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自然をビジネスに!小笠原諸島から始めるSDGs!事業拡大に伴い従業員募集

2024.01.16

自然をビジネスに!小笠原諸島から始めるSDGs!事業拡大に伴い従業員募集

東京から南へ約1,000kmの広大な太平洋に浮かぶ小笠原諸島は、日本屈指の自然豊かな地域であり、独自の固有種が生息していることから2011年に世界自然遺産登録されました。
小笠原グリーン株式会社は父島(ちちじま)と母島(ははじま)を中心に、小笠原諸島の公園管理、無人島などの環境保全、環境教育の推進など様々な事業を行っています。中でも「Team Wood Recycle」をいう新たな取り組みが評価され、事業拡大に伴う従業員を募集しています。特に、造園工事業の経験がある方は積極的に採用したいと考えています。
今回は、事業責任者の横山さんと従業員の皆さんにお話を伺いました。

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画像提供:小笠原グリーン株式会社

離島の環境保全に取り組む

父島_小笠原グリーン株式会社・造園工_島職

当社は小笠原諸島が日本に返還された5年後に設立し、戦後でインフラ整備がされていなかった島全体のインフラ整備事業で創業しました。発電所や汚水処理場の運転業務を担い、次いで公園管理や観光地の整備と事業を拡大、その後、小笠原諸島が世界遺産登録に向けて活動する頃から環境保全事業を開始しました。主にグリーン植生に関する領域を専門に事業を行っています。

父島_小笠原グリーン株式会社・TWR相関図_島職

そのような中で、今後もっとも注力したい独自のプロジェクトが「Team Wood Recycle」です。
プロジェクトの具体的な取り組みとして、島内の事業者等と協力しながら環境整備で出た木々や廃材から炭を作って経済活動に繋げたり、良い素材は楽器に加工して海外で販売したりと小笠原諸島の木材をブランド化しています。楽器については販売すると即日完売するほどの人気があります。

父島_小笠原グリーン株式会社・地域環境教育_島職

他にも、子ども向けのセミナーや小学校の年間カリキュラムに組み込まれた活動など、地域の環境教育を展開しています。また、毎月地域の子どもたちが20人~30人程度参加する森づくり活動をし、参加者には島内の飲食店で500円の金券として使えるチケットを渡しています。
このようにグリーンメンテナンスを軸に教育やSDGsなど新たな事業を展開しています。

多様性を受け入れる社風が何よりの魅力

当社では、従業員の考え方や経験などの多様性を理解して仕事を増やそうという風土が特徴です。身に付けた個々のスキルや経験を生かして、教育関連の事業や樹木医の仕事など新たな仕事の受注にも繋がっています。
※以下、従業員3名によるインタビュー

環境保全担当(黒崎さん)
小笠原諸島・無人島_小笠原グリーン株式会社・保全の仕事-無人島_島職私は、20歳頃からアルバイトで小笠原諸島に通っていたのですが、その時からずっと小笠原グリーンにお世話になっています。フリーターとして約10年間、東京や他の場所で働きながら30歳前後で小笠原グリーンの社員になりました。
小笠原諸島は自然が素晴らしい場所で、住むのも快適です。仕事もやりがいがあるので、とても良かったと感じています。
仕事の内容は、周辺の無人島での作業が中心です。日帰りで行ったり、1週間ほど泊まりで行くこともあります。

樹木管理担当(樹木医 三川さん)
父島・母島_小笠原グリーン株式会社・樹木点検-働く様子_島職私は、林業に興味を持ち、小笠原諸島で働くことを決めました。最初は特に意識をしていませんでしたが、求人サイトで林業を検索したところ小笠原グリーンが最初に表示され、もともと小笠原諸島自体にも興味があり、それがきっかけでここに来ることになりました。
この仕事で1番うれしかったことは、樹木医の資格を取ることができたことです。これがきっかけで、仕事の幅が広がりました。
また、世界遺産の自然に深く関わりながら働けることも魅力で、通常の観光では見られないような自然に触れることができるのが良いと感じています。

施設管理担当兼環境教育担当(伊能さん)
父島_小笠原グリーン株式会社・環境教育_島職私は、前職では塾の講師で塾長まで経験しましたが、元々体を動かすことが好きだったため、ブルーカラー系の仕事を探していました。しかし、このような職種は経験者のみを募集している会社が多く、未経験のキーワードで検索すると離島の求人が多く出てきました。
旅行が好きだったため離島に行くことも選択肢に入れ、離島の中でも1番遠い場所を選ぶことにしました。最初は体力系や造園の仕事に従事し、今では教育業界の経験を生かして小学生や中学生に向けた環境教育にも携わっています。塾講師の経験が新たな場所で活かされていることに感謝しています。

福利厚生の充実も魅力

男性従業員は共同寮を利用でき、女性従業員は車で8分の場所にあるオーシャンビューの女性専用寮を利用できます。寮費は男性寮が月10,000円ほど、女性寮が月15,000円に水道光熱費が追加されます。女性寮の方が若干高いですが、その分部屋が広く、生活環境が整っています。
賃貸の場合、島内の相場で1Kが7万円~8万円ですが、会社から一律3万円の家賃補助があります。
他にも、会社にとって重要な樹木医や施工管理技師などの国家資格取得に関する出張費や宿泊費を支給する支援制度も設けています。

父島_小笠原グリーン株式会社・お疲れビール_島職

また、めずらしい福利厚生としては、勤務中の飲み物はすべて会社が無料提供しています。勤務後にビールやノンアルコールドリンクなどを1日1人1本飲める「おつかれビール」という制度があります。

