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ヨーロッパ

ムラーノ島とブラーノ島を周遊!ヴェネツィアから日帰りで行けるカラフルな街並み♡

2024.01.12

ムラーノ島とブラーノ島を周遊!ヴェネツィアから日帰りで行けるカラフルな街並み♡

人生で1度は行ってみたいヴェネツィア。そんな誰もが憧れるヴェネツィアの魅力は、ヴェネツィア本島だけではありません。観光の中心は本島ですが、多くの島々で構成されるヴェネツィアには様々な特色を持った離島が点在します。この記事では、ヴェネツィアの離島の中でも絶対に訪れてほしいおすすめの2島「ムラーノ島」と「ブラーノ島」についてご紹介します。ヴェネツィアを訪れる際は離島巡りも楽しみの1つなので、ぜひ参考に訪れてくださいね。

#イタリア 離島 #ヴェネツィア 離島 #ヴェネツィア 観光 #ベネチア
文章・画像提供:moe_matsuiさん



ムラーノ島、ブラーノ島とは

ヴェネツィアはイタリア北東部に位置し、大小約120の島からなる海上都市です。そんな多くの離島の中でも、かわいらしい街並みとアクセスのしやすさからおすすめの2島「ムラーノ島」と「ブラーノ島」をご紹介します。どちらもヴェネツィア本島から日帰りで周遊することができますよ。

ヴェネツィアングラスが有名なムラーノ島

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ムラーノ島(Murano)は、ヴェネツィア本島より水上バスで約15分のところに位置する人口約6,000人の島です。世界的に有名な「ヴェネツィアングラス」の生産地としてよく知られています。元々はヴェネツィア本島で製造されていたヴェネチアングラスですが、13世紀の火災をきっかけにガラス職人たちがヴェネツィア本島よりムラーノ島へ移住したことにより、ムラーノ島でガラス工芸が発展していきました。そのため、島内にはヴェネチアングラスを販売するお店がたくさん並んでいて、お店を見て回るだけでもワクワクします。

カラフルな街並みがかわいいブラーノ島

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ブラーノ島(Burano)は、ヴェネツィア本島の北東に位置する人口約3,000人の小さな島です。ヴェネツィア本島からは水上バスに乗って約40分、ムラーノ島からは約30分で到着します。
ブラーノ島といえばカラフルな色の街並みが有名ですが、この街の色には理由があります。漁業で栄えたブラーノ島では、霧が立ち込める冬に漁師たちが自分の家を一目で見分けられるようにと派手な色に塗ったのが始まりと言われています。島のどこを歩いてもカラフルな世界が、まるで絵本の中に入ったような感覚です。
また、ブラーノ島では「レース編み」も有名です。男たちが漁に出ている間に、女たちが漁の網作りの技術を発展させてレース編みに活かしてできた技です。島内にはたくさんのレース編みのお店があるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

ムラーノ島、ブラーノ島へのアクセス方法

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

私は、ヴェネツィア本島からムラーノ島、そしてブラーノ島という順で周遊しました。私のように1日で2島以上の離島を周遊する場合は水上バスの「24時間チケット」を利用するとお得なので、以下を参考にしてくださいね。

ヴァポレットの乗り方

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ヴェネツィアにはゴンドラの他に「ヴァポレット」と呼ばれる水上バスのような乗り物があり、ヴェネツィア本島内や周辺の島々への移動手段として利用できます。距離に関係なく1回の乗船ごとに運賃がかかる1回券の他にも、滞在日数に合わせて長時間有効なチケットもあります。もし24時間以内に3回以上ヴァポレットに乗るのであれば、「1回券」よりも「24時間チケット」を利用する方がお得です。私のように2島以上を周遊するのであれば、少なくとも3回は乗るので「24時間チケット」を利用しましょう。

【ヴァポレットのチケットの種類】
・1回券/ €9.5(75分間有効。時間内であれば乗り継ぎOK)
・24時間チケット/ €25
・48時間チケット/ €35
・72時間チケット/ €45

1回券は小さな駅でも購入できますが、長時間有効なチケットは大きな駅でしか取り扱っていないため、ヴェネツィアに着いたら主要な駅でチケットを確保すると良いでしょう。ほとんどの人が電車かバスでヴェネツィアに着くと思うので、電車なら「サンタルチア中央駅」、バスなら「ローマ広場」のチケット売り場が便利です。

【長時間有効チケットの購入可能場所】
・サンタルチア中央駅(Santa Lucia Central Station)
・ローマ広場(Piazzale Roma)
・ヴェネツィア・マルコ・ポーロ空港(Venice Marco Polo Airport)

ヴァポレットの乗り方は簡単です!チケットをICカードのように機械にタッチして、ヴァポレットの乗り場に入場します。タッチした瞬間が利用開始時間なので、焦ることはありません。
チケットを手に入れたら、いよいよムラーノ島へ出発です!

