【スペイン フォルメンテーラ島】地中海に浮かぶバレアレス諸島の宝物

地中海に浮かぶスペインのバレアレス諸島4島の中で最も小さな島「フォルメンテーラ島」。要所を結ぶ道路は数本しかありませんが、白い砂浜とターコイズブルーの海に囲まれた島内をサイクリングしたり、日常を忘れてとにかくのんびりときれいな海を眺めたい人やイビサ島からの日帰り旅行などにピッタリです。今回はスペインの離島「フォルメンテーラ島」の見どころや行き方についてご紹介します。

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文章・画像提供：スペイン政府観光局
編集：りとふる編集部

【見どころ】

①サン・フランチェスク・ザビエルの街

フォルメンテーラ島の役場が置かれている島最大の町「サン・フランチェスク・ザビエル」。町の中心にある広場に面した頑丈そうな白い教会は、海賊がいた時代に宝物を守るために鉄板の扉が取り付けられ、要塞として設計されました。街歩きをしながら小さなブティックや雑貨店巡りも楽しめます。
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②ラ・モラ灯台とエル・ピラール・デ・モラ村のクラフト・マーケット、ワイナリー見学

「ラ・モラ灯台」はフォルメンテーラ島の東端、海抜120ｍの断崖絶壁に位置する灯台です。目の前に地中海のパノラマが広がり、素晴らしい日の出と日の入りの絶景は息を呑む美しさです。

ラ・モラ灯台より少し内陸に位置するエル・ピラール・デ・モラ村では、5月～10月12日の毎週水曜日と日曜日の午後に地元の手工芸品が並ぶクラフト・マーケットが開かれます。

さらに内陸、エル・ピラール・デ・モラ村の手前にあるワイナリー「テラモル」では、ブドウ畑や醸造所のガイド付き見学もできます。（夏季のみ・要予約）

③セス・イリェタス・ビーチ

特別自然保護区に指定されているセス・サリーナス自然公園内にある、スペインで最も美しいと称賛される島内で1番人気のビーチである「セス・イリェタス・ビーチ」。穏やかな波と遠浅のターコイズブルーの海に白い砂浜が広がる風景はまるで楽園のよう。自然保護区のため、砂丘の保護エリアやアクセス用の歩道、環境に配慮した駐車エリアなど、周辺も良く手入れされているのでサイクリングや散策なども楽しめます。

④無人島 エスパルマドール

さらに手つかずの自然を目指すなら、セス・イリェタス・ビーチの北に位置する面積およそ2.4km²ほどの離れ小島「エスパルマドール」へ。島内の建物は2軒のみで、そこにあるのは豊かな生態系だけ。セス・イリェタス・ビーチの北端から歩いていけそうな距離にありますが、アクセスはサビナ港から出ているローカル船のみです。

【行き方】
スペインの首都マドリードやバルセロナからイビサ島へ空路で約1時間10分。
イビサ島から海路で約35分。複数のフェリー会社が30分～1時間の間隔で運航しています。
ただし、冬季は予告なくスケジュールが変更されることもあるので注意が必要です。

マドリードやバルセロナなど各都市⇔イビサ島…飛行機で約1時間10分
イビサ島⇔フォルメンテーラ島…フェリーで約35分

【最後に】
美しい自然を後世に残すため、フォルメンテーラ島の行政は島内での車両の通行制限やレンタカーの車両数制限、また電気自動車を推奨するなどのサステナブルツーリズムを実行しています。詳細についてはこちら。