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長崎

【奈留島の江上天主堂】世界文化遺産の構成資産である五島列島の木造教会

2022.03.08

【奈留島の江上天主堂】世界文化遺産の構成資産である五島列島の木造教会

五島市の福江島(ふくえじま)から高速船で約30分、長崎市の長崎港から約2時間で訪れることができる五島列島のほぼ中央に位置する離島「奈留島(なるしま)」。今回は2018年に登録された世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「江上天主堂(えがみてんしゅどう)」についてご紹介します。

#五島市 離島 #奈留島 観光 #観光スポット
文章・画像提供:五島市文化観光課
編集:りとふる編集部



【見どころ】

奈留島_江上天主堂_LG0305

長崎県の五島列島に位置する五島市の離島「奈留島(なるしま)」にある「江上天主堂(えがみてんしゅどう)」の歴史は、明治14年(1881年)、西彼杵郡などより移住した4家族が洗礼を受けたことに始まりました。
現教会は、1918年に40~50戸あまりの信徒が共同し、キビナゴの地引網で得た資金で建てられました。

奈留島_江上天主堂_LG0305

日本における教会建築の父・鉄川与助に依頼し、設計施工。クリーム色の外壁や水色の窓枠がアクセントの今では少ない木造建築の素朴な教会です。コウモリが羽を広げたような天井は賛美歌の声を美しく響かせるためのもので、柱に描かれた文様や光を巧みに操る技法など、文化財としても価値の高い建築様式です。
また、手描きの木目の柱や花の絵の窓ガラスに、信徒の苦労の結晶を見ることができます。

【楽しみ方】

奈留島_江上天主堂_LG0305

江上天主堂を訪ねると、緑の木々の間からのぞく白い壁、窓がブルーの外観からは愛らしい印象を受けます。建物の構造は、湿気を避けるために床を高くし、柱には手描きの木目模様、窓には花を描いた透明ガラスを工夫していることなどが特徴です。内部は本格的な立面構成の三廊式になっていて、蝙蝠(こうもり)天井とも呼ばれるリブ・ヴォールト天井の美しい曲線が、人々の祈りの空間をあたたかく包んでいます。

【設備状況】
通常は開いていません。内部見学には「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」への事前申込が必要です。
※予約はホームページまたは電話 095-823-7650から。
内部見学可能時間:9:00~16:00
内部見学不可日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第3日曜日14時30分以降
教会守が閉館日を除き常駐します。

【その他】
・駐車場及びトイレ有
・撮影する場合はカトリック長崎大司教区への申請が必要です。

【マナー・注意事項】
・内陣(祭壇)の所は神聖な場所です。絶対に立ち入らないようにしましょう。
・ミサ(礼拝)は神聖な儀式です。写真撮影はやめましょう。
・教会内での飲食や、喫煙は禁止です。
・大声で騒いだり走り回るのもマナー違反。特に小さなお子様をお連れの場合は同伴者が気を配って見学するようにしましょう。
・教会内には祭礼品、装飾物などいろいろな物があります。むやみに手を触れないようにしましょう。
・教会のトイレは信者の方のためのものですので、できるだけ教会以外のトイレのご利用をお願いします。

【行き方】
奈留港から車で約15分。

【撮影の申請・お問合せ】
カトリック長崎大司教区 法人事務所
住所:〒852-8113 長崎県長崎市上野町10-34 カトリックセンター
電話番号:095-846-4248 ファクス番号:095-848-8310

江上天主堂

長崎県五島市奈留町大串1131

095-823-7650

9:00~16:00

内部見学不可日:月曜日(祝日の場合は翌日)、第3日曜日14時30分以降

公式ホームページ

 

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