福岡
玄界島ってどんな島?島で子育てができる福岡市の離島で移住体験参加者募集
博多湾を抜けた日本海に浮かぶ「玄界島(げんかいじま)」という離島をご存知でしょうか?
透き通る海に囲まれた島には約350人の島民が暮らし、ゆったりとした島時間が流れています。
朝日にきらめく海原、ため息が出るほど美しい夕焼け、夜空を彩る星たち。博多港からたった約35分とは思えない、移ろいゆく自然の美しさ、恵みを日々感じられる場所です。
玄界島からの眺望は、北側には小呂島や柱島、南側にはみずほPayPayドームや福岡タワー、能古島、西側には糸島半島や机島、東側には志賀島や立花山まで眺めることができます。
平成17年(2005年)の福岡県西方沖地震により家屋の約7割が全半壊するなど多大な被害を受けましたが、現在では復興を果たし、新しい玄界島へと生まれ変わりました。
12月には、離島へ移住し生活したいと考えている方へ向けて離島移住体験の日帰りプランを実施します。
#福岡県 離島 #福岡市 離島
提供:福岡市役所地域支援課
玄界小中学校の魅力
玄海国定公園内に位置する自然豊かなこの島で、子どもたちはのびのびと成長しています。令和6年4月現在、小学生2名と中学生6名が在校しており、離島の小規模校ならではの体験が充実していることが大きな魅力です。
玄界小中学校でしか体験できない授業といえば、夏のウニ獲りです。ウニ漁解禁日に小中学生限定で行う毎年恒例行事です。本来は漁業権を持った漁師しか獲ることができないため、とても貴重な体験です。
他にも、島民から島の防災について学ぶ防災フィールドワークに参加したり、海上保安庁による「海の安全教室」を通じて海で遊ぶ際の注意点や海上保安庁の仕事について学ぶなど、島での暮らしに密着した授業も幅広く展開されています。
いつも島の中だけで授業を受けているわけではありません。島外での授業も充実しています。
令和5年度は、小学生は海の中道海浜公園へ歓迎遠足、高宮浄水場や照葉ベジフルスタジアムなどへ社会科見学に行きました。夏にはベイサイドプレイス博多にて太鼓演奏を披露し、小学生とは思えない迫力で好評を博しました。
中学生になると、水産高校のオープンスクールや福岡空港での職場見学など、自らの将来像について考える機会が増えます。玄界島を支える人材、世界に羽ばたく人材、子どもたちの多様な夢や可能性を広げる場となっています。
また、玄界小中学校では、他校とのオンライン学習が当たり前の風景となりつつあります。他の離島に暮らす子どもたちとオンラインを繋げることもあれば、遠く離れた北海道の学校と繋げることもあります。画面越しのコミュニケーションを通じて、表現力や発信力がぐんぐん身についていきます。
さらに、福岡市内の学校で一緒に授業を受ける交流会が年に数回開催され、直接子どもたちが交流する大切な場となっています。
島外にお住まいの親子へ!玄界島移住体験の参加者募集
12月9日(月)~13日(金)の間、自然豊かな「玄界島」で日帰りの離島移住体験をしませんか?
前回の宿泊型の移住体験プランでは2組のご家族が参加し、青空の下で行った釣り体験では大漁でした。
今回は第2弾として、移住を検討されている方向けの日帰り移住体験プランを実施します。
島へ移住したい、島で生活したいと考えている方、離島移住体験をしませんか?
【体験一覧】
・教室からオーシャンビューを眺めながら、玄界島小中学校で学校体験!
・人気釣りスポットでもある玄界島で釣り体験(天候、海の状況により変更あり)
・島の周りを歩いて1周しながら島の自然を見て、触って感動体験 (天候、海の状況により変更あり)など
ご興味のある方はぜひ、ご応募ください!
※参加費無料
※渡船代は各自負担。片道大人870円、小児440円
(「大人」は中学生以上、「小児」は1歳以上小学生以下。ただし、1歳以上小学生未満の方は大人1人につき1人目は無料。)
島の保育園
島には、たった1つの保育園である玄界島保育園があります。定員は20名ですが、島の子どもは年々減り、令和6年4月現在の在園児数はわずか3名です。小規模保育所ならではの混合・合同保育を通じ、異年齢児との交流が図られています。
園外に出かけて大自然に触れることで園児の感性を育んだり、生活に密着した行事や活動に参加したりと、充実した園生活が待っています。
また、竹馬、登り棒、鉄棒、マラソンなどの体力づくりや、運動遊びも積極的に取り入れられ、園児の心身の健康の基礎が培われています。
玄界島は水産業の島ですが、保育園には畑があり、園児たちは野菜の収穫を体験することもできます。
豊かな海の幸
玄界灘は、水産物の宝庫です。玄界島周辺で獲れるワカメは歯ごたえがあり、味わい深いと評判が高く、今では『玄界島特産天然生わかめ』としてブランド化されています。
玄界島の漁業の歴史は古く、その始まりは島の砂浜で漁が始まった16世紀にまで遡ります。
現代では、アマダイ、ウニ、アナゴ、アジ、クエ、サザエ、アワビ、カンパチ、ヤリイカ、エビ、フグ、ブリ、ヒラメなどが獲れ、水産加工品の開発も進められています。
新鮮な水産物に恵まれている玄界島は、食のまち福岡を支える重要な存在と言っても過言ではありません。
島での生活
島民の多くは漁業を生業として暮らしています。また、移住者の多くは市営住宅や県営住宅に住み、博多港まで約35分というアクセス面から生活は島でしながら福岡市内まで通勤している島民もいます。
島でゆっくりとした暮らしを送りながら、仕事や休日は気軽に福岡市内まで行けるというのは、初めての島暮らしでも安心できるポイントです。
お問い合わせ先
<玄界島について>
福岡市西区 地域支援課
所在地:〒819-8501 福岡市西区内浜1丁目4番1号
電話:092-895-7036