オセアニア
【ソロモン諸島 ガダルカナル島】大自然を満喫しながら日本の歴史に触れる旅
ソロモン諸島の首都ホニアラがある島「ガダルカナル島」。太平洋戦争の激戦地でもあったその地には、自然も歴史も手付かずで残されています。ターコイズブルーの海とダイナミックなジャングルに、そのまま残された戦争の跡。他では見ることのできない風景です。また、ソロモン人はとっても親日。地元の市場などでソロモン人との交流を楽しみながら買い物をするのもおすすめです。今回は「ガダルカナル島」の見どころや行き方についてご紹介します。
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文章・画像提供:ソロモン諸島政府観光局日本事務所
編集:りとふる編集部
【見どころ】
南大西洋に浮かび、6つの大きな島と約1000にも及ぶ島々からなるソロモン諸島の首都ホニアラがある島「ガダルカナル島」は、太平洋戦争の激戦地でもあり、自然も歴史も手付かずで残されています。ターコイズブルーの海とダイナミックなジャングルにそのまま残された戦争の跡など、「ガダルカナル島」のおすすめ観光スポットをご紹介します。
・鬼怒川丸

提供:ソロモン諸島政府観光局
太平洋戦争の激戦地であった「ガダルカナル島」。島の北側の海域は、多くの艦船が沈没したまま残されており、現在では「鉄底海峡(Iron Bottom Sound)」と呼ばれています。
沈没船を1番気軽に見られるスポットが「ボネギ・ビーチ(bonegi beach)」です。首都ホニアラから車で約40分ほどでアクセスできます。ボネギ・ビーチに眠るのは、日本の大型物資輸送船「鬼怒川丸」。「鬼怒川丸」は一部水面から顔を出しているところがあり、砂浜からもその姿を確認することができます。

提供:ソロモン諸島政府観光局
また泳いで近づけば、実際に船体を触ることができ、船全体を水の中から確認することができます。船の影には魚がたくさん集まり、珊瑚や魚と沈没船を一緒に見られる貴重なスポットとなっています。
・マタニコフォール

提供:ソロモン諸島政府観光局
「ガダルカナル島」は、海だけでなくジャングルも楽しめます。
おすすめは、ジャングルの中を歩いて滝を見に行くプラン。2時間のガイド付きツアーで行ける「マタニコフォール」を見に行くコースは、ホニアラ近郊とは思えない大自然を満喫できます。

提供:ソロモン諸島政府観光局
整備されていない道のりはちょっと険しい山道ですが、頼もしいガイドさんの助言のもと、滝を目指すジャングルウォークは、とてもおもしろい体験です。季節によってはいかだに乗ることもでき、山も川も楽しみたい方は満足できること間違いなし。
ツアーでは、大戦時に旧日本軍が隠れていた洞窟の跡地を見ることもできます。
・セントラルマーケット

提供:ソロモン諸島政府観光局
トロピカルな色合いの魚や珍しい南国のフルーツ、ソロモン諸島の伝統料理など、日本の方にとっては物珍しい品々が並ぶ地元の市場は、観光客の方へもおすすめしたいスポット。ラバラバと呼ばれる布や、木彫り細工など、伝統工芸品も売っているので、お土産を探すにもうってつけです。
ソロモン人は、国民のほとんどが「ピジン語」という英語に近い言葉を話すことができます。簡単な英語で話しかければ通じるので、お買い物もソロモン人とコミュニケーションをとりながら楽しめると思います。
【楽しみ方】

提供:ソロモン諸島政府観光局
ソロモン諸島で海を満喫したい方は、首都から少し足を伸ばしてウェスタン州へ訪れていただくのがおすすめ。でもそこまで時間がとれない場合は、首都近郊で十分楽しめます。首都ホニアラものんびりした町で、珊瑚のきれいな海も、鬱蒼としたジャングルもすぐそこ。首都を拠点に日帰りで見どころを訪れることができます。ホニアラではタクシーがすぐにつかまりますし、料金も高くなくおすすめです。
【設備状況】
首都には外国人向けのホテル、また日本食レストランが入っているホテルもあるので、「慣れない海外でも宿泊はゆったりと過ごしたい」という方も、安心して過ごしていただけます。旅慣れた方は、キッチン付きのゲストハウスに宿泊して、市場で買った新鮮な魚を調理して味わう、なんて過ごし方もありです。
【行き方】
日本からソロモン諸島への直行便はないため、オーストラリアのブリスベン経由が便利です。
ホニアラ国際空港から町の中心地へは、タクシーで10分~15分程度。バスも利用できます。
【最後に】
ソロモン諸島は、観光地としてはそこまで開発がされておらず、ありのままの姿を楽しめる一方、国民は簡単な英語を理解することができ、移動や買い物もしやすいのが、旅好きの方におすすめできるポイントです。「〇〇へ行きたい」と言えば、親切に行き方を案内してくれるソロモン人も多いでしょう。タクシーや市場で料金を上乗せされるようなこともなく、気持ちよく過ごせます。
実は日本との繋がりも深い、南国の穴場に訪れてみてはいかがでしょうか?
ソロモン諸島 ガダルカナル島