沖縄本島周辺
那覇から気軽に行ける座間味島で非日常のワーケーション♪
沖縄の慶良間諸島にある「座間味島(ざまみじま)」はご存じですか?座間味島は那覇の泊港から行けるため、交通の利便性もよく、ダイビングやシュノーケルなどで人気の離島の1つです。そんな座間味島でのワーケーションが今、注目されています。近年では新しい生活様式により、テレワークやワーケーションが浸透して自由に働く場所を選べる時代になってきました。
私たち「りとふる編集部」は、この記事を実際に座間味島で書いています。今回は実際に体験した座間味島でのワーケーションの様子をご紹介します。
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撮影:りとふる編集部
Contents
座間味島へのアクセス
座間味島へは、沖縄本島の中心地、那覇市の泊港(とまりこう)から高速船またはフェリーで渡ることができます。
フェリー(フェリーざまみ3)では約2時間。高速船(クイーンざまみ)には直行便と阿嘉島経由があり、直行便であれば約50分ほどの乗船時間です。
今回のワーケーションでは、フェリーで座間味島へ向かったのですが、高速船は「とまりんビル」から歩いて約10分の「北岸ターミナル」から出航しています。
波が高いなどの悪天候の際には、高速船はフェリーよりも欠航の可能性が高いため運行状況の確認や、事前の予約をしておくと良いでしょう。
座間味村のホームページ(https://www.vill.zamami.okinawa.jp/)で運行状況は確認できますよ。
離島でのワーケーションとは
まず、ワーケーション(workation)とは、「仕事(work)」と「休暇(vacation)」を組み合わせた言葉です。コロナ禍において、リモートワークと同様に注目がされている「新しい働き方」です。離島でのワーケーションは、都会のコワーキングスペースや在宅でリモートワークを行うよりも、自然が豊かな環境の中で行うことで、日常のストレスから解放されてリフレッシュもできます。
ただ、離島でワーケーションを実践してみて分かったことは、どこでも容易にできる訳ではないということです。事前の準備と現地の環境が重要ということが分かりました。そういった点では、座間味島はワーケーションに向いている環境であると言えます。
まずは、Wi-Fi環境があることが重要です。座間味島ではWi-Fiが使えない場所もありますが、島内は携帯電話の電波がほとんどの場所で繋がるため、急用な業務の時などはスマホのテザリングが役立ちます。また、事前に必要なファイルに外部からのアクセスができる準備もしておくと良いでしょう。
座間味島でのワーケーション体験
フェリー内で
今回のワーケーション体験は、フェリー(フェリーざまみ3)の中から始まっています。2階と3階のデッキでは、テーブルを囲んでミーティングをすることができました。また、デッキからは沖縄で人気の無人島「ナガンヌ島」や、慶良間諸島で最大の島「渡嘉敷島(とかしきじま)」の絶景を眺めることもできますよ。
船内にはWi-Fi環境も整えられていて、席数は少ないですがコンセント付きの座席もあります。
フェリー内でパソコンを使いすぎると船酔いをすることもあるので、事務作業よりも島内でのスケジュール確認やタスク決めのようなミーティングの時間として利用すると良いでしょう。
絶景スポットで
座間味島の西海岸にある「神の浜展望台」は、2020年に「神の浜テラス」としてリニューアルオープンしました。「神の浜テラス」では海に向かってテーブルとベンチが設置されているので、慶良間諸島の絶景を眺めながら仕事をすることもできますよ。座間味島の強い日差しでも屋根があるので安心ですね♪
今後はWi-Fiが設置される予定があるとのことで、Wi-Fiが設置されれば、さらに便利になるおすすめのワークスポットです。
座間味島のメインビーチ「古座間味ビーチ」では、慶良間ブルーと白砂が美しく、シュノーケルやSUPなどのマリンアクティビティを楽しむことができます。
また、きれいなビーチテラスがあるので、アクティビティ中に入った急な仕事にも対応ができます。
日差しが気になる方はビーチパラソルをレンタルすることもできるので、座間味の海を眺めながら、非日常なリモートワークができますよ。
