これを見れば分かる「天草」の観光！5つの楽しみ方をカテゴリー別に解説

大小120もの島々からなり、海に囲まれた自然豊かな諸島の「天草（あまくさ）」。1年を通して海の幸や山の幸も豊富にあり、キリシタン弾圧や島原・天草の乱などは歴史的にも有名です。今回は、そんな天草の楽しみ方を5つのカテゴリーに分けてご紹介します。

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アイキャッチ画像：PIXTA

1.天草の定番観光スポット

天草四郎ミュージアム

南蛮文化やキリスト教伝来の様子などを資料で学べる歴史テーマ館です。天草四郎を中心とした「島原・天草の乱」についての歴史的背景など、歴史ファンには必見のスポットです。自由と平等を求めて戦った壮大なロマンと軌跡をたどる映像資料は心打たれることでしょう。

 

天草パール・センター

施設内には、海中水族館の「シードーナツ」、真珠専門店の「パール・センター」、キリスト資料館の「天草パール・マリア館」などのが入っています。その中でも海中水族館のシードーナツでは、イルカとのふれあい体験などのプログラムが人気で、大人から子どもまで楽しむことができる複合施設です。また、土日限定や期間限定のプログラムもあるため、事前に公式ホームページを確認していくと良いでしょう。

 

千巌山展望所

八代海、有明海、天草五橋などが一望できるロケーションが魅力の展望所で、1935年（昭和10年）6月には国の文化財名勝にも指定されています。また、春には千巌山公園に植えてある桜が見どころで、人気のお花見スポットです。

 

倉岳神社

天草諸島最高峰（標高682m）の倉岳山頂に鎮座する「倉岳神社」。鳥居と大パノラマの絶景を一緒に撮影できるインスタ映えスポットとして人気です。

 

 

おっぱい岩

海水の浸食などでできたと思われる奇形岩です。まるで女性の乳房にそっくりな形をしていることから「おっぱい岩」と言われるようになりました。干潮時にしか見ることができず、直接触れると胸が大きくなるなどと噂されています。

 

富岡城跡

肥前唐津藩の寺沢志摩守広高によって築かれた「富岡城」。1637年に「島原・天草の乱」で一揆軍から攻撃を受けた城としても知られています。また、現在では富岡城の本丸跡に「熊本県富岡ビジターセンター」が整備され、天草の自然・歴史・文化などの情報を発信しています。

 

崎津教会とその集落

2018年に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の一つでもある「崎津集落」。集落内にある「崎津教会」はゴシック様式で、その堂内は国内でも数少ない畳敷きになっています。ノスタルジックな集落を散策してみてはいかがでしょうか。

 

 

牛深海中公園

1970年（昭和45年）に日本で初めての海中公園として選定された「牛深海中公園」。牛深海中公園遊覧では、グラスボートで海中の景観を楽しむことができ、魚の群れや色鮮やかなサンゴなどを見ることができます。

 

2.天草で体験できるアクティビティー

イルカウォッチング

天草と言えば、野生のイルカに遭遇できるイルカウォッチングが人気ですね。漁船やクルーザーなどに乗ってイルカがいるポイントまで行き、その後はたくさんのイルカたちを見ることができます。90％以上という高い遭遇率で、年中楽しむことができるのが魅力ですね。イルカウォッチングが可能な業者は、島内に複数あるので、事前に予約して行くとスムーズでしょう。

マグロウォッチング

マグロの養殖場がある大多尾魚港ではマグロのエサやり体験ができ、迫力のあるマグロ同士のエサの争奪戦を見ることができます。また、海鳥たちもエサの小魚に群がってきて、マグロと鳥の争いもマグロウォッチングの見どころです。3日前までに予約が必要なので、催行人数や体験時間を事前にホームページより確認しましょう。

 

