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【りとふる離島アワード2024】離島専門メディアが国内外の離島から選出

2024.12.27

【りとふる離島アワード2024】離島専門メディアが国内外の離島から選出

国内外の離島情報を扱う離島専門メディア「りとふる」は、2024年に注目され話題となった離島を称える「りとふる離島アワード2024」を決定しました。
離島専門メディアを運営している独自の視点で、国内外の離島の中からりとふる編集部が選出した離島を発表します。そして、「2024年離島注目キーワード」も発表!
あなたが今年訪れた離島は入っているでしょうか。ぜひ、「りとふる離島アワード2024」に選出された離島について調べたり、実際に訪れてみてください。

#りとふるアワード #離島2024 #AWARD2024

アイランダーパスポート

Best Island of the Year

佐渡島_金山坑道_210615

画像提供:PIXTA

佐渡島【授賞理由】
今年大きな話題となったのは新潟県の離島「佐渡島(さどがしま)」の世界遺産登録のニュース。1997年に世界遺産登録に向けた運動が始まってから27年、ついに『佐渡島(さど)の金山』としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。2010年に文化庁の世界文化遺産・無形文化遺産部会 世界文化遺産特別委員会にて世界遺産暫定リストに追加されてから10年以上、地域を中心に世界遺産登録に向けて行われてきた様々な取り組みが実を結んだ明るいニュースとなりました。
佐渡の金銀山の普遍的な価値が認められ、今後はさらに世界中から注目されることが予想されます。
江戸時代の採掘跡で佐渡金銀山のシンボルとも称される「道遊の割戸」など見応えのある景観や、大型モニターの映像や展示物で金銀山の解説を見ることができるガイダンス施設「きらりうむ佐渡」のほか、まるでアニメーションの世界のような雰囲気が漂う「北沢浮遊選鉱場跡」や、日本海のおいしいグルメなども注目です。

りとふる賞

屋久島_縄文杉_210430

画像提供:PIXTA

屋久島【授賞理由】
1993年に日本初の世界自然遺産として白神山地とともに登録された鹿児島県の離島「屋久島(やくしま)」。2023年12月に世界遺産登録30周年を迎え、2024年にはサイクリング・ヒルクライムの屋久島世界自然遺産登録30周年記念大会なども行われました。
島の面積の約20%が世界遺産登録地とされるほか、国立公園地域など手付かずの自然が大切に残されています。世界遺産地域を車で通行しながら間近でヤクザルやヤクシカを見ることができる「西部林道」や、樹齢約2000年~7200年とも言われる「縄文杉」、九州最高峰を誇る「宮之浦岳」、映画の舞台かのような苔むす森が広がる「白谷雲水峡」など雄大かつ繊細な自然の見どころが多いことでも知られています。近年では川遊びや里巡りなどの登山やマリンスポーツ以外の楽しみ方も注目されています。

 

渡嘉敷島_阿波連ビーチ_241224

渡嘉敷島【授賞理由】

沖縄県慶良間諸島に4つある有人島のうちの1つ「渡嘉敷島(とかしきじま)」にある「阿波連ビーチ」が、2024年版『世界で最もすばらしいビーチ』で国内唯一のランクイン。1,000人を超える旅行のプロが世界のビーチの中から選んだランキングで、ハワイのラニカイビーチなど世界の有名なビーチとともに選出されています。
那覇市の泊港(通称 とまりん)から高速船に乗れば約40分で訪れることができる渡嘉敷島。船が着く渡嘉敷港からバスやレンタカーで15分ほど南へ移動すると、山に囲まれるように湾を描くサラサラとした砂浜とケラマブルーの海が美しい阿波連ビーチを訪れることができます。クバンダキ展望台から阿波連ビーチを眺めるのもおすすめです。
参照:The World’s 50 Best Beaches

 

玄界島・小呂島_241224

玄界島・小呂島【授賞理由】

福岡市の沖に浮かぶ離島「玄界島(げんかいじま)」と「小呂島(おろのしま)」をご存知でしょうか。福岡市の離島というとアイランドパークのある能古島や金印が発見された志賀島が有名ですが、玄界島と小呂島に福岡市初の地域おこし協力隊が移住したことで話題となりました。度々地元メディア等の取材を受け、少しずつ知名度が上がってきています。
現在は宿泊施設はなく購買店が1つのみ、基本的には日帰りの渡島のみ可能で、玄界島には完全予約制の飲食店が1店舗と不定期オープンのテイクアウトカフェが1店舗、小呂島には飲食店はありません。福岡市から近い手付かずの離島ですが、小呂島は来年5月頃に島初の飲食店オープンに向けて準備中など、今後の進展が気になる離島です。訪れる際は事前に船の運航情報を調べてから計画するのがおすすめです。

 

端島(軍艦島)_風景_190321

画像提供:PIXTA

端島【授賞理由】

通称 軍艦島として知られる長崎市の沖に浮かぶ「端島(はしま)」は世界文化遺産に登録されています。現在はツアー船で約30分~40分、海況の良い日にのみ渡ることができる無人島です。今年は閉山してから50年を迎え、様々なメディア等で取り上げられることが増えた1年となりました。
江戸時代後期に石炭が発見されて以降は海底炭坑として栄え、1960年代のピーク時には人口密度が世界一となり、日本初の鉄筋コンクリート造りの高層アパートや映画館などの娯楽施設もありました。その後、エネルギー政策の転換とともに石炭の需要が減り、1974年に閉山、その3か月後には無人島となりました。
現在は、当時の島民が生活していた島の一部を見学することができる軍艦島視察ツアーなどが設けられています。激しい海風にさらされて、ここ数年の間にも建物が朽ちているなど、今ある光景を見ることができるのは今だけかもしれません。閉山から半世紀の節目の年に改めて歴史とその生活を考えた方もいるのではないでしょうか。

