アジア
【クレット島】バンコクから日帰りで行けるお菓子の島とシンボルの寺院
バンコクから北へ約30kmほどのチャオプラヤー川上流に浮かぶ島「クレット島」。かつてアユタヤ王朝時代にチャオプラヤー川を使ってアユタヤ―バンコク間を船で行き来していた際、川の蛇行を修正するために運河が掘られて中州のようになった島です。住民の多くは小数民族のモン族で独特な雰囲気や文化が特徴で、タイの伝統菓子がある島としても有名です。どこか懐かしい雰囲気を味わうことのできる「クレット島」の見どころや行き方についてご紹介します。
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文章・画像提供:タイ国政府観光庁 福岡事務所
編集:りとふる編集部
【見どころ】
タイ本土、バンコクの北約30kmほどにあるチャオプラヤー川上流に浮かぶ島「クレット島」では、少数民族のモン族が移り住んで生活をし、独特の文化や雰囲気が漂います。寺院はアユタヤ王朝時代の様式が現在も残っています。クレット島内の船着き場の近くに佇む寺院「ワット・パラマイイガワー」は、斜めにそびえ立つ仏塔「プラ・チェディー・ムタオ」が目印で、クレット島のシンボルです。お釈迦様による経典「三蔵」のモーン語版がタイ国内で唯一この寺院に保管されています。このお寺の境内には、願掛けの木として有名なポーの木(菩提樹)があり、家族や大切な人の名前を書いたリボンを木に結ぶと、名前を書いた全員に幸福が訪れると言われています。
【楽しみ方】
小さい島なので、サイクリングで回るのがおすすめです。歩いて島内をゆったりと散策するのも楽しいかもしれません。
この島に住むモン族の人たちは、お菓子作りや先祖代々伝わる陶器を作って生計を立てています。タイの伝統的なお菓子があるこの島では、お菓子の食べ歩きは欠かせません。ばら売りもされているので、様々なお店のものを食べ比べるのも楽しみの1つです。
また、焼き物センターでは、タイで初めて作られた耐火煉瓦製の窯をそれぞれ見学することができます。素焼きの陶器は実用的なものからモン族伝統のデザインまで幅広くあるので、お気に入りを探すのも良いですね。
【行き方】
ノンタブリー県にあるクレット島へ渡るための渡し船は、寺院「ワット・サナーム・ヌア」の境内奥から出ています。バンコク市内からは路線バスで、この寺院の近くまで行くことができます。また、週末にはチャオプラヤー川で運航しているChao Phraya Express Boatから日帰りパッケージツアーでバンコク市内からクレット島までのツアーもあります(スケジュール等はホームページにて確認できます。)。
【最後に】
お菓子や陶器が有名な「クレット島」についてご紹介しましたがいかがでしたか。クレット島は週末に賑わいを見せるので、行くなら週末がおすすめです。バンコクからも近く、チャオプラヤー川に浮かぶ懐かしさが漂うクレット島。ぜひバンコクに行った際は週末に訪れて旅行を楽しんでみてください。