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アジア

【パンイー島】海の民が暮らす水上に浮かぶタイ漁村の島

2023.04.03

【パンイー島】海の民が暮らす水上に浮かぶタイ漁村の島

タイ南部パンガー県にあるパンガー湾には160を超える美しい島々や不思議な形をした岩礁が数多く点在し、生い茂るマングローブや小さな入江、洞窟など、独特の景観が魅力です。その中でも、そり立つ巨大な石灰岩のふもとに作られた高床式の家屋で暮らす「パンイー島」では『海の民』と呼ばれる人々が過ごしています。今回は海に浮かぶ漁村の島「パンイー島」の見どころや行き方についてご紹介します。

#タイ 離島 #タイ 観光 #パンイー島 観光 #観光スポット
文章・画像提供:タイ国政府観光庁 福岡事務所
編集:りとふる編集部



【見どころ】

タイ・パンイー島_アオパンガー国立公園_LG0143

タイ南部のパンガー湾に浮かぶパンイー島は、もともと18世紀の終わりに数人のジャワ人たちがインドネシアからタイのアンダマン海に航海をし、最終的にこの場所に辿り着いたのが島の始まりだと言われています。現在では1,400人ほどの海の民と呼ばれるモーケン族(チャオレーとも呼びます)が暮らしています。200軒を超える家屋をはじめ、学校やシーフードレストラン、土産物店からモスクにいたるまで、すべて高床式で水上に造られていますが、そり立つ石灰岩のふもとには限られた土地があり、そこには代々この場所で暮らしてきたモーケン族の祖先のお墓が安置されています。住民にとって唯一の貴重な陸地は祖先と信仰のために活用されているという、その独自の文化に触れることができます。

タイ・パンイー島_アオパンガー国立公園_LG0143

パンイー島に上陸して内部に入ると、迷路のように伸びる通路に観光客向けの食べ物やお土産品が売られている光景や、漁業のための釣り場や養魚場が浮かんでいる光景を見ることができ、観光業と漁業をメインの生業としているこの島の人々の生活を垣間見ることができます。パンイー島内にはたくさんの商店や土産物店があり、干物などの海産加工物、地元産のカキの殻で作られた美しい装飾品などが観光客に人気の商品です。

タイ・パンイー島_アオパンガー国立公園_LG0143

島民はイスラム教を信仰し、彼らにとって神聖な場所であるモスクは、金色のドームが印象的な巨大な大理石でできた2階建てとなっています。

タイ・パンイー島_アオパンガー国立公園_LG0143

パンイー島ではすべてが水上生活となりますが、最近では海外のサッカークラブチームから新たに水上サッカーグランドが寄贈され、子どもたちがサッカーを楽しんでいます。島のサッカーチームはバンガー県の大会でも上位の成績を収めるほどの強豪だそうです。海に浮かぶサッカーグランドも必見です。

【楽しみ方】
パンイー島を観光する際は、年間を通してプーケットから参加できるパンガー湾ツアーがおすすめです。パンガー湾を巡るクルーズツアーは、スピードボートや帆船、自らシーカヌーを漕いで鍾乳洞のダイナミックな洞窟を巡るものなど、種類も豊富です。パンイー島だけでなくパンガー湾ならではの大自然を船で巡りながら満喫することができます。

【入場料】
パンガー湾国立公園の入場料:大人300バーツ/子ども150バーツ

【行き方】
バーンヒンロム港からロングテールボートで約30分。プーケットやクラビから出発するパンガー湾ツアーに参加するのがおすすめです。

【最後に】
プーケット県やパンガー県へ行った際に買う定番のお土産として、エビを使った辛みそのようなご当地の珍味「ナムプリック・クンシアップ」があります。濃い味付けで、生野菜やご飯と一緒に食べるとおいしいのですが、パンイー島の「ナムプリック・クンシアップ」は、エビだけでなく小魚やカニを入れた商品もあるのが特徴的です。見つけた際はぜひ試してみてください。

パンイー島

8GP3+5C5, Ko Panyi, Mueang Phang-nga District, Phang-nga 82000 タイ

66 (0) 7641 3400-2(タイ国政府観光庁 パンガー事務所)

 

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