瀬戸内の魅力が詰まった香川県の「豊島」でアートと自然を満喫♪

現代アートと美しい自然が融合した、瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島「豊島（てしま）」。最近では島の風景が絶景すぎてSNS映えすると人気を集めている離島です。今回は、そんな魅力が詰まったアートと自然の島「豊島」についてご紹介します！

#香川県豊島 #香川県 離島 #豊島 観光スポット #豊島 グルメ
文章・画像提供：moe_matsuiさん

豊島ってどんな島？

瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島「豊島（てしま）」は、同じく香川県に属する小豆島（しょうどしま）と直島（なおしま）の間に位置する、人口約760人の島です。

3年に1度開催される『瀬戸内国際芸術祭』の会場にもなっていて、島内には数多くの現代アート作品が設置されています。また、島には穏やかな瀬戸内海を眺めたり、手付かずの美しい自然を感じられる場所がたくさんあります。アートが好きな人はもちろん、自然が好きな人も楽しめるおすすめの離島です！

豊島への行き方

豊島へのアクセスは、船を利用します。香川県の高松港、岡山県の宇野港に加えて、直島、犬島、小豆島と繋がっています。
豊島には「家浦港（いえうらこう）」と「唐櫃港（からとこう）」の2つの港があり、乗船する船によって到着する港が異なるので注意しましょう。

◆高松港から【香川】
・高松ー直島ー豊島（家浦）
高松港から直島を経由して豊島（家浦港）へ向かうルートです。（便によっては直島を経由しないものもあります。）
料金：1,350円（家浦）／所要時間：約35分

◆宇野港から【岡山】
・宇野ー豊島（家浦）ー豊島（唐櫃）ー小豆島（土庄）
本州側から出る船です。豊島の2港どちらにも停まります。
料金：780円（家浦）／所要時間：約25分（旅客船）、約40分（フェリー）

◆直島から
・直島（宮浦）ー豊島（家浦）ー犬島
周辺の離島と豊島を繋ぐルートです。
料金：630円（直島ー豊島）／所要時間：約22分

豊島へ渡る船は大きく分けて2つ、四国側からと本州側からです。また、豊島への船には旅客船とフェリーがあり、旅客船には自転車や車を乗船させることができないので、あらかじめ乗船する船を確認しておきましょう。
運賃の支払いは全て現金のみです。

島内での移動手段

島内での移動手段は、主にバスか自転車です。バスは本数が少ないので、景色を楽しみながら回ることができるサイクリングがおすすめです！

家浦港、唐櫃港周辺にはレンタサイクルショップがあるので、豊島に到着したらまずは自転車を借りましょう！料金は基本的に1日プランか時間ごとのプランです。料金プランはショップによって異なりますが、島内でレンタルできる自転車はほぼ電動自転車です（島内は坂道が多いため、電動でないとムリです）。なので、体力的に疲れることはありませんし、きちんと駐輪場も整備されているため移動手段には最適です。
夏休みなどの繁忙期は予約がいっぱいになる可能性があるので、事前に予約しておくと安心です。

豊島観光協会のホームページでは、島内にあるレンタサイクルショップがまとめられているので、詳しくはこちらを参照してみてください。

島のアートを巡る

豊島美術館

豊島を訪れたなら、アートが好きな人もそうでない人も絶対に訪れるべきスポットです。美術館といっても絵画や美術製品が展示されているわけではなく、豊島美術館の建築自体を見て、体感する場所です。水滴を垂らしたような建物の中には1日を通して「泉」ができ、その表情は常に変化し続け、いつまでもその移り変わりを眺めていられます。
美術館は人数制限がされているため、インターネットで事前予約をする必要があります。入館30分前までは予約可能なので、当日に予定を立てても大丈夫です。

施設内には併設されたカフェがあるので、ひと休みにも◎

 

ささやきの森

豊島にはいくつものアート作品がありますが、「ささやきの森」は私のお気に入りの作品の1つです。
ささやきの森は民家から離れた森林の中にあります。山道を進んで行くと、聞こえてくるのは風になびく鈴の音と森の音だけ。それ以外の音は全く聞こえず、自然の音色だけを感じることができます。現代アートと自然が融合する豊島をよく表しているのが、まさにこの作品だと思いました。
最寄りの駐輪場やバス停からは山道を徒歩20分なので、訪れる際は歩きやすい靴がおすすめです。

短冊には新たに自分の名前や大切な人の名前を残すことができます。登録料は5,000円で、「心臓音のアーカイブ」で登録を受け付けています。

 

勝者はいない　ーマルチ・バスケットボールー

島の人や来場者たちが実際に遊べる体験型のアート作品です。豊島の形をしたバスケットゴールにはいくつものリングが付いていて、通常のバスケットボールとは違った色々な遊び方ができるでしょう。公園内にはボールが用意されているので、旅の思い出に1プレイしてみてはいかがでしょうか？

 

島の絶景を巡る

絶景が見える坂

SNS映えすると話題の絶景を眺められる坂道は、豊島美術館のすぐ手前にあります。坂道の目の前には瀬戸内海の絶景が広がり、海の手前で急カーブするので、まるで海に続いてるかのような風景です。

坂道の隣りには「棚田プロジェクト」によって再生した棚田が広がり、夏は新緑、秋は黄金の棚田の風景を見ることができます。
坂道の自転車の運転には危険が伴うため、スピードの出し過ぎ、ブレーキの操作方法には十分に注意をして絶景を楽しみましょう。

カーブミラー

こちらもSNS映えすると話題のスポットです。豊島美術館へ続く坂道を下りた先の突き当たりにあります。青い海と空にオレンジのカーブミラーが映えています。唐櫃港に近い場所にあるため、運が良いとフェリーの往来が見えますよ！
こちらは車道沿いにあるので、車には注意をして撮影をしましょう。

島のごはん

海のレストラン

豊島でおすすめのレストランはここ！家浦港から自転車で5分ほどの場所にあるイタリアンレストランです。お店の名前の通り、目の前には瀬戸内海が見え、絶景を眺めながら食事を楽しめます。メニューのピザの種類が豊富すぎて迷ってしまいますが、島で採れた食材をふんだんに使ったピザは絶品です！
私が訪れた時は、すでに海沿いの席は全て予約で埋まっていたため、海沿いの席を希望の方は事前予約をおすすめします。また、ディナーは完全予約制です。

 

最後に

豊島はサイクリングなど交通手段が充実していて、レストランやカフェもあるため、とても観光がしやすくおすすめの離島です。島内には今回は紹介しきれなかったアート作品もまだまだあります！ぜひ、船に乗ってアートと自然が融合した瀬戸内の島へ旅してみませんか？