 #観光スポット
撮影:りとふる編集部



隠岐諸島・西ノ島について

西ノ島_国賀海岸からの通天橋_220202

画像提供:PIXTA

島根半島の北、日本海に浮かぶ火山活動によってできた隠岐諸島(おきしょとう)。島前(どうぜん)と呼ばれる西ノ島・中ノ島・知夫里島(ちぶりじま)と、島後(どうご)と呼ばれる4つの有人島と、その他約180もの島々で構成されています。隠岐諸島の中でも「西ノ島」は断崖絶壁や奇岩などのダイナミックな景観が豊富で、隠岐を代表する景勝地も多く見どころ満載の離島です。

国賀海岸とは

西ノ島_国賀海岸_220202

画像提供:PIXTA

西ノ島の中央西部にある国賀海岸(くにがかいがん)は、高さ250m級の断崖が約13kmも続き、巨大な岩石や海の波風による浸食を受けて断崖にできた海食洞(かいしょくどう)と呼ばれる洞窟など迫力ある見どころから、天上界(てんじょうかい)と呼ばれる奇岩群や国賀浜など繊細な自然の造形美など、バラエティ豊かな見どころが多く集まるエリアです。中でも海抜257mを誇る摩天崖(まてんがい)は隠岐諸島を代表する景勝地の1つで、日本有数の断崖絶壁として知られています。大山隠岐国立公園や隠岐ユネスコ世界ジオパークに指定・認定されている他、「隠岐国賀海岸」として国の名勝や国指定の天然記念物にも指定されるなど、その貴重さが分かります。

海からの景色を楽しめる国賀浜と国賀神社

西ノ島_国賀海岸・国賀浜_230210

まず、ご紹介するのは国賀海岸で穴場ながらも見応えのある「国賀浜(くにがはま)」。国賀海岸展望台駐車場からの眺望が有名ですが、さらに歩いて坂を下り、まっすぐ海の方へ進んで行くと国賀浜まで下りることができます。浜と言っても岩場が多く、海水浴という感じではありませんが、磯遊びは楽しめそうな雰囲気です。

西ノ島_国賀浜④_230210

海に延びる遊歩道が作られているので、そちらを進んで行きます。両脇に見える海の底が黒く見えるので海水も暗く見えますが、上から覗くと透き通っていることが分かりました。

西ノ島_国賀神社_230210

入り江になっているので海は穏やかです。海の目の前、岩場の脇にポツンと国賀神社の鳥居が建てられています。木で作られた鳥居なので色が周囲と馴染んでいますが、独特な存在感を放っています。

西ノ島_国賀神社④_230210

鳥居をくぐると参道が短く、すぐ目の前に祠があります。背後の岩場に包まれるように祠が祀られ、厳かな雰囲気でした。

西ノ島_国賀神社②_230210

参道の横にはため池が作られ、こちらは海水が入っている様子でした。また、この裏には浸食でできたであろう大きく口を開けたような洞窟があり、目の前で見るととても迫力があります。

西ノ島_国賀浜②_230210

神社を出て、さらに奥に進んで行くと船着き場があります。周囲を崖に囲まれ、自分の小ささと自然の雄大さを目の当たりにしました。正面に見えている斜面はよく見るとV字状に削られ、その上に植物が生えたようになっています。これも西ノ島で隠れた特徴的な地形の一部だそうです。興味がある方はガイドさんなどに尋ねてみてくださいね。

地形の成り立ちが分かる天上界と通天橋

西ノ島_国賀浜_230210

次は国賀海岸展望台駐車場から下りてきて、右へ続く遊歩道を上がっていきます。目の前には断崖が見えます。また、遊歩道には石が埋め込まれているのですが、これらも火山島ならではの産物から作られているそうですよ。

西ノ島_国賀海岸・通天橋③_230210

国賀海岸の奇岩などを見ることができる展望スポットに着きます。アーチ状の部分は、国賀海岸で摩天崖と並んで有名な「通天橋(つうてんきょう)」です。日本海の荒波が岩を削り取って造り出したアーチ状の自然美を見られます。この通天橋とその左に並ぶ奇岩群の「天上界(てんじょうかい)」では、火山活動によってできた大地が浸食作用を受けて状態が変化していく一連の流れを見ることができます。

西ノ島_国賀海岸・通天橋_230210

摩天崖同様に、この辺り一帯も強い波や風を受けて大地が削られてできた海食崖と呼ばれる断崖絶壁です。大地の上部からアーチにかけて、火山の噴火や隆起によってできた年代も岩質も異なる地層が積み重ねられてミルフィーユのように色が異なる地層が見えています。そのうち、浸食に弱い岩質の部分が削り取られて洞窟状になり、さらに削られ続けて今はこのようなアーチ状になりました。

