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宮古諸島

沖縄に水納島が2つある?!船でしか行けない離島へアイランドホッピング♪

2021.03.24

沖縄に水納島が2つある?!船でしか行けない離島へアイランドホッピング♪

沖縄県にある離島「水納島」をご存知ですか?こちらは「みんなじま」と読むのですが、実は沖縄本島北西部と宮古島西部の2か所にあります。どちらもフェリーやチャーターなどの船かツアーでしか行くことができない離島で、海の透明度は抜群にきれいです。そんな離島好きの方におすすめしたい水納島への行き方や主要スポット、人気アクティビティなどをまとめてご紹介します。これを読めば、どちらの「水納島」についてもばっちりですよ。

#沖縄北部 離島 #宮古諸島 離島 #水納島 ツアー #サンゴ礁
アイキャッチ画像提供:PIXTA



沖縄本島から15分!水納島とはどんな島?

水納島(本部町)_空撮_210318

画像提供:PIXTA

沖縄本島北部から行ける離島は、ドライブスポットとしても人気がある「古宇利島(こうりじま)」が有名ですが、船で渡らないと行くことができない離島「水納島(みんなじま)」はご存知ですか?
沖縄本島の本部町(もとぶちょう)から高速船に乗って約15分で渡ることができるため、日帰りでも気軽に楽しめる距離感ながら、海の透明度の高さや白い砂浜のきれいさは沖縄本島から日帰りしやすいビーチの中でも群を抜いていて、遠浅の海は海水浴にもぴったりです。また少し沖に出れば、カラフルな珊瑚が迎えてくれるのでダイビングやシュノーケリングにも最高のスポットです。
1周4kmほど、人口が100人以下の小さな島ですが、特に夏には多くの人が訪れて賑わう観光地です。上空から見ると島の形が三日月のようなクロワッサンの形をしていることから、“クロワッサンアイランド”の愛称で親しまれています。

水納島(本部町)_水納ビーチ_210318

画像提供:PIXTA

クロワッサンアイランドと呼ばれる水納島の魅力は、なんといっても透明度の高いキラキラの海です。「ぷるんぷるんのゼリーのような海」と言われるほど淡い青に輝く様子は、ぜひ実際に見て感じていただきたいです。文字で見ると「ん?」と不思議に思うかもしれませんが、実際に見ると納得するほど、ぷるんぷるんに輝く海を楽しんでくださいね。

水納島のビーチで海水浴

水納島(本部町)_水納ビーチ②_10318

画像提供:PIXTA

水納島に着いてすぐ右手にある「水納ビーチ」は、島を訪れる観光客が1番多く集まるメインビーチです。船を降りて目の前に広がるきれいな海を見て、驚きの声が聞こえてきます。ビーチにはマリンショップがいくつかあり、浮き輪やシュノーケルセットなどの海遊び道具やビーチパラソルなども借りることができます。「水納ビーチ」には日影が少ないので、ビーチパラソルやビーチマットは重宝しますよ。晴れた日には遠くにとんがり山の「伊江島(いえじま)」を眺めることができます。

遠浅で海水浴を楽しむのにぴったりな「水納ビーチ」では、さらさらの白い砂浜でのんびりと過ごすのも良いですし、浮き輪でプカプカ浮くだけでも、シュノーケルを付けて水中観察をしても楽しめる人気スポットです。遠浅なので潮が引いている時間帯には立って歩けるほどの水深でも魚を見ることができましたよ。水納島で行われているシュノーケリングツアーでは、ライフジャケットの着用が義務付けられていることが多いですが、水納ビーチでは自己責任で着用は自由のようなので穏やかな海ですが事故には気を付けましょう。スキンダイビングプランがあるツアーに申し込むと安心して楽しめますよ。

水納島で便利な施設

水納島(本部町)_水納港_210318

画像提供:PIXTA

船着き場から見て左手にある白いカーブを描いた建物の「フェリー待合所」には、トイレがあるので利用する時は砂や水が落ちないように拭いてから利用をしましょう。水納島から沖縄本島に戻る際は、ここで待っていると帰りのフェリーが到着する頃に声を掛けてもらえます。ただ沖縄らしく、ゆる~い感じなので各自で時間をチェックして乗り遅れないように確認をしておきましょう。

水納島(本部町)_風景_210318

画像提供:PIXTA

ビーチから少しだけ坂道を上った所にある白い建物の「総合案内所」には、売店やコインロッカー、トイレ、シャワー、更衣室があります。こちらの売店では飲み物やお菓子、軽食メニューやちょっとした雑貨などが売られていて、建物の中にある売店の横にコインロッカーや自動販売機があります。夏はとにかく暑いので、ここで冷たい飲み物を買っている人もたくさんいますよ。100円で利用できるコイン式のシャワーや更衣室は、帰りの船の時間前になるとかなり混み合うので、余裕をもって準備をすると安心です。

