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香川

志々島ってどんな島?たくさんの花が咲き誇る“花の島”を散策♪

2022.06.24

志々島ってどんな島?たくさんの花が咲き誇る“花の島”を散策♪

島内にたくさんの花が咲き誇ることから“花の島”とも呼ばれている「志々島(ししじま)」。花畑の絶景が見られると、近年ではとても人気がある離島です。また、島内には樹齢1200年を超える大楠や瀬戸内海の絶景を眺められるスポットなど、見どころがたくさんあります。今回は、そんな志々島をご紹介します。

#香川県 離島 #志々島 観光 #瀬戸内 観光
文章・画像提供:moe_matsuiさん



志々島ってどんなところ?

志々島_W02

香川県三豊市に属する志々島は、人口約20人、島の周囲3.8kmの小さな離島です。かつては、島全体に花畑が広がり“花の島”として有名でした。最盛期には100軒以上の農家が仏花として使われるマーガレットやキンセンカなどの花を育てていて、空から見ると島の斜面が花のパッチワークみたいだったと言われています。その後過疎化が進み、一時は花農家がゼロになってしまいましたが、近年では島内外の人々が協力して花を植える活動が続けられています。その活動の成果もあり、現在では芝桜やあじさいなど季節ごとに様々な花を鑑賞することができます!

志々島への行き方

志々島_W02

志々島へは定期船を利用してアクセスします。香川県三豊市にある宮の下港(みやのしたこう)と須田港(すだこう)から志々島行きの高速船が出航しています。

①宮の下港〜志々島
・本数:1日3便
・所要時間:約20分
・運賃:大人330円、小人170円(片道)
②須田港〜粟島(あわしま)〜志々島
・本数:1日8便(須田港〜粟島)、1日3便(粟島〜志々島)
・所要時間:約45分(便によっては乗り換えに時間がかかる場合あり)
・運賃:大人630円、小人320円(片道)
※須田港から志々島へ行く場合は粟島で乗り換えが必要です。

志々島へは2つの港から船が出ていますが、志々島だけを訪れるなら「宮の下港」が圧倒的に便利です。ただ、本数が少ないので事前に予定を立てておくと安心です。三豊市のホームページには船の時刻表が掲載されているので、ぜひ旅の計画に役立ててくださいね。粟島と志々島を一緒に巡りたい方は「須田港」が便利です。

花畑が見頃の時期など混雑が予想される時は、定期船の定員が満員になってしまう可能性があり、その場合は船に乗船できないことがあります。時間に余裕を持って行くと安心です。

◆港まで公共交通機関を利用する
宮の下港、須田港の電車の最寄り駅はともに「JR詫間(たくま)駅」です。そこから各港まではコミュニティバス(詫間線、詫間三間線)が出ていて、運賃はどこまで乗っても片道100円です。

①JR詫間駅〜詫間庁舎(バス約10分)〜宮の下港(徒歩約3分)
②JR詫間駅〜須田(バス約15分)〜須田港(徒歩約3分)

◆港まで車で行く
宮の下港、須田港ともに無料駐車場があるので、車は駐車場に停めてから船に乗りましょう。



志々島を散策してみよう!

それでは、自然あふれる「花の島」を散策してみましょう!

天空の花畑

志々島_天空の花畑_W02

島民の方などの活動のおかげで復活した花畑は高台にあるので、瀬戸内海を背景に見る景色がとてもきれいです。4月~5月にかけてはナデシコや芝桜、キンセンカ、5月下旬~6月中旬にかけてはあじさいが見頃になります。この斜面一面がきれいな花でいっぱいになります!