離島での生活を楽しめる人材を募集

父島_小笠原グリーン株式会社・造園工_島職

オンとオフの切り替えを上手に行えて、仕事もプライベートも充実した生活を送りたい方は、経験の有無に関わらず、ぜひご応募ください。
必須の専門的なスキルはありませんが、造園経験や林業経験などがある方は当社でも生かしやすいと思います。当社は特に植物の取り扱いが中心で、生態系の基盤となる森林の保全を担っています。そのような経験やスキルがあれば、昇給に繋がることもあります。
基本的に運転免許は必須です。当社には4トントラックがあるので、可能であれば準中型以上の免許があるとより良いです。
また、新年度を迎え当社では造園工に関する人材ニーズがあるため、経験者についてはより積極的に採用したいと考えています。

他にも、当社ではITスキルや営業経験なども生かせます。今後はDX推進事業にも力を入れたいと考えているため、人手不足の中、デジタル技術を活用して社内システムの構築や営業の仕組み作りなどで活躍していただきたいです。

応募方法について

業界未経験の方もお気軽にご応募ください。離島では人材不足が多く、きっと今までの経験を生かせるポジションがあると思います。まずは、要望や経験をヒアリングして、実際の仕事内容や適性を確認してから適切な仕事を見つけることができればと思っています。

 

募集内容について

当社では環境保全に携わる従業員を募集します。

環境保全事業
業務内容 造園工、環境保全、公園管理、樹木管理、清掃など
必要な免許・資格 運転免許必須。その他は特になし
雇用形態 契約社員
契約期間 2025年3月31日まで(以後1年更新)
※更新時に正社員登用も可能
試用期間 あり(3ヶ月、試用期間中の労働条件:社会保険への加入を保留)
募集人数 5名
勤務地 小笠原父島・母島
就労時間 7:00~16:00
休憩時間 11:00~13:00
時間外労働 あり(月平均0.5時間以下)
休日・休暇 日曜、祝祭日
給与・賃金 日給9,000円~
※昇給:年1回 ※賞与:年2回(業績による)
各種手当 無人島出張手当(日帰りの場合 2,000円+昼食支給、宿泊の場合 1,000円+3食支給)、技能手当
副業可否 可能
加入保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金
その他福利厚生 資格取得支援制度、家賃サポート制度、長期休暇支援制度(年1回の往復船賃支給)

自然・スポーツ・趣味で休日も充実

小笠原村は数ある日本の離島の中でも移住者がとても多く、平均年齢が40代後半と若いことが特徴です。
※以下、従業員3名によるインタビュー

小笠原諸島_小笠原グリーン株式会社・休日過ごし方-黒崎撮影_島職

黒崎さん:島内には娯楽の施設がないので、休日は基本的に自然の中で遊んだり、海が近いので泳いだり、夕日を見たりとのんびり過ごしています。私は写真が好きなので、美しい風景を写真に収めて観光協会主催のイベントなどに出展することもあります。他にも、絵や音楽などの趣味を楽しんでいる方が多いです。

小笠原諸島_小笠原グリーン株式会社・休日海遊び_島職

三川さん:私は、海に行って泳いだり、好きな魚を釣ったりして過ごしています。また、私は独身で移住したのですが、妻とは島内の飲食店で出会い結婚しました。結婚してからは家族の時間を楽しんだり、自分で釣った魚を調理して食べたりと島暮らしを満喫しています。

父島_小笠原グリーン株式会社・休日バスケ_島職

伊能さん:私は黒崎さんや三上さんのように海で泳ぐことは少なく、主にスポーツに取り組んでいます。バスケットボールやサッカー、バドミントンなどに参加しています。特に父島と母島ではゲートボールが流行していて、スポーツの後は仲間たちと一緒に飲みに行くのも楽しみの1つです。
海に興味がなくても、体を動かすことが好きな人は楽しめると思います。年齢も幅広く、中学生から40代、50代まで様々な世代が参加しています。

小笠原諸島からサスティナブルを発信

離島の最大の懸念は人口減少が進む社会への対応で、離島の存続が厳しい場所と可能な場所が出てくると考えています。小笠原諸島は東京から船で24時間も掛かるなどの特異な状況があり、このままでは2050年に現在の人口規模を維持することは難しいだろうと予測しています。

当社では小笠原諸島が世界自然遺産に認定されていることを活かし、サスティナブルな取り組みを行い、先進的な地域として知られるようになりたいと考えています。この取り組みにより、離島での生活が従業員たちにとっても魅力的で楽しいものになると期待しています。また、小笠原諸島は知名度が高いため、大手企業との交渉や営業活動も行っており、これからもますます新しい取り組みが生まれる可能性を秘めています。
今後も、2050カーボンニュートラルに向けてサスティナブルなアイデアを離島から広め、企業として収益も上げていきたいと考えています。離島の企業が単独でSDGsに取り組むには様々な制約がありますが、環境保全に関心のある企業とのパートナーシップを強化し、お互いに利益を得る関係を築くことが重要です。このパートナーシップにより、これまでできなかったことが実現できるようになり、企業との協力によるメリットが期待されます。このようなwin-winの関係を積極的に築いていくことを目指しています。

キーワードは「SDGs」

当社は、世界の気候変動と日本の人口減少に対処するために、「世界自然遺産」である小笠原諸島だからこそ果たせる重要な役割があると信じています。この離島が抱える困難な条件を克服し、豊かな自然を武器にして地域ブランド向上や経済的な繁栄を実現できると考えています。
人口減少下でも移住者の絶えない豊かな島を目指し、日本で1番遠い島「小笠原諸島」から、共に働いて世界を変えていく!そんな仲間になりませんか?

 

小笠原グリーン株式会社

東京都小笠原村父島字東町

04998-2-2523

公式ホームページ

 

島職

 

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