クロワッサンアイランドのマリンアクティビティ

海がきれいな水納島を訪れたら、ぜひ楽しみたいアクティビティがシュノーケリングやバナナボートなど様々な種類のマリンアクティビティです。水納島で申し込んでも良いですし、本島のショップで申し込んでから行くこともできますよ。どれも楽しそうで選び難い!という方には、「シュノーケリングとバナナボート」など、セットで楽しめるプランもあるので、合わせて検討してみてくださいね。本島のショップで申し込むと水納島までの船の往復送迎付きプランがほとんどなので、定期船と合わせてうまく利用してみてはいかがでしょうか。マリンアクティビティやビーチグッズは、水納島に着いてから予約するよりも渡久地港やマリンショップで事前に予約しておいた方がお得に利用できるので、体験したいアクティビティが決まっている場合は事前予約がおすすめです。

シュノーケリング
水納島(本部町)_210318

画像提供:PIXTA

海水浴でも楽しい水納島の海ですが、ボートに乗ってシュノーケリングツアーに参加するとまったく違う水中景色を楽しむことができます。海のきれいな沖縄の中でも、とびっきりの透明度を誇る水納島ですが、ボートで少し沖に出るだけで珊瑚礁の生息量がぐんと増えます。色とりどりの珊瑚礁をシュノーケリングで見る興奮は、海水浴では体験できない楽しさがありますよ。特に水納島の珊瑚礁はカラフルでとてもきれいです。インストラクターさんがシュノーケリングツアー中に写真を撮ってくれるマリンショップもあるので、貴重な写真を残してみてはいかがでしょうか。

ダイビング
水納島(本部町)_水中_210318

画像提供:PIXTA

カラフルな珊瑚礁や、その周りにいる生き物たちを間近で見たいのであればダイビングがぴったりです。カラフルな珊瑚の周りには、かわいい小さな魚やきれいなイソギンチャクなどもいるので、シュノーケリングで見るのとはまた違った海の中の世界を楽しめます。運が良ければウミガメと出会えることもありますよ。また水納島周辺にはチンアナゴの群生スポットもあるのだとか。初めてダイビングをしてみたい方でもできる「体験ダイビング」などもあるので、せっかく沖縄の離島を訪れるのであれば一度は体験する価値ありです。

シュノーケリングやダイビング、体験ダイビングについてはこちら

 

グラスボート
船底が透明になっている船に乗ったままの状態で水中の様子を見ることができるグラスボートは、海に入るのが苦手な方や小さなお子さんからお年寄りの方までみんなで楽しめます。水族館とはまた違った自然の海の中を気軽に覗いてみてはいかがでしょうか。

海水浴プラン
水納島(本部町)_水納ビーチ③_10318

画像提供:PIXTA

水納島へ渡る際、定期船の場合は事前予約ができないため当日に窓口での先着販売で乗船券を購入しなけらばなりませんが、夏のベストシーズンにはかなり多くの人が訪れるため、予約ができないのが少し不安という方には、マリンショップを利用してツアー参加という形で水納島を訪れる方法もあります。これなら事前に予約ができて、定期船に乗船できないということもないので安心です。「水納島には行きたいけどマリンアクティビティはしない」という方には海水浴プランが1番お得です。定期船とほとんど変わらない値段で、ビーチパラソル付きなどのプランが多いので、絶対にこの日に行きたい!という方にはこちらの方法がおすすめです。海水浴プランにオプションで好きなアクティビティやマリングッズのレンタルを追加するなどカスタマイズをすることもできますよ。

水納島でスリル満点のアクティビティ

本島から気軽に行ける離島なので、グループ旅行などにもぴったりな「水納島」。だからこそ、みんなで楽しめるようなスリル満点のマリンアクティビティも人気があります。とは言ってもおひとり様から申し込みができるので、一人旅でももちろん楽しめますよ。さあ、みんなでワイワイしながら最高の思い出を作りましょう。

バナナボート
水納島(本部町)_マリンアクティビティ_210318

画像提供:PIXTA

言わずと知れた人気マリンアクティビティですね。バナナの形のボートに乗って水上ジェットなどに引っ張られながらスケスケな海の上を滑って海に落ちるところまでがお決まり?!なスリル満点の定番アクティビティです。バナナボートに乗って水納島の周りを1周するツアーでは、水納島の歴史など興味深いお話も聞けるので、おすすめですよ。

