新潟
佐渡島への行き方・アクセスをご紹介!フェリー?高速船?飛行機?料金は?
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2024年7月に「佐渡島(さど)の金山」がユネスコ世界文化遺産への登録が決定するなど、今後さらに注目を集めること必至の「佐渡島(さどがしま)」。日本海に浮かぶ本州最大の佐渡島は海の幸や山の幸が豊富で、おいしいグルメを堪能できる飲食店や美しい海や山の景観はもちろん、アクティビティやアートまで様々な楽しみ方ができます。なんと東京から最短約3時間半で訪れることができるので、週末旅行にもぴったりです。今回は「佐渡島」への行き方や予約、料金、注意したいポイントなどについて詳しくご紹介します。
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Contents
佐渡島に行くための交通手段は?
2024年7月現在、佐渡島に就航する飛行機はなく、新潟県本土にある2つの港から船で渡ることができます。新潟市・新潟港を発着する高速船ジェットフォイルとカーフェリー、上越市・直江津港を発着するカーフェリーの3手段があり、出発・到着時間、乗船時間、費用、出発地や船内での過ごし方などによって選択すると良いでしょう。
かっこいい #ジェットフォイル
新潟港と両津港間を67分で結んでいます💨 pic.twitter.com/4CBxiEaBM9— 佐渡汽船株式会社【公式】 (@sadokisen_0203) February 28, 2024
カーフェリーは事前予約をすると、自家用車を船に乗せて佐渡島に運ぶことができるのが大きなポイントです。高速船ジェットフォイルは全席指定席ですが、カーフェリーはスイートルームなどホテルの部屋のような船室、リクライニングチェアや横に寝転ぶ指定スペースがある1等船室、絨毯が敷かれた雑魚寝スペースや指定なしの椅子席などがある2等船室に分かれています。
R350 両津-新潟 おけさ丸
金欠なので2等でした。雑魚寝w。
1等席の高級感たるや。1等席は乗った時点では既に満席でした… pic.twitter.com/cpvdlIHeu0— いえろむ…@C102日曜東U06b (@yellowmover) October 24, 2020
2等船室は混雑時には横になるスペースがない場合などもありますが、長時間じっと座っていることが難しいような小さな子ども連れファミリーには自由度が高く安心して過ごせるかもしれません。偶然隣になった人同士で話が弾んで知り合いになるなんてこともあり、それも船旅の楽しみ方の1つです。それぞれメリットが異なるので、自分に合った席を選ぶと良いでしょう。
船旅の経験がない方にはハードルが高く感じて心配になる方もいるかもしれませんが、海の景色を眺めたり風を感じたりしながら移動できるのは船旅ならではの醍醐味です。初めての船旅でも安心して佐渡島に行けるように、出発地別に行き方やポイントをご紹介します。
新潟市・新潟港から佐渡島への行き方
新潟港から佐渡島へ行く場合、高速船ジェットフォイルかカーフェリーのどちらに乗船するか選択できます。高速船ジェットフォイルの方がカーフェリーと比べて早く移動できますが、運賃は2倍ほど高くなります。
ちなみに、新潟港の佐渡汽船乗り場の中で、高速船ジェットフォイルとカーフェリーは乗り場が異なるので、どちらに乗るのかよく注意して乗り場に向かいましょう。
【高速船とカーフェリーどちらに乗船するか選ぶポイント】
・運賃
・乗船時間
・座席(個室・指定席・自由席)
・車の運搬有無
・船の発着時間
【新潟港~両津港】
・高速船ジェットフォイル…約1時間/大人1人(片道)7,050円、(往復)13,490円
・カーフェリー…約2時間30分/大人1人片道2,960円~(船室により異なる)
※各運賃には燃料油価格変動調整金が含まれています。(7月現在大人800 円。3ヶ月ごとに見直しあり)
時短するなら高速船ジェットフォイルに乗船