志々島_天空の花畑_W02

私が訪れたのは5月中旬頃でしたが、今年は開花が早かったため全体的に見頃を終えていました。とても残念でしたが、瀬戸内海に映える新緑の景色がとてもきれいでした!そして、まだきれいに花が咲いている場所があって癒されました。

「天空の花畑」へ行くにはいくつかのルートがありますが、草むらや林の中を通る道なき道という感じだったので、歩きやすい靴で訪れた方が良いと思います。

◯天空の花畑
住所:香川県三豊市詫間町志々島
アクセス:志々島港より徒歩15分

志々島の大楠

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志々島を訪れたら絶対に行きたいスポット「志々島の大楠」は、山の中腹にある樹齢1200年の大きな楠で、香川県の天然記念物にも指定されています。上にも左右にも大きく広がっていて、その大きさには圧巻!志々島のパワースポットでもあります。
また、7月中旬には周辺一体にユバウリが咲き誇り、それはまた神秘的な風景になるそうです。

志々島_志々島の大楠_W02

そして、志々島の大楠は幹が低い位置から生えていて、地面から枝が伸びているように見える特徴もあります。実はこれは昔起こった土砂崩れによって幹が何メートルも下に埋まってしまったからなのだそう。土砂に埋まっていなければもっと大きな木なんてすごいですよね!

「志々島の大楠」へ行くルートの途中には、様々な場所に「カメの看板」が設置されているので、それを辿って行けば道に迷うことはありません。
ただ、途中の道はアップダウンが激しく、急な登り坂や下り坂があるので歩きやすい靴で行きましょう。

◯志々島の大楠
住所:香川県三豊市詫間町志々島172
アクセス:志々島港より徒歩20分

楠の倉展望台

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大楠と合わせて訪れたいのが「楠の倉展望台」です。大楠からさらに奥へ進んで行くとあり、目の前には高見島(たかみしま)、遠くには瀬戸大橋まで見ることができて、見晴らしが良いので見渡す限りの絶景が広がります。ここでひと休みしていくのも良いですね。この景色を見たら疲れが吹っ飛びます。

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◯楠の倉展望台
住所:香川県三豊市詫間町志々島
アクセス:志々島港から徒歩20分

島のアイドル「やぎ」

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志々島には、島の人気者の「やぎ」が暮らしています。現在は6匹のやぎが飼育されているそうです。港から東の方へ歩いていくと「やぎ小屋」が見つかるので、ぜひ島のアイドルに会いに行ってみてくださいね!

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島内では猫もたくさん見かけました!約50匹ほどの猫が暮らしているそうです。

◯やぎ小屋
アクセス:志々島港より徒歩5分

島の休けい処「くすくす」

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志々島でひと休みをするなら「くすくす」がおすすめ!コーヒーやアイスクリームなどを購入することができます。また、ランチ営業もしていて、島で採れた食材を使用した料理をいただけます。コンビニや自動販売機がない志々島では、旅人にとってうれしい場所ですね。
※ランチメニューの「くすくすランチ」は2日前までの予約制です。

◯くすくす
住所:香川県三豊市詫間町志々島397
営業時間:10:30〜11:30、14:50〜15:50(だいたい)
定休日:不定休
電話番号:090-1598-5885
アクセス:志々島港より徒歩3分



志々島旅のアドバイス

志々島_W02

志々島には車や自転車を乗り入れることはできないので、島内での移動手段は徒歩になります。島内は急な登り坂や下り坂、そして階段が多くてかなり体力を消費します。とくに大楠へ向かうには草むらの中を通る場所もあるので、動きやすい服装と靴で訪れるのがおすすめです。
また、志々島は“花の島”ということもあり、たくさんの虫がいます。とくに夏(6月〜9月)は蚊が大量に発生するので、虫除けスプレーや羽織ものなどは必須です。
島内にはコンビニや自動販売機がないので、事前に飲み物や軽食を持参しておくと良いでしょう。

最後に

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船に揺られることたった20分で到着する「志々島」。季節によって様々な花が咲き、その度に見に行きたい場所です。島の花や自然に癒されたり、島の守り神でもある樹齢1200年の大楠にパワーをもらったり、ゆったりと流れる島時間を感じてみてくださいね。

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