ほかにも横並びで座って重力を感じるほど振り回される「マーブル」や、水面をバウンドしながらスリルを楽しむ「ビスケット」などそれぞれのマリンショップによって様々なアクティビティがあるので、気になるアクティビティを探してみてくださいね。

水上ジェット

バナナボートを引っ張るマリンジェットに乗れるプランもありますよ。スリル満点、爽快感抜群な水上散歩を楽しめます。水納島の周りを1周するツアーでは、実際に水納島の形を外から見ることができるので“クロワッサンアイランド”と呼ばれる理由をきっと感じることができますよ。

パラセーリング

水上ジェットなどに引っ張られながら、空中散歩を楽しめるパラセーリングは海外で楽しむというイメージが強い方もいるかもしれませんが、実は沖縄でも体験ができます。「鳥になって空からの景色を見てみたい」「ドローンの景色を自分の目で見たい」そんな夢みたいなことを透明感が抜群のきれいな海の上で叶えられる貴重な体験です。いざ体験するとなると直前で怖くなりがちですが、真下を見るというよりは目の前に広がるきれいな景色を見るという感覚なので、高い所が苦手な方でも楽しめます。

沖縄本島北部にある水納島への行き方

沖縄本島_渡久地港_210318

画像提供:PIXTA

水納島は沖縄本島と橋で繋がっていないので、船で渡ります。沖縄本島北部の本部町(もとぶちょう)にある「渡久地港(とぐちこう)」から高速船で約15分です。定期船は事前予約ができず、当日の朝8時から「水納海運」の券売窓口で先着販売なので注意が必要です。

渡久地港⇔水納島…約15分
大人:往復¥1,730/片道¥910
小人:往復¥880/片道¥460(2021年3月現在)

公式HPに「本部港(渡久地地区)旅客待合所」と記載がありますが、「本部港」と「渡久地港」は車で5分ほどの距離があるので間違えないように注意してくださいね。水納島に渡ることができるのは「渡久地港」です。渡久地港には駐車場がありますが、夏のベストシーズンは混み合うので早めに行動すると安心です。また現在はコロナ禍の影響で乗船定員数や運行本数を減らしているので、詳細は公式HPで最新の情報を確認しましょう。
渡久地港から水納島へ就航している水納海運の公式HPはこちら

定期船以外にも、マリンショップのツアーに参加してショップの船で水納島に渡る方法もあります。値段もあまり変わらないので、確実に日程を設定したい方にはツアー参加がおすすめです。旅行中に時間が空いたなど、急遽水納島に行くことを決めた場合、ツアーの当日予約は難しい場合が多いので、直接定期船に向かうと良いですね。



宮古諸島の水納島とはどんな島?

水納島(多良間村)_空撮_210318

画像提供:PIXTA

沖縄県には2つの「水納島」があることをご存知ですか?先ほどまでは沖縄本島北部にある「水納島」をご紹介してきましたが、実は宮古島(みやこじま)がある宮古諸島にも同じ名前の「水納島」があります。こちらも「みんなじま」と読み、船でしか渡ることができない離島なので、初めて聞いた方や初めて訪れる方は情報がごちゃまぜになってしまうことも…。こちらでは宮古諸島にある「水納島(みんなじま)」についてもご紹介します。これを読めば2つの違いもばっちりですよ。

多良間島_水納島_210318

画像提供:PIXTA

宮古島を中心とした宮古諸島に含まれる「水納島」は、沖縄県宮古郡多良間村に属します。多良間村は石垣島と宮古島のほぼ中央に位置する「多良間島(たらまじま)」と「水納島」の2つの島からなり、古くからサトウキビを中心に農業が盛んな多良間島は、自転車で1周できるほど小さな丸い形の離島です。多良間島の北へ8kmほどの位置にある、さらに小さな島が水納島です。

 

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宮古島の西、多良間島の北にある「水納島」は、2021年2月現在の人口がわずか4人のとても小さな離島です。周りを珊瑚礁と白砂に囲まれている隆起珊瑚礁の島で、島内にはヤギが多く、「人よりヤギの方が多い」と言われています。定期船の就航がないため、チャーター船やマリンショップのツアーに参加しないと渡ることができない離島なので、沖縄好きの方や離島好きの方の中でもなかなか訪れることができない離島としても有名です。だからこそ手付かずでありのままの自然や、昔ながらの島の風景を感じることができ、離島好きの旅行客を惹きつける離島なのでしょう。ウミガメの生息地としても有名で、水納島周辺のきれいな海ではウミガメと一緒に泳げることもありますよ。珊瑚礁に囲まれた島なので、日帰りで水納島を訪れてシュノーケリングを楽しむ方も多いです。

