オセアニア
【コスラエ島】歴史と大自然が詰まった“ミクロネシアの宝石”に魅せられる
ミクロネシア連邦の最東に位置している「コスラエ島」。この島の見どころは、世界で最も汚れのないマングローブの森や熱帯雨林などの大自然。200種類を超える元気なサンゴが島の周りに所狭しと広がっているため、“サンゴの王国”とも言われています。今回は“ミクロネシアの宝石”とも称される「コスラエ島」の見どころや行き方についてご紹介します。
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文章・画像提供:ミクロネシア連邦大使館
編集:りとふる編集部
【見どころ】
グアムの南側、東西に広く点在するミクロネシア連邦の中でも最東に位置する「コスラエ島」。この島の見どころは、世界で最も汚れのないマングローブの森や熱帯雨林などの大自然です。
空気は澄み、日頃の喧騒から逃れたいと願うあなたの心を癒してくれます。汚れのない珊瑚礁で造られたリーフと70m以上の視界を持つ透明で手つかずの美しい海に豊富に備わったマリンアクティビティをまったくしなくても、大自然を感じ島民の優しい笑顔を楽しめる、それが「コスラエ島」の魅力です。
また、ポンペイのナンマドール遺跡によく似た、謎に満ちたレラの古代遺跡や不思議な精霊たちの伝説に包まれた森が旅人をさらに魅了します。レラ島はコスラエ島の東岸にあり、ダイレクトにコスラエ島を目指すもよし、せっかくポンペイに行くのであれば隣のコスラエ島とレラ島まであと1歩足と羽を伸ばすのも良いでしょう。
【スリーピングレディ(眠れる美女)を眺めるサンセットクルーズ】
女性が寝そべっているように見えるコスラエ最高峰のフィンコール山は、スリーピングレディ(眠れる美女)と称されます。船上から夕日に染まるスリーピングレディを眺めながら、レラ湾を2時間ほどクルージングします。ヨーロッパやアメリカから来たヨットの乗客が船に乗り込んできて、一緒に素敵な時間を過ごせることもあります。ツアーに軽食とビール、ソフトドリンクが含まれているのがうれしいポイントです。
【マングローブの密林を探検するカヌーツアー】
マングローブの密林を探検するカヌーツアーはぜひ試したいアクティビティです。ウトウェ港からカヌーに乗って水面を滑って移動します。大きな湾からチャネルへとどんどん狭い水上迷路のような小路に入っていくと、そこから鬱蒼と枝葉を伸ばすマングローブの密林をさまようジャングルクルーズが始まります。水面に反射するマングローブの光りと影はまるで万華鏡のよう。この体験をしないでコスラエ島にサヨナラはしたくありません。
【クシュシュの花弁の伝説】
両親の反対に遭い、一緒になれないことを悟った2人は最後の逢瀬の時に1つの花弁を半分ずつに分けて最後の別れの形見にしました。それ以降クシュシュの花弁は半分ずつに分かれて咲くようになったそうです。
【すごいぞ!カの木】
この木の特徴は、その見事な盤根です。まるで宇宙ロケットのように広がった根の部分が3m~4mという圧巻の高さで今にも飛び立ちそうです。木の盤根を叩いてみると「コン・コン・コン」とまるで太い根幹の中に精霊がいるかのような不思議な音が返ってきます。根の形も様々で、盤根の真ん中にポッカリと空洞ができている木や、他の木々と共生するように絡み合った木などめずらしい形をしたものも多いです。見たこともない森が目の前に広がるイエラの驚異の森をぜひ体験してください。
【クリスチャンサンデー】
コスラエ島の日曜日は何もしない贅沢を楽しみながら経験してみてください。人口約6,600人が暮らすコスラエ島民のほぼ全員がキリスト教プロテスタント系の敬虔な信者。そのため、日曜日はレストランや売店も閉まり、島全体が静寂に包まれます。安息日は“何もしてはならない日”と認識され、仕事はもちろん料理や洗濯などの家事も控え、島民のほとんどが教会へ向かいます。
朝食には前日に作られた伝統料理コスラエ・スープを食べるのが長年の習慣です。そして、朝食を食べたら教会へ行ってみましょう。彼らが歌う美しいハーモニーの賛美歌に心が洗われるはずです。また、それと同じくらい魅力的なのが優しい住民や子どもたちの輝いた笑顔です。豊かな自然と笑顔にたっぷりと癒されてください。
【行き方】
ミクロネシア連邦のポンペイ島から飛行機でさらに約30分、そのキラキラした魅力から“ミクロネシアの宝石”と呼ばれるおにぎり形の小さな島「コスラエ島」に着きます。
コスラエ島
公式ホームページ(ミクロネシア連邦大使館)