香川
塩飽諸島「広島・小手島・手島」観光スポット!香川・丸亀から行くのんびりな島旅
香川県と岡山県に挟まれた大小28の島々からなる「塩飽諸島(しわくしょとう)」。塩飽諸島のうち丸亀市に属する有人島は、本島、牛島、広島、手島、小手島の5つで、古くから、ひと・もの・文化が行き交う要所として、たくさんの歴史が生まれてきました。今回はそんな塩飽諸島の中から「広島・小手島・手島」のおすすめスポットをご紹介します。
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アイキャッチ画像提供:PIXTA(広島)
広島をめぐろう
周囲約18.6km、塩飽諸島の中でもっとも大きな島「広島(ひろしま)」。かつて徳川幕府が大坂城を再建する際に、広島の「青木石」が使われたと言われる歴史ある高品質な石の産地です。独特の青みを持った御影石で、その色が濃くなるほど高価とされています。こちらでは、「広島」をめぐる観光スポットをご紹介します。
島内に点在する「いろは石」
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島内では石碑や石垣に使われている青木石を見ることができ、43基の石碑には「いろはにほへと…」の頭文字から始まる人生の教訓や名言などが刻まれています。毎年10月には「いろは石」をめぐるウォーキングイベント「いろは石ウォーク」が開催されています。ぜひ石碑をめぐりながら、広島の豊かな自然や瀬戸内海の景色を満喫してみてはいかがでしょうか。
瀬戸内海を一望「王頭山」
標高312mで塩飽諸島の最高峰の「王頭山(おうとうざん)」。山頂からは瀬戸内海の絶景を望むことができ、山頂付近には巨大な石とその隙間から茂る植物が美しい石庭「王頭砂漠」が広がっています。この石は花崗岩の風化によってできたもので、丸い石がいくつも転がっている風景はまるで異空間にいるような感覚になるでしょう。山頂までは険しい道のりが続きますが、瀬戸内の多島美を楽しめるおすすめの絶景スポットです。
手島をめぐろう
周囲約7.1kmの小さな島「手島(てしま)」。かつて塩飽諸島で栽培されていた伝統的な唐辛子の香川本鷹の栽培が再開され、現在では島の特産品になっています。島内には平家の落人が住みついてできたと伝わる集落があり、神社仏閣や小さな祠などがたくさんあります。島の第一氏神様が祀られている「八幡神社」には、社の天井に珍しい木製のプロペラが保存されています。
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夏から初秋にかけて、手島港から手島自然教育センターに向かう道沿いには、たくさんのひまわりと真っ赤な唐辛子が実を膨らませて来島者を迎えてくれます。春にはカラフルな花畑、秋には島全体に色づく紅葉など、年間を通して色とりどりのおすすめフォトスポットがある手島へ訪れてみてはいかがでしょうか。
小手島をめぐろう
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塩飽諸島でもっとも小さな島「小手島(おてしま)」。島内にはアートの島として、いたる場所にさまざまなオブジェが見られ、美術館などの施設とは異なる温かみを感じられるユニークなアートが来島者を迎えてくれます。これらのアートは島民たちによって手作りされ、瀬戸内国際芸術祭に先駆けて小手島のアート制作は始まりました。
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春には島の名物「源平桃(げんぺいもも)」が咲き誇り、島中が白や紅に染まります。1本の木に紅白2色の花が咲く桃で、源平合戦の源氏(白)と平氏(紅)にちなんで名づけられました。見ごろは3月下旬~4月上旬頃です。
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タコ漁やイカナゴ漁が盛んな島の港には、猫たちがたくさんいるので、ベストショットを探しながら島めぐりをするのもおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたか。手島と小手島を経由するフェリーの便数は少ないため、すべてを周遊するには日帰りでは難しいこともあります。また、宿泊施設も広島に数件ある程度なので、3島を周りたい方は事前に予定をしっかりと調整してめぐりましょう。ぜひ塩飽諸島の島旅を楽しんでくださいね。