水納島のおすすめスポット4選

「何もないを楽しむ島」と言われるほど素朴で自然が残っている水納島は、やはりなんと言ってもきれいな海が魅力的です。おすすめのビーチやスポットを4つご紹介します。ちなみに、水納島にはコテージがありますが、コンビニはもちろん飲食店や商店、自動販売機などはないので、水納島へ渡る前に食料や飲み物を忘れずに持って行ってくださいね。

浜崎ビーチ

 

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島内にはいくつもの海岸がありますが、その中でも水納島を代表するビーチです。サラサラの白砂と透明感が抜群の薄い水色の海がとてもきれいです。何より水納島には人が多くないため、この絶景を独り占めできてしまいます。何もない島で、最高にきれいな海を眺めながら波の音を聴く…これこそ島旅の最高の贅沢ですよね。まさにそれが叶えられてしまう最高の場所です。潮が引いてくると現れる砂紋がとてもきれいで、干潮まで徐々に景色が変わっていく様子もおもしろいですよね。見惚れすぎて熱中症にならないように、水分補給はお忘れなく。

ヤラブのトンネル
港から集落に向かう途中には、100mも続く“ヤラブ”と呼ばれるテリハボクの防潮林のトンネルを抜けて行きます。テリハボクは「照葉木」という字からも表現されているように、ツルツルとした楕円形の葉が南国の太陽の光に照らされている姿はとても穏やかで美しく、木陰で休む時間もほっとするこの風景に癒されます。

宮古水納島灯台
島の東端にある高さ約13mの白い灯台です。港から歩いて15分ほどにある灯台の近くからも海に出ることができ、横には緊急時に使われるヘリポートもあります。

パナリ崎
島の東側にある隆起珊瑚の石灰岩でできた「パナリ崎」は「ハナレ崎」とも呼ばれ、天然記念物に指定されている「ミズガンピ」という小さな葉っぱの植物に覆われた「ハナレ岩」があります。岩を包むように咲く姿は不思議で神秘的な光景です。近くのビーチは流れが速くシュノーケリングには適さないようですが、水平線を感じる広い海の眺めは最高で、日の出スポットとしても隠れた名所になっています。海岸沿いに砂浜を歩き続けると辿り着きます。また近くには「御嶽(うたき)」があり、こちらは島の神聖な場所なので頭の片隅に入れながら観光してくださいね。

宮古諸島多良間村にある水納島への行き方

宮古諸島水納島アクセス

りとふる編集部

多良間村の水納島には定期船が就航していないため、多良間島から船をチャーターするか、シュノーケリングなどの水納島ツアーに参加するかしか渡ることができません。

多良間島⇔水納島…約15分

また水納島へ渡るには外海に出るため、海が荒れると船が出航できず「何回か挑戦してやっと辿り着けた」という人がいるほど。でもその行きにくさが、なおさら興味をそそりますよね。風向きの関係で特に冬は船が出にくいようなので、水納島へ行く計画は夏のシーズンがおすすめです。
水納島ツアーをしているマリンサービス島心の公式HPはこちら

多良間島への行き方
多良間島_多良間空港_210318

画像提供:PIXTA

水納島へ行くには多良間島から船で渡る必要があります。まず、宮古諸島にある多良間島には宮古島から飛行機またはフェリーで行くことができます。フェリーは日曜日が運休なので注意してくださいね。早く行着たい方は飛行機、安く行きたい方はフェリーを選ぶと良いでしょう。フェリーだと夏のシーズンにはイルカが見られることもあるようですよ。フェリーで風を浴びながら行くも良し、飛行機で空からの景色を楽しむのも良し…ここは迷いどころですね。

【所要時間と価格】
飛行機:1日2便/宮古島空港⇔多良間島空港…約25分
時間別最安値¥5,750~¥8,900(片道)
フェリー:1日1便/宮古島平良港⇔多良間港…約2時間5分
大人:往復¥4,770/片道¥2,510
小人:往復¥2,390/片道¥1,260

2つの「水納島」に行こう!

沖縄本島北部にある「水納島」と宮古郡多良間村の「水納島」をそれぞれご紹介しました。同じ沖縄県にある2つの「水納島」ですが、まったく異なる雰囲気だったことを感じていただけたのではないでしょうか。どちらの島にも離島ならではのキラキラした海や穏やかな雰囲気と癒しの空気、そしてそれぞれの良さがあります。沖縄本島や宮古島に旅行する際は、アイランドホッピングで「水納島」にもぜひ訪れてみてくださいね。

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