3.天草で食を楽しむ

天草で新鮮な海の幸を堪能

有明海と八代海と東シナ海に囲まれた天草では、新鮮な海の幸に恵まれています。和食、洋食、中華などさまざまな料理に天草の魚介類が使われています。こちらでは、ジャンルごとに異なる海鮮グルメをご紹介します。

天草地魚料理 いけすやまもと

 

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aya(@aya_98_row)がシェアした投稿 – 2015年 8月月12日午後9時22分PDT

店内にいけすがあり、天草近海で獲れた地魚料理は地元の方にも愛され続けている人気のお店です。新鮮な海鮮料理を味わいたい方にはおすすめです。

 

リゾラテラス天草

 

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山田祐歌(@y_uka15)がシェアした投稿 – 2019年 7月月28日午前2時49分PDT

施設内にある「Plate cafe L’isola」では、天草で捕れたシーフードを使ったパスタやカレーなどを味わえます。目の前に広がる天草の海を眺めながらの食事は、ファミリーやデートにもぴったりですね。

 

蛇の目寿し

 

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Masahiro Watanabe(@masahiro_watanabe0424)がシェアした投稿 – 2019年10月月15日午前6時08分PDT

天草灘の豊かな海で育った新鮮な魚介類と大将の技術が味わえる、天草で人気のお寿司屋さんです。いつもより少し贅沢にお寿司を楽しみたい方にはおすすめです。

 

大空食堂

 

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@da_sakuがシェアした投稿 – 2019年 9月月26日午前3時12分PDT

宇城市と上天草市をつなぐ天門橋を渡ったすぐ近くの漁港にある食堂です。野菜と魚介類がたっぷりと入ったボリュームのあるチャンポンが人気のメニューです。

 

道の駅で食事休憩

上天草市大矢野町と宇城市三角町を結ぶ「大矢野バイパス」が開通したことで、車での天草観光がより便利になりました。地域の特産品を販売している道の駅は、ドライブの楽しみの一つですね。こちらでは、天草の道の駅をご紹介します。

道の駅 上天草さんぱーる

天草四郎ミュージアムの目の前にある道の駅です。レストランでは地元の食材を使った様々なメニューを楽しめます。また、新鮮な魚、野菜、果物なども販売しているので、自宅用に購入する方も多いですよ。

 

道の駅 有明 リップルランド

有明名物のタコステーキの天ぷらがのった、人気のタコ天丼が絶品です。他にも天草の地魚を使った丼ぶりや定食を低価格で提供されるのが魅力です。

 

 

道の駅 天草市イルカセンター

今年（令和元年・2019年）6月にオープンした天草でもっとも新しい道の駅です。晴れた日には早崎瀬戸を一望できる展望デッキがあり、イルカウォッチングに訪れる多くの方が立ち寄る道の駅です。レストランはもちろん物産コーナーも充実した施設です。

 

 

おしゃれなカフェでひと休み

カップルや女子旅では、おしゃれなカフェでひと休みしたいですよね。自然に恵まれた天草では、古民家や隠れ家など雰囲気の良いカフェもたくさんあります。自分にぴったりなカフェを見つけてみてはいかがでしょうか。

小豆カフェ

 

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ayktsr(@ayou182)がシェアした投稿 – 2019年10月月8日午前4時36分PDT

 

麻こころ茶屋

 

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Cafe RAIN

 

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hiromi kuwahara(@rain_0201)がシェアした投稿 – 2019年 9月月13日午後5時24分PDT

 

島のディープなナイトスポット「中央新町」

天草市役所からほど近い「中央新町」付近では、スナックやバーが点在している島内随一のナイトスポットです。地元の方から耳よりの情報を得ることができるかもしれませんよ。島内に宿泊する際には、ディープな天草のナイトスポットを散策してみてはいかがでしょうか。

4.天草の島々を巡ろう

天草の大矢野島、上島、下島は橋でつながっているので、九州本土から陸続きで便利に行くことができますが、周辺にも魅力のある離島があります。こちらでは、中でも特徴のある御所浦の島々をご紹介します。