西ノ島_国賀海岸・天上界③_230210

今はそれぞれの岩に分かれているように見えるこれらの岩々も、かつては1つの大地として繋がっていました。それが通天橋のように削り取られてアーチ状になり、アーチの天井部分が下に滑落して、このような1つずつの岩になっています。国賀海岸は外海に面しているので、このように岩や大地を削り取るほどの荒波や海風が強く、このような光景を生み出しました。

西ノ島_国賀海岸・天上界②_230210

アーチが落ちると海底が浅くなり、かつては船が通っていた場所も今は通ることができなくなるなど海にも少しずつ変化が起きているそうです。このアーチが落ちた岩々のことを離れ岩(はなれいわ)と呼び、この通天橋近くにある離れ岩をまとめて「天上界」と称します。

西ノ島_国賀海岸・天上界_230210

象が水を飲むように見える象鼻岩や、口を開けたカエルのように見える蛙岩、観音様のように見える観音岩など、それぞれの岩には名前が付けられています。実際にどのように見えるのか考えてみるのもおもしろそうですね。

観音岩は別名ローソク岩とも呼ばれ、観音岩の先端に夕日が落ちる光景は神秘的です。島後のローソク島が有名ですが、西ノ島で見られるローソク岩も必見ですよ。

西ノ島_国賀海岸ツリガネニンジン_230210

ダイナミックな岩陰を眺める足元には、ツリガネニンジンの花が咲いていました。季節によって様々な植物が見られるので、トレッキングで植物を探すのが好きな方にも好まれるそうです。その他、海岸沿いや山の中などの場所によっても育つ植物が異なるので、探してみるのもおもしろいかもしれません。

遊覧船で海の上から眺める国賀海岸

国賀浜や天上界に通天橋などの奇岩群など国賀海岸の雄大な景色をより楽しみたい方には、国賀海岸を船の上から楽しめる「国賀めぐり定期観光船」がおすすめです。少し高い位置から眺める展望台とは違い、船上の海面近くから見上げるので、より一層その大きさや迫力を感じることができ、外海と内海を繋ぐ舟引運河(ふなびきうんが)を通ることもできます。船乗り場はフェリーや内航船が着く別府港ではなく、浦郷港(うらごうこう)から出航なので間違えないようにしてください。浦郷港までは各自での移動が必要です。
国賀めぐり定期観光船についてはこちら(隠岐観光株式会社ホームページ)

国賀浜・天上界と通天橋への行き方

西ノ島の西側にある国賀海岸展望台駐車場に車を停めて、さらに坂道をくねくねと下って行きます。左に屋根のある休憩所を見つけたら、そこを左にさらに海へ向かって下りると国賀浜、右へ進むと天上界や通天橋を一望できる展望台に着きます。駐車場横にも高台から景色を見渡せる展望スペースが設けられているので、そちらからの景色を見た後に下りるとまた違った印象を受けておもしろいかもしれません。

別府港~国賀海岸展望台駐車場…車で約20分
駐車場~国賀浜、天上界・通天橋展望スポットまで…徒歩で約5分~10分

国賀浜・天上界と通天橋

島根県隠岐郡西ノ島町浦郷

公式ホームページ 国賀浜通天橋

 

島前3島をお得に周遊!

隠岐諸島・島前_内航船いそかぜ_220907

島前と呼ばれる西ノ島町「西ノ島」、海士町「中ノ島」、知夫村「知夫里島」では、3島を繋ぐ内航船が乗り放題になる「島前3島周遊パス」を販売しています。周遊パスを購入すると、乗船手続きが不要で、乗船時にパスを係員の方に提示するだけなのでスムーズに乗ることが可能です。アイランドホッピングを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。ちなみに、小人券はありませんが、各区間100円です。

料金:1dayパス600円、2dayパス1,000円(通常料金:全区間大人300円、小人100円)
販売窓口:各島観光協会(別府港/西ノ島町観光協会、菱浦港/海士町観光協会、来居港/知夫里島観光協会)
※乗船料は船内で直接支払いすることも可能ですが、「島前3島周遊パス」は観光協会のみでの販売のため船内で購入することはできません。

最後に

隠岐諸島・西ノ島で海岸美を楽しむことができる国賀海岸の「国賀浜」と「天上界」「通天橋」についてご紹介しました。国賀海岸というと断崖絶壁の摩天崖が1番有名ですが、海を身近に感じることができる国賀浜とそのすぐ近くの天上界、通天橋にもぜひ訪れてみてくださいね。

 

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