長崎
長崎県宇久島の観光動画がSSFF & ASIA「BRANDED SHORTS 2022」で観光映像大賞 観光庁長官賞を受賞
観光動画「宇久島」は、2022年6月14日に発表された米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(略称:SSFF & ASIA)において、「観光映像大賞 観光庁長官賞」を受賞しました。本動画は、一般社団法人宇久町観光協会の依頼をうけ、株式会社長崎国際テレビが製作総指揮、LUCA株式会社が制作したものです。島の大半が西海国立公園に指定される多様で変化に富む自然や景観や、壇ノ浦の戦いに敗れた平家盛が安住の地を求めて辿り着いた伝説を持つ宇久島の豊かな歴史を訴求する本動画は、観光振興という観点で創造性、振興性、話題性を含んだ観光プロモーション映像として最も秀でていると高く評価されました。
■島のあたりまえの暮らしが、旅人の心を癒す美しいキセキを描いた観光動画「宇久島」
島の大半が西海国立公園に指定され、古代には中国や朝鮮への中継地として遣唐使船が寄港した宇久島は、多様で変化に富む自然や景観とともに豊かな歴史を有しています。中でも、平家盛(たいらのいえもり)が安住の地を求めてたどり着いたという伝説は、島内に多くのゆかりや言われを残し、今もなお島の暮らしの中に息づいています。観光動画「宇久島」では、平家盛を一人の主人公(演者:大城 規彦)として、漂着した彼が島の自然や風土によって癒されていく軌跡・奇跡を、島の暮らしとともに描いています。
■SSFF & ASIA「BRANDED SHORTS 2022」にて、観光映像大賞 観光庁長官賞を受賞
1999年に東京で設立されたSSFF & ASIAは、日本で唯一の米国アカデミー賞公認国際短編映画祭として知られています。2012年からは、創造性・振興性・話題性を備えた観光プロモーション映像にタイトルを授与しています。今年はBRANDED SHORTSに応募された全5部門687作品のうち、観光映像の要素のある観光映像部門で、最も優れた作品として観光映像大賞 観光庁長官賞を受賞しました。
■関係者のコメント 一般社団法人宇久町観光協会 会長 村上 正一
この度は観光映像大賞 観光庁長官賞という素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。まずは野上監督、演者の皆様、制作に携わった皆様、そして島民の皆様へ心よりお礼申し上げます。このような栄誉に預かりましたのも、皆様のご協力とご尽力の賜物かと思います。さて、宇久島は五島列島最北端の人情あふれる小さな島です。訪れるお客様のほとんどが鮮やかで明るい風景に惹かれ、豊かな自然を楽しむために来島され、釣り・マリンアクティビティや民泊を通じて、人と人とのコミュニケーションを楽しみ、思い思いに時間を過ごされています。しかし、今回受賞した観光動画「宇久島」は、明るさとは程遠い、まだ暗い早朝の空を背景に「FROM DARKNESS」から始まります。静かな滑り出しから展開されるのは、穏やかな日に照らされた美しい昼間の景色と松明に照らされた静かな夜の景色です。映像は景色の対比をなぞるように、現在を生きる旅人と過去を生き抜いた平家盛公の姿を交互に映し、やがてそれは歴史ある宇久の神楽の松明を通してひとつに重なります。
美しい昼間と静かな夜。現在と過去。デジタルと伝統。それらが自然の中で連綿と続き、ひとつになる場所が私達の宇久島です。観光動画「宇久島」は、この宇久島の魅力を4分間という短い時間の中で十二分に宇久島を知らない方々へ伝えてくださいました。また宇久島ファンの皆様へは、重厚感のある「今までとは一味違った宇久」をお届けできたかと思います。宇久の景色をみて惹かれた方は、是非実際にご自身の目で確かめに来てください。動画では気付かなかった「あなただけの宇久島」の歴史が新たに紡がれていくことと存じます。
改めて、この度は本当にありがとうございました。
■関係者のコメント LUCA株式会社 代表取締役社長 野上 鉄晃
観光映像大賞を受賞できとても光栄に思います。これは、宇久島が放ち続ける力だと思います。「宇久島~UKUJIMA~」は私なりに島を訪れた時に感じたものを映像にしましたが一つの側面にすぎません。これから島を訪れる人それぞれ個別の物語が流れてほしいと私達は考えて作りました。是非足を運んでください。ありがとうございます。
<SSFF & ASIA「BRANDED SHORTS 2022」>
受賞作品:観光動画「宇久島」(https://youtu.be/5MSUAAro2tY)
受賞内容:観光映像大賞 観光庁長官賞
公開年月:2021年11月
出演:塩田 みう・大城 規彦・宇久島のみなさま
監督/編集:野上 鉄晃
製作総指揮:長崎国際テレビ
企画:宇久町観光協会
■観光動画「宇久島」受賞歴
・2022年3月17日 第4回日本国際観光映像祭「グランプリ・最優秀作品賞」
・2022年6月14日 SSFF & ASIA 第11回観光映像大賞「観光庁長官賞」
■アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成する「SSFF & ASIA」
SSFF & ASIAは、全米映画俳優組合(SAG)の会員でもある俳優 別所 哲也が、米国で出会った「ショートフィルム」を、新しい映像ジャンルとして日本に紹介したいとの想いから1999年にアメリカン・ショート・ショートフィルムフェスティバル創立。2001年には名称を「ショートショート フィルムフェスティバル(SSFF)」とし、2004年に米国アカデミー賞公認映画祭に認定された映画祭です。また同年、アジア発の新しい映像文化の発信・新進若手映像作家の育成を目的とし、同年に「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF & ASIA 共催:東京都)」が誕生し、現在は「SSFF & ASIA」を総称として映画祭を開催しています。