サムイ島のサステナブルなリゾートホテル5選

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スラーターニー県に属するタイ南部の離島「サムイ島」。島全体がココナッツの木で覆われていることから“ココナッツ・アイランド”とも呼ばれています。サムイ島では条例によってココナッツの木より高い建物の建設は禁止されているため、島内には高級リゾートホテルがたくさんありますが、バンガローや3階建て程度の低層階のホテルばかりです。また、サムイ島のホテルでは独自で環境に配慮した様々な取り組みが行われています。今回は、りとふる編集部が実際に訪れたサムイ島のサステナブルなリゾートホテルをご紹介します。

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取材：りとふる編集部

The Tongsai Bay（トンサイベイホテル）

サムイ島には環境保全活動を行っているホテルはたくさんありますが、その中でも最も早くから環境保全活動を行っているホテルの1つが「トンサイベイホテル」です。
東京ドーム2つ分の広大な敷地の中には専用の農園や森があり、貴重な植物や約70種類以上の野鳥が生息するなど動植物の保護もしている自然豊かなホテルです。

また、グリーンプロジェクトと題し、敷地内のゴミを細かく分別しています。有機農園の肥料やリサイクル製品として利活用されていています。

ホテル内で利用されるストローなどもプラスチック製のものは利用していません。レモングラスから作られたりといたるところでエコを感じることができます。

部屋は今後改装される予定があるとのことで、今回は特別に改装後の部屋を見せていただきました。
広々としたベッドルームと解放感溢れるテラスは、最高のホテルステイを楽しめます。プライベートビーチはもちろん、メインプールとインフィニティプールに加え、部屋にプライベートプールがついている部屋もあります。

プライベートビーチの目の前にはバー＆レストランがあり、サーモンのタルタルやロブスターのグリルなどリゾートホテルならではの高級食材を味わえます。
金曜日の夜20時からはビーチのスクリーンで映画上映されるので、ビーチで映画を見ながらカクテルやビールを楽しめますよ。
また、日本人スタッフも常駐しているため、英語が苦手な方でも心強いですね。

現在、朝食はビュッフェではないため、アラカルトで1番人気のトンサイエッグベネディクトにベーコンとマッシュルームをトッピングしていただきました。すべてが焼きたて、できたてで絶品でした。

 

Sheraton Samui Resort（シェラトン・サムイ・リゾート）

誰もが知っているほど有名なシェラトングループの「シェラトン・サムイ・リゾート」。プライベートビーチやプールはもちろん、テニスコートやフィットネスジムまで完備されているので、快適なホテルステイを過ごすことができます。
南国感の溢れる植物に囲まれたホテル内には小さな滝や農園もあり、朝のウォーキングも快適ですよ。

ビーチ沿いにあるバー＆レストランでは、ココナッツミルクのスープやマンゴースティッキーライス（温かいもち米にココナッツミルクをかけたスイーツ）など、タイを代表する料理を観光客でも食べやすい味付けで提供されています。レストランで提供されるハーブや野菜などの食材は、敷地内の農園で採られたものです。このようなこともエコを感じるポイントですね。

朝食のブッフェは種類が豊富で、タイのお粥や中華料理、洋食まで多様なメニューが揃っていました。
リゾートホテルの王道を味わいたいなら、「シェラトン・サムイ・リゾート」がおすすめですよ。

 

Centara Reserve Samui（センタラ・リザーブ・サムイ）

半年前にリニューアルされた5つ星ホテル「センタラ・リザーブ・サムイ」。ホテル内には最先端のマシンが揃うジムや敷地内の農園で採れたハーブを使ったスパ、プールサイドのバーやインフィニティプールなど贅沢なホテルステイを楽しめます。

広々としたエントランスには野鳥が訪れ、逃げる様子もなく、出迎えてくれました。

すべての部屋にはシェイカーとジン、ウォッカ、ウイスキーが置かれていて、冷蔵庫のフルーツジュースや炭酸水などでオリジナルのカクテルを自分で作ることができます。お部屋でゆっくりとカクテルを楽しむのも良いですね。
また、スタッフが手に持つオブジェをベットの上に置いておくと、シーツの交換は不要という合図になるようです。このような取り組みもエコの1つです。

ホテル内には、創作タイ料理やイタリアンなど複数のレストランがあります。ハリセンボンや貝殻の形をしたかわいいグラスが写真映えするカクテルは、「センタラ・リザーブ・サムイ」のレストランにありますよ。

 

The Fair House Beach Resort（ザ・フェアハウス・ビーチリゾート）

料金がお手頃なリゾートホテルと言えば「ザ・フェアハウス・ビーチリゾート」。こちらのホテルは外資系の大手グループではなく、地場オーナーが運営するリゾートホテルなので、サムイ島本来の風情を楽しみたい方にはおすすめです。

解放感のあるエントランスに併設されたレストランでは、マッサマンカレーやスパイスの効いたスープなど本格的なタイ料理をいただけます。

 

Royal Muang（ロイヤル・ムアン）

ヴィラタイプの部屋が並ぶ「ロイヤル・ムアン」。プライベートビーチの目の前には、まるで洞窟のようなプールとスパがあります。

こちらのホテルでは、特にスパがおすすめです。宿泊者以外でもスパのみの利用ができるので、旅の疲れを癒しに訪れるのも良いでしょう。

施術スペースには花びらを浮かべた小さな浴槽があり、はじめに入浴してから施術に入ります。マッサージやオーガニックオイルを使ったエステなど要望に応じた丁寧な施術を受けることができます。

 

最後に

サムイ島のホテルはいかがでしたか？高級リゾートホテルであれば、居心地や料理はどちらのホテルを選んでも満足するハイクオリティなサービスが提供されています。ホテル選びに迷ったら、サステナブルな取り組みをしているホテルや、運営の考え方やストーリーに共感できるホテルを選んでみてはいかがでしょうか。今回は一般的なホテル予約サイトでも紹介していないホテル独自の取り組みをご紹介しました。ぜひ、サムイ島を訪れる際には参考にしてくださいね。