長崎
国境の島「対馬」をまるごと満喫!おすすめ観光スポット12選
日本海側にある韓国と九州の間に浮かぶ「対馬(つしま)」。九州の最大都市・福岡市と韓国の大都市・釜山への航路があり、直線距離にすると福岡市までは100km以上ですが、韓国釜山までは約50kmなので釜山からのアクセスの方が便利な離島です。今回はそんな対馬のおすすめ観光スポットをご紹介します。
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写真提供:りとふる編集部
Contents
対馬のおすすめ絶景スポット
和多都美神社
鳥居が海の中に立ち、神秘的な雰囲気に包まれている「和多都美(わたつみ)神社」。浅茅(あそう)湾の入り江に建ち、竜宮伝説が残っている神社です。直線上に5つの鳥居が立ち、うち2つは海の中に立っていますが、干潮時には鳥居まで歩いて行くことができます。
新緑に囲まれた社殿も神秘的で、まさに海と山に囲まれた景観の美しい人気の神社です。対馬観光では押さえておきたい人気スポットですよ。
烏帽子岳展望所
日本有数のリアス海岸が広がる多島海を眺めることができる「烏帽子岳(えぼしだけ)展望所」。和多都美神社から車で約5分ほどで着く、対馬を代表する絶景ポイントです。対馬のほぼ中央に位置する展望所からは、浅茅湾の雄大な絶景を360度見渡すことができます。
駐車スペースから展望所までは階段が整備されているので気軽に登れて安心です。対馬に訪れたら、必ず行きたいマストスポットですよ。
韓国展望所
韓国の建物をイメージして造られた「韓国展望所」。日本にいながら韓国に来たかのような気分を味わえることで人気の展望所です。対馬の最北に位置するので、天気に恵まれた日には釜山の街並みも望めます。駐車場からは1932年当時、世界最大級の砲台で日本海側を守る主要砲台であったとされている「豊砲台跡」に行くこともできます。
異国の見える丘展望台
「韓国展望所」と同じく、釜山まで約50kmに位置する「異国の見える丘展望台」。西海岸の道沿いにポツンとあり、海に突き出した展望台です。日本海の大パノラマが望め、撮影スポットとしても人気の展望スポットです。
真下は崖なので、少し恐怖感もありますが、大パノラマを満喫できるフォトスポットですよ。
鮎もどし自然公園
瀬川の清流と花崗岩で覆われた白色の岩が美しい「鮎もどし自然公園」。夏になると川遊びやキャンプを楽しむ人々でにぎわう自然公園です。駐車場からキャンプ場までは吊り橋がかかり、自然の中で雰囲気も最高のスポットです。暑い日には川に足を入れて、涼むのも良いですね。
私たち編集部スタッフが現地を訪れた際には、かわいい声で鳴きながら近寄ってくる1匹の猫がお出迎えしてくれました♪「まさかツシマヤマネコじゃないよね??」とあるスタッフが…。
赤島大橋
対馬中部に位置し、赤島と対馬本土を結ぶ「赤島大橋」。エメラルドグリーンの海と赤島大橋のコントラスト美しいスポットです。対馬の海はモスグリーン色の海が多いのですが、この赤島大橋の下の海は少し曇っていても、エメラルドグリーンの美しい海を見ることができます。対馬を北から南に通る主要道路からは外れて少し進みますが、ぜひ一度は見たいコントラストが映える景色ですよ。
対馬で人気の体験アクティビティ
浅茅湾でシーカヤック
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対馬が誇る絶景スポットでもある浅茅湾では、シーカヤックを楽しむことができます。内海の浅茅湾は外海と比べ、波の影響は少なく穏やかな海のため初心者でも安心して体験ができますよ。壱岐対馬国定公園にも指定されている美しい風景や、複雑な入り江と無数の島々を眺めながら、パドルを漕いでみてはいかがでしょうか。
- 対馬エコツアー 0920-54-3595
- 対馬カヤックス 090-4981-5064
対馬の山でトレッキング
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島の面積の約90%が山地で覆われている対馬には、いくつかのトレッキングスポットがあります。浅茅湾の絶景と金田城跡が望める「城山(じょうやま・標高276m)」や、九州百名山の一つにも数えられ、対馬の地酒の銘柄にもなっている「白嶽(しらたけ・標高519m)」、上対馬を代表し、ツシマヤマネコの生息地でもある「御岳(みたけ・標高490m)」。それぞれの山で異なる魅力を味わってみてはいかがでしょうか。
対州馬の乗馬体験
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対馬の固有種・対州馬(たいしゅうば)がいる「目保呂(めぼろ)ダム馬事(ばじ)公園」では、対州馬の見学や乗馬体験をすることができます。小型の馬なので、初心者でも騎乗しやすく安心して乗馬体験を楽しめますよ。
対州そばの蕎麦打ち体験
対馬産そばの豊かな風味を生かし、つなぎを一切使わずに打つ対州(たいしゅう)そばは、対馬の家庭の味でもあり、対馬の名産ともなっています。「そば道場 あがたの里」では対馬の郷土料理「ろくべえ」や「せんそば」を味わえ、事前に予約をすれば「蕎麦打ち体験」をすることができます。
こちらは「せんそば」と「とんちゃん丼」です。こんにゃくやところてんに似た食感の「せんそば」は、通常の蕎麦とはまったく異なった味わいです。
食後のデザートにおすすめの「蕎麦アイス」は、甘さ控えめでどこか懐かしさが漂う味わいです。付け添えの「そばかりんとう」も絶品なのですが、手作りのためお土産としての販売は現在はしていないようです。今後の商品化にぜひ期待したいところですね。
その他のおすすめスポット
厳原町・城下町を散策
対馬への航路の玄関口「厳原(いづはら)町」。居酒屋やバー、スナックなどがあり、対馬で最もにぎわう市街地です。城下町の風情も漂う対馬藩十万石の街並みを散策してはいかがでしょうか。観光案内所、ビジネスホテルやコンビニもあるので、観光や宿泊の拠点にするのもおすすめです。
対馬野生生物保護センター
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対馬と言えば、ツシマヤマネコかもしれませんね。希少なツシマヤマネコを観たいのなら、「対馬野生生物保護センター」を訪れると良いでしょう。こちらの施設は、対馬に生息する希少野生動物の保護と普及啓発の活動拠点であり、ガラス越しですがツシマヤマネコの「福馬くん」を観察することができます。対馬のみに生息し、現在では絶滅危惧類に指定されている希少なツシマヤマネコに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
対馬のおすすめスポットはいかがでしたでしょうか。対馬はとても大きな島で、その面積は約700km²と日本有数の大きさを誇ります。対馬をまるごと満喫するには、何泊かすることをおすすめします。
下対馬の港町の厳原町から上対馬の比田勝(ひたかつ)までの道のりは、とても狭く急な山道も多いため、車で約2時間ほどはかかります。また、道中には自動販売機は多いのですが、コンビニはもちろんなく、スーパーや商店は大きな集落に集中して点在しています。長時間のドライブになる際は、事前に飲み物を準備しておきましょう。
国境の離島、対馬の島旅を、ぜひ安全運転で楽しんでくださいね。