アジア
ナンユアン島を現地レポート!行き方から楽しみ方までご紹介♪
タイのタオ島の西に浮かぶサンゴ礁の島「ナンユアン島」。3つの小さな島を結ぶように白砂のビーチが続く美しい島です。島の周りはダイビングスポットとしても人気で、ビーチからでもシュノーケルを楽しめます。今回は、ナンユアン島の行き方から楽しみ方までご紹介します。
#タイ王国 #タイ 離島 #ナン・ユアン島 #アクティビティ
取材:りとふる編集部
ナンユアン島への行き方と注意事項
ナンユアン島はダイビングスポットとしても人気で、サムイ島からもツアーが出ています。
ただ、サムイ島からだとナンユアン島までは結構な距離があるので、朝に出発してほぼ丸1日のツアーになることが多いでしょう。サムイ島発のツアーだと内容にもよりますが、3,000バーツ~4,000バーツ程度が多く、滞在時間も短くなってします。
ツアー以外で行くには、サムイ島の高速船が出ている港から約1時間30分でタオ島へ渡り、タオ島の港(Mae Haad Pier)から船で約20分でナンユアン島に到着します。
ナンユアン島をゆっくりと楽しみたいのであれば、タオ島に1泊~2泊するのも良いでしょう。タオ島内にも飲食店やレストランはたくさんあり、サムイ島とはまた違った魅力がある島ですよ。
ナンユアン島は、島全体がタイの国立公園に指定されています。美しい島の魅力や独自の生態系を守るために、島に着いたら入島料が必要です。島の入口には常時スタッフがいるので、特に迷うことはありません。
ツアーなどで訪れる場合は、ツアー代に入島料が含まれていたり、先にまとめて払ってくれていたりする場合もあります。ツアーを申し込む際には入島料込みなのかも事前に確認しておくと良いでしょう。
注意事項としては、タイの国立公園では、サンゴ礁に有害な成分を含む日焼け止めの持込・使用を禁止されています。
2021年8月4日から、タイではサンゴ礁に有害な化学物質を含む日焼け止めの国立公園への持ち込み、及び国立公園での使用が禁止となっています。
禁止となる化学物質4種類は、下記の通りです。
1)オキシベンゾン (ベンゾフェノン-3、BP-3)
2)オクチノキサート (メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)
3)4-メチルベンジリデンカンファー (エンザカメン)
4)ブチルパラベンこれらの化学物質がサンゴ礁の劣化や白化を引き起こすことが学術データで示されており、上記の措置が取られることとなりました。違反した場合は法律により10万バーツ以下の罰金が課せられます。
引用:タイ国政府観光庁
さらに、島内へは缶やペットボトルなどの持ち込みは禁止されています。島内での販売はありますが、日差しも強くビュースポットへ行く場合は山道を登るため、水筒などで冷たい水を持参しておくと良いでしょう。
ナンユアン島に到着
ナンユアン島に到着すると、大きな岩の間を縫うように造られた道が特徴的で、1つ1つの岩陰が撮影スポットになります。大きな岩と青い空……自分だけの撮影ポジションを探すのも良さそうですね。
レストランとインフォメーションがある通りを抜けると、ブランコや看板など写真が映えそうなスポットもたくさんあり、ナンユアン島の入口だけでも1時間以上は滞在してしまいそうですね。
絶景ポイントを目指そう
看板やブランコなどの建物エリアを抜けると、左右に白いビーチが広がります。左側のバンガローが見える小島の頂上が絶景ポイントです。
こちらのバンガローはナンユアン アイランド ダイブ リゾート(Nangyuan Island Dive Resort)のもので、実際に宿泊が可能です。山道の入口までは道が整備されていて一本道なので、ビュースポットまで迷う心配はありません。
山道は急な階段や坂が続き、なかなか険しい道です。約20分で頂上に到着できるのですが、一本道がゆえに頂上を目指す観光客で渋滞することもあります。実際に私たちが訪れた時は、もう少しで頂上という場所から混雑のため30分くらい待ちました。山中は蚊も多いので、虫除けは必須アイテムです。
さて、ようやく山頂のビュースポットに到着です。山頂の岩からの眺めは、色が異なるブルーの海とそれぞれの島を繋ぐ白い砂浜のコントラストが美しく、まさに一生に1度は見たい絶景です。
ちなみに、1度撮影を止めて離れるともう1度順番待ちの列に並ぶことになり、体力的にも時間的にも非効率なので気を付けてくださいね。あとで後悔をしないように、じっくりと絶景を満喫してください。
ただ、頂上付近はどうしても次の観光客が待っているため長居することはできません。そんな時におすすめなのが、大きな岩の絶景スポットから少し下がった小屋からの景色です。
こちらには少し開けたスペースとベンチがあるので、ひと休みもできますよ。他の観光客に遠慮することもなく絶景を独り占めすることができます。
シュノーケルを楽しもう
ビュースポットからの絶景を満喫したら、ビーチでシュノーケルを楽しみましょう。ナンユアン島の海は遠浅ですが、数十メートル離れた場所から徐々に深くなります。
また、ナンユアン島では珊瑚を傷付けないためにフィンの使用は禁止されているのでご注意を。
たくさんの魚を見られるのはもちろんですが、私たちがシュノーケルをした際には小さなサメと泳ぐこともできました。最高のシュノーケルスポットを楽しんでくださいね。
最後に
いかがでしたか?ナンユアン島は朝10時を過ぎると、サムイ島からのツアー客など観光客が多くなります。ナンユアン島を存分に楽しみたいのであれば、タオ島に宿泊をして朝から行くのがおすすめです。そうすれば、絶景のビューポイントも自分のペースで楽しめるかもしれません。
タオ島には高級ホテルからゲストハウスまで、目的に合わせたホテルがたくさんあります。
ナンユアン島を訪れる際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。