新潟港から佐渡島の両津港まで、できるだけ短時間で移動したい方におすすめなのは高速船ジェットフォイルです。乗船代が割高ですが約1時間で両津港に到着するので、気軽に佐渡島に行くことができます。また、高速船ジェットフォイルのみ運賃の往復割引があるので、5日以内に帰りの便に乗船する場合は行きの便と帰りの便を同時購入して往復割引を利用するとお得です。
できるだけ安く長時間滞在するならカーフェリー
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カーフェリーは高速船ジェットフォイルに比べて乗船時間が長いですが乗船代が安く、朝早くから夜遅くまで運航しているのも魅力です。高速船ジェットフォイルと比べて、朝1便が両津港に到着する時間が早く、両津港から新潟港へ帰る最終便の出発時間が遅いので、少しでも長く佐渡島に滞在したい方にはカーフェリーがおすすめです。また、カーフェリーには車を乗せて渡ることができるので、佐渡島でもマイカーで観光できるのも魅力です。
新潟港への行き方
新潟港は東西に2か所あり、佐渡島へ行く場合は通称“新潟西港”と呼ばれる新潟港佐渡汽船ターミナルを利用します。新潟港佐渡汽船ターミナルの最寄り駅は新潟駅ですが歩くと30分ほどかかるので、バスかタクシーを利用すると良いでしょう。所要時間15分前後で新潟港佐渡汽船ターミナルに行くことができます。また、新潟空港からは直行バスのような定員13人のミニライナーが運行しているので、ミニライナーまたはタクシーで行くと良いでしょう。
【新潟駅から新潟港まで】
バス…約15分/260円
タクシー…約10分/約1,500円
【新潟空港から新潟港まで】
ミニライナー…約25分/700円
タクシー…約30分/約3,000円
新潟市内への行き方
県外から新潟港へ行くには、まず新潟市内まで飛行機・新幹線・高速バス・車などで移動します。
・東京方面から新潟に行く
東京方面から新潟へ行くには新幹線がおすすめです。運行本数が多いので時間の都合をつけやすく、約2時間で行くことができます。また、2024年7月現在、東京(羽田・成田)から新潟空港への直行便は運航していません。
車で行く場合は関越自動車道から北陸自動車道を経由して新潟港に向かいます。時間はかかりますが、複数名で行く際は交通費を抑えることができるかもしれません。
・札幌、大阪、名古屋、福岡、沖縄方面から新潟に行く
大阪、名古屋、福岡方面から新潟へ行くには、直行で新潟まで行くことができる飛行機がおすすめです。新幹線の場合は、1度東京を経由して新潟へ向かいます。
また、札幌新千歳空港と沖縄那覇空港からは、季節によって運航している便が大きく異なります。詳細は各航空会社の情報を確認してください。
大阪(伊丹空港・関西国際空港)⇔新潟空港…約1時間/1日10~20便前後
名古屋(小牧空港)⇔新潟空港…約1時間/1日約6便
福岡⇔新潟空港…約1.5~2時間/1日5~10便前後
上越市・直江津港から佐渡島への行き方
2023年4月29日から新潟県上越市の直江津港と佐渡島南部の小木港を結ぶカーフェリーが就航しました。1日の運航本数が2本程度と少ないですが、カーフェリーは乗船可能人数が多く、車を運べるようになったのでより佐渡島での自由度が上がります。冬季は運休になるので、利用する際は注意が必要です。2024年の運航スケジュールは11月17日までです。利用する場合は運航確認をしてから計画を立てましょう。ちなみに、2022年秋頃までジェットフォイルが運航していましたが、こちらに代わりカーフェリーが運航することになったため、現在はジェットフォイルの運航はありません。
直江津港~小木港…約2時間40分/大人1人(片道)3,120円~ (船室により異なる)
※各運賃には燃料油価格変動調整金が含まれています。(7月現在800円。3ヶ月ごとに見直しあり)
愛犬と船旅を楽しむドックルーム
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直江津港~小木港を結ぶカーフェリーの大きな特徴の1つが、船内でペットと一緒に過ごすことができる「ウィズドッグルーム」です。指定エリア内ではゲージに入れずに一緒に過ごすことができ、専用のドッグランスペースも設けられています。ウィズドッグルームを利用する場合、通常のペット料金のほか、ウィズドッグルーム料金が必要です。利用にはいくつかの条件が指定されているので、愛犬と一緒に乗船したい方は詳細を確認してから予約をしてください。
