アジア
エキゾチックな癒しの島「バリ島」。旅行前に知っておきたい基本情報
東南アジアのインドネシア共和国にある「バリ島」。日本人にもリゾート観光地としてよく知られているこの島は、バリ・ヒンドゥーの独特の文化が色濃く残り、その文化的景観は世界遺産にも登録されています。美しい大自然とパワースポットを十分満喫できるバリ島への旅行を考えている方に、ガイドブックを買う前に知っておきたい基本情報をご紹介します!
バリ島と東京を比較してみた
地形について
バリ島の面積は約5,632㎢で、その広さは東京都の面積約2,190㎢と2倍以上の大きさです。東京都は日本の都道府県の中でも非常に小さいため、愛知県や福岡県の大きさに近いです。また、バリ島内にあるアグン山は標高3,142mと日本の富士山(3,776m)に匹敵するほどの高い山もあります。
気候について
バリ島は年間を通して温暖で、東京の真夏時(7月8月の気温)が年中続きます。また、バリ島は雨季と乾季の2シーズンに分かれ、11月~3月が雨季、4月~10月が乾季です。中でも8月は降水量がもっとも少なく、夏休みやお盆休みはまさにベストシーズンなのです。バリ島の雨季は東京の梅雨(つゆ)時期にあたる6月と比べても、さらに多い雨量が毎月続きますが、雨季といっても一日中降るということはなく、ほぼ毎日スコール(短時間で降る土砂降りの雨)として降っています。雨季に出掛ける時は、晴れていても折り畳み傘は必需品ですよ。
物価について
バリ島の通貨は、インドネシアルピアです。以前はUSドルも使用できていたのですが、2015年以降はすべての支払いがルピアに統一されました。1ルピアは0.0078円(2019年3月時点)なので、100円は約12,820ルピアということになります。日本から旅行に行くと単位が急に大きくなるので、買い物をする時に思わず高いと錯覚することがありますよね。
食料品の物価は、ローカルフードで日本の1/5くらい、高級店だと1/2くらいのイメージです。現地で買い物をするときには、スマホで現地値段(ルピア)に0.008を掛け算してください。
3,000(ルピア)× 0.008 = 120(円)
バリ島への行き方
バリ島へは成田空港と関西国際空港から直行便が運航しています。その他の空港(国際線)からは仁川、上海、シンガポール、マニラ、クアラルンプールなどを経由して行くことができます。大人1名あたりの航空費の相場は、直行便で往復4万円前後~10万円前後、LCCや乗継便は往復4万円前後~の航空チケットが見つかります。
ヒンドゥー文化を感じる観光スポット3選
タナロット寺院
バリ島中西部の海岸沿いにあるバリ六大寺院の一つの「タナロット寺院」は、干潮時には陸続きとなるため、歩いて渡ることができます。観光客は寺院内部に入ることはできませんが、寺院の建つ岩場までは行くことが可能で、そこからお祈りをすることが可能です。もう一つの魅力は、夕方5時~6時頃のインド洋に沈む美しいサンセットを見ることができます。
ティルタウンプル寺院
バリ島内でもナンバーワンのパワースポットとして呼び声の高い「ティルタウンプル寺院」は、「聖水の寺院」として有名です。湧き出た水に満たされた沐浴場を目当てに、多くの観光客が訪れています。沐浴(髪・体を洗い清めること)は、日本での神社の参拝と同様に正しい作法があるので、服装やお供え物(チャナン)などの準備や手順を下調べしてから向かいましょう。
ウブド王宮
ビーチや繁華街で有名なクタから車(タクシー)で約1.5時間ほどのウブド村の中心部にある「ウブド王宮」は、王政時代に政治経済の中心地とされていました。一般公開されているエリアでは、伝統舞踊公演も行われ、ウブド市場とともに観光の中心地です。
現地の移動手段に
バリ島内には他にも神秘的な場所がたくさんあります。現地の移動に不安があれば、事前にオプショナルツアーを申し込むのも良いでしょう。歴史や大自然、アクティビティーなどそれぞれの目的にあったオプショナルツアーがたくさんありますよ。
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