晴れた日には、座間味港のテラス席でもリモートワークができます。「フェリーざまみ3」の汽笛が聞こえる風情のある港でのお仕事はきっとリラックスできることでしょう。座間味港には展望台やビーチと比べて、たくさんのテラス席があります。気分転換に野外で仕事をしたくても、観光客が多いと気を使ってしまうこともあると思いますが、こちらでは周りの観光客が気にならないほどの広々としたスペースが魅力です。
宿泊施設で
さて、絶景を満喫した後は夕食まで宿泊施設で1日の事務作業を終わらせます。宿泊施設ではWi-Fiやエアコンが完備されているので、どのような仕事をするにも快適です。
今回、宿泊した民宿には庭に囲まれた素敵なテラス席があったので、朝から当日の予定やタスクのミーティングをしてから1日を始めました。
実際にワーケーションをして感じましたが、離島での朝ミーティングは心地良い風がとても気持ちよく、リフレッシュした状態でのミーティングをすることができました。朝ミーティングは離島ワーケーションの醍醐味とも言えそうです。
ワーケーションができる施設
コワーキングスペース
座間味港から歩いて5分ほどの場所にある宿泊施設「オセアナ ポートヴィレッジ座間味」では、2021年10月から本格的にコワーキングスペースがオープンしました。Wi-Fi環境はもちろん、大モニターやコピー機も完備された座間味島で唯一の本格的コワーキングスペースです。
デスクは窓に向かって間隔が空けられているので感染症対策も万全です。レンタル料は1時間500円~1,000円とリーズナブルで、宿泊者以外の方でも利用ができます。
「仕事(work)」と「休暇(vacation)」を明確に分けたい方は、コワーキングスペースをレンタルするのもおすすめです。休暇の時間は仕事を忘れて、座間味島の観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。
青のゆくる館
2021年に完成した環境省のビジターセンター「青のゆくる館」は、座間味港の目の前にあります。赤い瓦とシーサーが並ぶ外観は、沖縄らしさを感じさせてくれますね。
センター内では、慶良間諸島の海の透明度を体験できるVR映像を見たり、多種多様な生物の展示を見学することができます。
また、併設されたカフェではWi-Fi環境も整備されているので、リモートワークの場所として短時間の作業などにはとても便利ですね。
座間味島のワーケーションで感じたこと
今回の座間味島でのワーケーションを通して、まず感じたこととしては、美しい景色やのんびりとした島時間の中で仕事をすることで、日常のストレスから解放され、仕事に対するモチベーションが上がりました。
また、リアルなコミュニケーションができるため、よりチームワークが高まったのではと感じます。
数年前までは、大人数での社員研修や会議が主流でしたが、コロナ禍の影響でZoomやチャットなどのオンラインでの交流に移行していった企業も多いと思います。非日常の離島というロケーションで、オンラインだけでは物足りない相談や雑談が生まれることで、一気にチームワークを向上させられることができるのも、離島ワーケーションの魅力だと思います。そういった面でも今後、チーム単位での離島ワーケーションは、増加していくのではないでしょうか。
沖縄本島周辺でのワーケーションは座間味島へ
以前から座間味島は、那覇から気軽に行ける離島として観光客に人気の離島の1つでした。近年では、環境省の施設や民間のコワーキングスペースがオープンしたことで、ワーケーションの地としても便利な離島になってきています。
海外旅行が難しい昨今、ワーケーションをするなら沖縄でと考えている方も多いのではないでしょうか。
沖縄本島でのワーケーションももちろん良いのですが、せっかく沖縄を訪れたのであれば、座間味島へ島旅気分でワーケーションをしながら気分転換をしてみてはいかがでしょうか。
離島ならではの景観や風情が、あなたのモチベーションをきっと上げてくれることでしょう。
座間味島の観光情報はこちらで
一般社団法人座間味村観光協会
TEL:098-987-2277
HP:https://www.visit-zamami.com/