直江津港への行き方
直江津港へ行く場合は、上越妙高駅または直江津駅から直江津港佐渡汽船のりばを直通で結ぶ連絡バスを利用するのがおすすめです。カーフェリーの運航期間と発着時間に合わせてバスが運行し、上越妙高駅 東口の「佐渡汽船連絡バスのりば」から約30分ほどで移動することができます。路線バス乗り場と共用のバス停ですが、路線バス乗り場は東口の1か所のみなので分からない場合は近くの人に尋ねてみると良いでしょう。ちなみに、上越妙高駅へは東京・上野駅から新幹線で直行することができます。
上越妙高駅前東口~直江津港…直行バスで約30分/大人1人660円、タクシー約30分/普通車で約4,500円
直江津駅~直江津港…連絡バスで約10分/大人1人180円
詳細は頸城自動車株式会社公式ホームページの「4 佐渡汽船連絡バス(上越妙高駅前、直江津駅北口~直江津港)」から確認してください。
佐渡島へ行く時の注意点とお得情報
新潟港は東西2か所あり、佐渡島へ行く場合は通称“新潟西港”と呼ばれる新潟港佐渡汽船ターミナルを利用します。タクシーで行き先を伝える場合などは「佐渡汽船ターミナルに行きたい」と伝えると確実でしょう。
天候状況によっては、海況が荒れて船が揺れることもあります。心配な方はお守りとして酔い止め薬を持って行くと良いでしょう。乗船してみないと分からない部分ではありますが、フェリーと高速船では揺れ方が異なり、人によって苦手な揺れが違うようです。
また、船内で過ごす際にキャリーケースなどの大型の荷物はまとめて荷物置き場に置くため、鍵付きのキャリーケースを使用すると良いでしょう。ボストンバッグや手荷物もファスナー付きのバッグにすると安心です。
乗船代金に関しては、時期によって回数券などのお得な乗船券が販売されていることもあるので、興味がある方は調べてみてください。
佐渡汽船のお得情報はこちらの公式HPへ
乗船予約について
新潟港~両津港および直江津港~小木港のどちらの航路も、事前にインターネットと電話にて乗船予約をすることが可能です。乗船日の2ヶ月前の同日午前0時から予約が可能で、観光客が増える夏季や修学旅行シーズンなどは予約で満席になることもあります。旅程が決まったら早めに乗船予約をすると安心です。
詳細は佐渡汽船公式HPを確認してください。
例)10月12日乗船希望⇒8月12日から予約可能。
佐渡島へは飛行機で行ける?
寄り道は、できるうちにやっておく😎
たぶん界隈では有名な佐渡空港に来ました! pic.twitter.com/INg2hQJY9U— Az鯖@足底腱膜炎(長指屈筋炎) (@azsabar) May 20, 2023
両津港から車で約10分の場所に佐渡空港がありますが、2024年7月現在、佐渡空港に就航している飛行機の定期便はありません。そのため、現在は佐渡島へ行くには船(フェリーまたは高速船ジェットフォイル)の利用が必須です。しかし、佐渡空港を発着する飛行機の運航を予定し準備が進められています。もしも飛行機の定期便が就航すれば、佐渡島へのアクセス方法が広がってより訪れやすくなるかもしれません。
佐渡島について
佐渡島はユネスコ世界文化遺産への登録が決定した「佐渡島(さど)の金山」やレトロな雰囲気が今も残る宿根木などの歴史的価値が高い場所、全国でも佐渡島と飛島でしか見ることのできないトビシマカンゾウというオレンジ色の花の群生地、環境にも配慮されたお米を育てる見た目も美しい広大な棚田、透き通る海など、見どころが数多くあります。日本の有人島の中で沖縄本島に次いで広い面積を誇る佐渡島の各地に観光スポットが点在しているので、訪れたいポイントに合わせて利用する港を選ぶのも良いでしょう。
最後に
新潟県「佐渡島」への行き方・アクセスについてご紹介しました。各種交通機関を利用する際は、必ず最新の交通情報を確認してください。初めての佐渡島旅や船旅だと不安なことがたくさんある方もいるかもしれません。旅行の計画時や出発前にこの記事を参考にして、少しでも疑問を解消してから楽しい佐渡島旅行になるとうれしいです。