御所浦島

御所浦町でもっとも大きな島「御所浦島（ごしょうらじま）」。御所浦の地名は、景行天皇の巡幸時に行宮が置かれたという伝説に由来するとされています。また、地質的に歴史が古く、アンモナイトや植物食恐竜の化石も発見されています。島内には白亜紀資料館やトリゴニア砂岩化石採集場などがあり、白亜紀（約1億4500万年前から6600万年前）を学ぶことができます。

 

牧島

リアス式の海岸線を持つ「牧島（まきじま）」では、美しい入り江がいくつもあります。また、アンモナイト館や天然記念物に指定されている樹齢数百年のアコウの木を観ることもできます。御所浦島とは中瀬戸橋でつながっているため、御所浦島と一緒に周遊してみてはいかがでしょうか。

 

5.WANIMAファン必見！聖地巡礼スポット

近年、天草は日本を代表する人気ロックバンド「WANIMA」のメンバーの出身地としても知られるようになりました。ふるさとでMVの撮影、ライブ、寄贈など地元愛たっぷりなメンバーへ共感し、彼らが高校まで過ごした天草・倉岳町は、WANIMAファンにとっては聖地となっています。

パチンコ大和

メンバーが高校生時代にバンド練習をしていた場所で、楽曲「アゲイン」のMVでも使用されているスポットです。

えびすビーチ

「鯛夢トンネル」を抜けると、メンバーが青春時代を過ごした静かな海「えびすビーチ」が広がっています。トンネル内から見える海も風情があって最高です。

天草宝島国際交流会館ポルト

楽曲「Drive」の撮影やライブでも使われていた、メンバーがスプレーでペイントしたワゴン車が天草宝島観光協会に無償譲渡されました。そのワゴン車は天草宝島国際交流会館ポルト前で展示され、「聖地巡礼」の目玉スポットになっています。

天草の行き方

熊本市内からドライブ
宇城市の三角、大矢野島、上島、下島は橋がつながり、陸続きとなっているので、天草五橋と天草瀬戸大橋を渡り、快適なドライブルートが整備されています。熊本市内から天草下島までは、車で約2時間ほどで行くことができます。

長崎から天草の下島へ
長崎方面からは、船で天草へ渡るルートが2つあります。1つは長崎市内の茂木港から富岡港までの高速船、もう1つは島原の口之津港から鬼池港までのフェリーで、長崎と天草の周遊に便利なルートです。高速船は車での乗り入れができないため、車で渡る場合はフェリーを利用することになります。

茂木港～富岡港の時刻表 : http://www.reihoku-kisen.jp/time/

口之津港～鬼池港の時刻表 : https://www.shimatetsu.co.jp/ferry/guide/

参照元：苓北観光汽船株式会社、島原鉄道株式会社

 

飛行機で天草の下島へ
天草下島にある天草空港は、福岡空港と熊本空港行きの定期便があります。遠方からの旅行の場合は、飛行機を乗継いで天草空港まで行くのが便利です。他航空会社との連帯運送契約は行っていないため、飛行機の乗継時間には余裕をもっておくと良いでしょう。

飛行機予約及び運行状況 : https://www.amx.co.jp/

参照元：天草エアライン株式会社

 

鹿児島の長島から天草の下島へ
鹿児島方面からは、長島の蔵之元港から牛深港までフェリーで渡ることができます。鹿児島県に属する出水郡長島町も天草諸島に含まれる島なので、鹿児島県と合わせての周遊や天草諸島をより深く巡りたい方におすすめのルートです。

蔵之元港～牛深港 : http://www.ezax.co.jp/jikoku.htm

参照元：三和商船株式会社

 

最後に

いかがでしたでしょうか。天草の下島は、日本の主要4島（北海道・本州・四国・九州）を除くと8番目に大きな島です。広域の天草を堪能するには、島内で宿泊するのがおすすめですよ。また、本土と天草を結ぶルートは複数あるため、目的に応じた観光ルートを選ぶと良いでしょう。