 

ムラーノ島、ブラーノ島_W02
ムラーノ島・ブラーノ島【授賞理由】

2024年は久しぶりに海外旅行へ出かけた方も多いのではないでしょうか。特に今年海外での大きな話題といえばパリオリンピック。ヨーロッパで実際に観戦した方もいるかもしれません。その影響もあったのか、今年りとふるの記事の中では、同じくヨーロッパのイタリア ヴェネツィアにある「ムラーノ島」と「ブラーノ島」の観光に関する記事がとても人気があり、多くの方に閲覧いただきました。
イタリア北東部に位置し、大小約120の島からなる海上都市ヴェネツィアでは、ヴェネツィア本島が有名ですが、ヴェネツィア本島から日帰りでも訪れることができ、ヴェネツィアングラスの生産地として有名なムラーノ島と、カラフルな街並みがかわいいブラーノ島。憧れのヴェネツィア観光の際には、もう少し長旅をしてムラーノ島とブラーノ島へ訪れてみてはいかがでしょうか。

番外編|2024年離島注目キーワード!りとふるベスト9

最後にもう1つ。2024年のりとふるの閲覧数ランキングを集計した結果、上位にランクインした記事の中で多く共通していたキーワードが「日帰りで行ける離島」でした。その中でも特に注目度の高いベスト9の島をご紹介します。

大島_亀老山展望公園②_210508

画像提供:PIXTA

愛媛県 今治大島…今治駅から尾道駅までの『しまなみ海道』は世界的に有名なサイクリングコースとしても知られています。フルコースだと約70kmもあり、すべての島を自転車で渡るには休憩を入れて6時間~8時間ほどかかります。サイクリングを気軽に楽しみたい初心者の方には、今治駅から大島を周遊するプチサイクリングがおすすめです。坂道を登る体力が必要ですが、亀老山(きろうさん)の頂上にある展望台からの絶景は必見です。

佐久島_イーストハウス_220207

画像提供:PIXTA

愛知県 佐久島/日間賀島/篠島…三河湾に浮かぶ3つの離島は、名古屋市内からそれぞれ日帰りで訪れることができる人気の観光地です。自然と融合したアートが人気の佐久島、名古屋から1番近くイルカと触れ合えるドルフィンビーチや、夏はタコ、冬はフグが有名な日間賀島、恋人の聖地に認定されているキラキラ展望台や日本の夕日・朝日百選に選ばれている松島の夕日など美しい景色を眺めることができる篠島。それぞれ異なる魅力があるので、複数日程で島巡りを楽しむのもおすすめです。

鹿久居島_備前♡日生大橋_210406

画像提供:PIXTA

岡山県 鹿久居島/頭島…備前♡日生大橋で本土と繋がる鹿久居島と、鹿久居島から頭島大橋で繋がる頭島は、どちらも備前市内から日帰り旅行が可能です。頭島にあるたぬき山展望台は瀬戸内海らしい景色を眺められる人気スポットですが、橋を下から眺める光景も穴場な人気の1つです。地元の方にも愛されるかき氷も人気なので、ぜひ冬と夏どちらの景色も楽しんでみてください。

厳島_五重塔

画像提供:PIXTA

広島県 江田島/厳島…広島市からフェリーが出ている江田島へは、呉市から橋が繋がっているため車で行くこともできます。潮が引いた時だけ渡ることができる「ネイビーロード」には、船霊社に願いをかければ成就への道が繋がるという言い伝えがあります。近年おしゃれなカフェも多く、日帰り旅行をしやすい新スポットです。また、広島の離島といえば有名なのが、宮島の愛称で親しまれている厳島。世界文化遺産にも登録されている厳島神社は、ご存知の方も多いのではないでしょうか。五重塔や弥山(みせん)での登山など、厳島神社以外にも目を向けてみると丸1日楽しむことができるほど見どころ満載です。

答志島_街並み_201113

画像提供:PIXTA

三重県 答志島…三重県の中東部に位置する志摩半島の周りに浮かぶ伊勢志摩の島々。主に6つの有人島がありますが、その中でも県内1の面積を誇る答志島には島を縦断するように結ぶ答志島スカイラインと呼ばれる道路があり、ハイキングやサイクリングが人気です。道中で立ち寄れる天望山レイフィールドや答志島ブルーフィールドからの眺めは絶景です。また、町歩きをするだけでも答志島ならではの文化を目にすることができます。島内にはレンタカーはないので、レンタル自転車があると便利です。島内で宿泊する方は旅館の送迎を利用する方法もあります。

最後に

離島専門メディア「りとふる」が選ぶ「りとふる離島アワード2024」に選出された離島の中に、今年実際に訪れた離島はありましたでしょうか。
日本国内で話題になった離島から、離島好きだからこそキャッチできる話題まで、りとふるならではの視点で選出した島々です。
ぜひ、「りとふる離島アワード2024」に選出された離島について、調べてみたり、実際に訪れたり、島旅ライフを楽しんでください。実際に訪れた離島は、ISLANDER PASSPORTに記録して、島旅の思い出をカタチに残してみてくださいね。
2025年も皆さんの島旅が素敵なものになりますように。

アイランダーパスポート