ヴェネツィア本島からムラーノ島へ

ヴェネツィア本島とムラーノ島を繋ぐ便はサンタルチア中央駅やサン・マルコ広場など複数の乗り場から出ていますが、場所によって所要時間や便番号が異なるので注意してください。ムラーノ島へ1番近い「フォンダメンタ・ヌォーヴェ(Fondamente Nove)」からは、「4.1番」か「4.2番」に乗って約15分で着きます。同じ停留所でも行き先によってアルファベットで乗り場が分かれているので、行き先はしっかりと確認しましょう。また、ヴァポレットはあまり時間に正確ではないため、時間に余裕を持って行動すると安心です。

ムラーノ島には複数の停留所がありますが、「ムラーノ・ファロ(Murano Faro)」か「ムラーノ・コロンナ(Murano Colonna)」で降ります。

ムラーノ島への所要時間

ムラーノ島からブラーノ島へ

ムラーノ島からブラーノ島へ行くには、「ムラーノ・ファロ(Murano Faro)」発着の便のみです。「12番」のヴァポレットに乗って約35分で着きます。

ブラーノ島からヴェネツィア本島へ

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ブラーノ島からヴェネツィア本島へ帰る際は、ムラーノ島から到着した駅と同様の「ブラーノ(Burano)」から「12番」に乗って「フォンダメンタ・ヌォーヴェ(Fondamente Nove)」へ着きます。ブラーノ島には1つの乗り場しかないため、迷う心配はありません。



ムラーノ島の見どころ

本場のヴェネチアングラスを吟味!

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ムラーノ島を訪れたのなら絶対にやりたいことは、ヴェネチアングラスのお店を見て回ること!ムラーノ島は有名なヴェネチアングラスの生産地なので、ぜひお土産にMade in Muranoの作品を持ち帰りたいところです。
メイン通りには、何軒ものヴェネチアングラスのお店が並んでいますが、職人による1つ1つ手作りの作品はすべて1点ものです。お店によってデザインが違ったりするので、見れば見るほど悩んでしまいます。値段はピンキリですが、お土産には手の届きやすいアクセサリーやグラスなどがおすすめ。お店ではある程度の梱包はしてもらえますが、日本へ持ち帰る際は手荷物として持ち込むなどせっかくのお土産が割れないように注意しましょう。

ランチは絶品海鮮パスタ!

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

お腹が空いたら、ランチは島のパスタ屋さんで。イタリアのグルメといえばパスタですが、実は地域によって代表するパスタが異なります。ヴェネツィアは海鮮パスタがおすすめ!私はボンゴレ・ビアンコをいただきました。シンプルな味付けですが、もちもちした麺とガーリックの味わいが本当においしかったです。匂いに誘われて、島の猫もやってきたみたい。

街並みもかわいいムラーノ島!

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

街並みがかわいいのはブラーノ島だけではありません。全体的に淡い色合いのムラーノ島は、ふんわりとした雰囲気でかわいらしい街並みでした。
また、島内には、ヴェネチアングラスの歴史を学べるガラス博物館や、ヴェネチアングラスでできたシャンデリアが有名なサン・ピエトロ・マルティーレ教会などもあるので、ぜひ散策してみてください。

ブラーノ島の見どころ

カラフルな街を散策!

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ブラーノ島といえば、やはりこのカラフルな街並み!船を降りた瞬間から色とりどりの家に囲まれて、気分もMAXです。どこを歩いてもカラフルで島全体がかわいいのですが、私のお気に入りは運河沿いの街並みです。鮮やかな街の色が水面に反射する様子が、とても美しくておすすめです。
また、サン・マルティーノ教会に続く大通には飲食店やお土産屋が並んでいるので、ここでひと休みしたりお土産を探したりしても良いでしょう。ちなみに、教会の鐘楼は元々地盤が弱い土地ということもあって傾いているのだとか。

お土産にはレース編みがほしい!

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

ブラーノ島はレース編みが名産なので、島内にはたくさんのお店があります。テーブルクロスやペーパーホルダーカバーなど日常で使えそうなものもあり、お土産にぴったりです。ヴェネツィア本島ではあまり見かけなかったので、ブラーノ島ならではのお土産になるはずです。

まとめ

ムラーノ島、ブラーノ島_W02

今回ご紹介したムラーノ島とブラーノ島は街の散策やお土産探しであれば、それぞれ1時間〜2時間ほどで回ることができます。ヴェネツィア観光の半日を目安にムラーノ島とブラーノ島の観光へ出かけると良いでしょう。時間が取れない場合は、1島だけを散策するのもgood!
どちらも大満足の離島なので、ヴェネツィアを訪れた際はぜひ訪れてみてくださいね。

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