長崎
秋冬の「壱岐観光」にハマる人続出!?旅を満喫できる4つの理由♪
離島の観光と言えば、きれいなビーチでBBQやマリンアクティビティを楽しむことを想像する方も多いのではないでしょうか。実は、古事記とも所縁がある「壱岐島」では、歴史や文化、自然などの楽しみ方は様々です。今回は、秋冬でも楽しむことができる壱岐島の魅力をご紹介します。
写真提供:壱岐市観光課
Contents
1. 壱岐島の景勝地
日本海に浮かぶ壱岐島は、荒波の影響を受けた玄武岩の景勝地がいたるところにあります。中でも、古事記の国生み神話に登場する伝説の「八本柱」である「猿岩」と「左京鼻」はぜひご覧いただきたい、壱岐島でも人気の景勝地です。
猿岩
ある角度から見ると猿の横顔に見える「猿岩」は、壱岐随一のフォトスポットです。猿岩の正面には草原が広がり、草原からの景色も絶景ですよ。また、すぐ近くには黒崎砲台跡があるので、一緒に巡ってはいかがでしょうか。
左京鼻
細い柱を束ねたような奇岩が突き出ている「左京鼻」。海鵜のおびただしいフンに覆われているのですが、遠目には化粧を施したように美しく見えます。
鬼の足跡
草原にぽっかりと開いた、周囲110mの大穴は圧巻です。冬は夏に比べて特に波が荒いため、冬の時季に行くことで、長い時を経て浸食していく本当の姿を見られることでしょう。
2. 壱岐島の歴史・文化
古事記で5番目に生まれたとされる伊伎島(現:壱岐島)には、その歴史を物語るたくさんの遺跡や伝統文化があります。壱岐島の歴史や文化を知ることで、より壱岐島のファンになることでしょう。
原の辻遺跡
弥生時代の環濠集落「原の辻遺跡」は、一支国の王都に特定された遺跡で、国の特別史跡に指定されています。まるで、歴史の教科書に載っているような弥生時代にタイムスリップした風景が広がります。
一支国博物館
ユニークな形状をした、「一支国博物館」。世界的建築家・故黒川紀章氏の遺作です。壱岐市民の顔をモデルに160体の人形で一支国の古代の生活を再現したユニークな展示をはじめ、体感しながら楽しめる見ごたえのある博物館です。発掘された埋蔵品の復元作業もガラス越しに見学することができます。
壱岐風土記の丘 古墳館
古墳がとても多いことでも知られている、壱岐島。壱岐の古墳群は、長崎県内にある古墳の約6割にあたる280基の古墳が存在しています。すべてを回るのは難しいでしょうが、古墳館では古墳の歴史について展示されているほか、実際に掛木古墳の中を見学することができます。
壱岐風土記の丘 古墳館
長崎県壱岐市勝本町布気触325番地
0920-43-0809
9:00~17:00
壱岐大大神楽
神社庁に登録されているだけでも、150社も存在する壱岐島内の神社では、秋から冬にかけて毎日のように神楽が奉納されています。12月20日に住吉神社で奉納される、国指定重要無形民俗文化財「壱岐大大神楽」には、例年、地元の方から観光客まで多くの方が訪れています。
住吉神社
長崎県壱岐市芦辺町住吉東触470-1
0920-45-3002
3. 冬でも堪能できる壱岐の食材
食材に恵まれている壱岐島は、生活のほとんどを壱岐島産の食材で賄うことができると言われています。そんな壱岐島で、ぜひおすすめしたい食材は、壱岐牛です。
壱岐島内のみで飼育される壱岐牛は、頭数が少なく、年間の出荷数は約900頭程度です。そのため、全国へはほとんど流通しないため“幻の和牛”とされています。潮風を浴び、ミネラル分を含んだ牧草を食べて育った壱岐牛は、さっぱりした脂と甘み、やわらかさが絶品ですよ。
また、壱岐と言えばなんといっても美味しい魚。どの季節でも新鮮な魚介類を味わうことができるのですが、壱岐の人は言います。「魚は冬が一番おいしい!」と。海水が冷たくなる冬は、特に魚に脂がのって絶品ですよ。ブリやヒラス、アラにヒラメ、そしてカキも。ぜひ、最高の旬の味を壱岐で味わっていただきたいですね。
4. 天然温泉・湯本温泉に宿泊
壱岐島に温泉というイメージがある方は、少ないのではないでしょうか。島の西側に位置する湯本地区には、古くから湯治場として親しまれている「湯本温泉」があります。
湯煙がのぼり立つ温泉街ならでの風情を楽しむことができる、壱岐随一の癒しのスポットです。国民宿舎から高級旅館まで、温泉宿や立ち寄り湯が密集しています。湯本湾の絶景と天然の温泉に、身も心も癒されることでしょう。ファミリーでも、カップルでも、ゆったりとした気分で温泉を満喫してみませんか。
最後に
きれいなビーチでの海水浴、新鮮なウニなど、夏のイメージが強い壱岐ですが、実はグルメや神社巡り、神楽、温泉など、近年では秋冬の壱岐にハマる観光客が増えているようです。今年の秋冬はぜひ、壱岐島へ♪