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香川

与島パーキングエリアから島内散策へ!瀬戸内国際芸術祭を満喫!

2022.07.12

与島パーキングエリアから島内散策へ!瀬戸内国際芸術祭を満喫!

本州と四国を繋ぐ瀬戸大橋のちょうど真ん中に位置する「与島(よしま)」。離島ですが、船ではなく瀬戸大橋を渡ってしか行くことができないめずらしい島です。そんな与島で3年に1度開催される『瀬戸内国際芸術祭2022』を見に行ってきました!

#香川県 離島 #与島 観光スポット #与島 アート #瀬戸芸
文章・画像提供:moe_matsuiさん

与島ってどんな島?

与島_W02

香川県坂出市に属する与島は、本州の岡山県と四国の香川県を繋ぐ瀬戸大橋を渡って訪れることができる与島、岩黒島(いわくろじま)、櫃石島(ひついしじま)の3島の中で唯一、一般車両が降りられる島です。瀬戸大橋の途中で与島インターチェンジ(与島IC)を降りると、すぐに与島パーキングエリア(与島PA)があります。ちなみに、ここは日本で初めて海上高速道路にできたパーキングエリアなのだとか。また、瀬戸大橋のど真ん中にあるという好立地から、360度を見渡せる絶好のビュースポットです。駐車場からは徒歩で島の集落まで行くことができるので、パーキングエリアに駐車して島内を歩いて散策するなんてことも可能です。

与島への行き方

与島へのアクセス方法は、船ではなく車か路線バスを利用します。

◆車での行き方
与島へは瀬戸大橋を通って行きます。香川方面、または岡山方面から瀬戸大橋を渡り、与島島内にある与島PAに車を停めてから徒歩で散策します。島内へは島民関係者以外の車両乗り入れができないので、必ず車は与島PAに駐車してから出かけましょう。
瀬戸大橋は瀬戸中央自動車道という高速道路なので、渡る際には高速料金がかかります。与島PAに1番近い料金所は、香川側は「坂出北」、岡山側は「児島」です。

普通車/平日の場合
・坂出北ー与島PA 片道¥930
・児島ー与島PA 片道¥800

また、与島PAは上り下りが一体型のパーキングエリアのため、折り返し走行(Uターン)が可能です。折り返し走行をする場合は、「入口ICから与島PA」区間と「与島PAから出口IC」までの区間を合算した料金になります。詳しくはこちら(本州四国連絡高速道路株式会社 公式HP)を参考してみてください。

◆路線バスでの行き方
香川県のJR坂出駅から岡山県のJR児島駅まで、瀬戸大橋を渡る「瀬戸大橋線」という路線バスが運行しています。途中、与島PAに停車するのでそこから歩くか、与島島内にあるバス停で下車して行くことができます。運賃は、「坂出駅〜与島PA」区間は片道¥530、「児島駅〜与島PA」区間は片道¥410です。料金は車で橋を渡るよりも安いですが、1日に5便ほどしか運行していないため事前に時刻表(琴参バス株式会社 公式HP)を確認をしておく必要があります。

◆与島パーキングエリアから徒歩
小型車用の駐車場側にある小高い丘を進んで行くと、細い道があるのでそこを通って外に出ます。あとは、分かれ道ごとに瀬戸内国際芸術祭の作品の位置を示す「青い看板」が設置されているので、看板をたどって行けば迷うことはありません。
ちなみに、瀬戸内国際芸術祭の作品がある鍋島灯台(なべしまとうだい)方面へは徒歩15分くらいの距離です。

瀬戸内国際芸術祭 与島の作品をご紹介!

与島_W02

3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭が、今年2022年に開催されています。瀬戸内国際芸術祭とは、瀬戸内海の島々や港を舞台に開催される現代アートの祭典です。会場によって作品や雰囲気が異なるため、様々な島や港を訪れてみるとおもしろいです。また、会場によって開催される時期が異なるので事前に確認をしましょう。
※与島の作品は「春会期」のため4/11〜5/18で終了しています。

「月への道」(浦城バス停)

与島_月への道(浦城バス停)_W02

レオニート・チシコフ氏の作品「月への道」は、宇宙飛行士がバス停で宇宙への旅を待っている姿が印象的です。私も、彼の隣でバスを待ってみました!ちなみに、こちらのバス停は日常で利用されているバス停で、待っていると本当にバスが停車します。
与島まで路線バスを利用して訪れる方は「浦城(うらじょう)バス停」で下車すると、この作品の目の前に到着します。

与島_月への道(浦城バス停)_W02

◯浦城バス停
住所:香川県坂出市与島町
料金:無料

次に紹介する「鍋島灯台」もこちらのバス停から歩いて行くことができます。
そして、このバス停から物語の終着点となる灯台へ……。

「月への道」(鍋島灯台)

与島_月への道(鍋島灯台)_W02

同じくレオニート・チシコフ氏の作品「月への道」の物語の終着点です。鍋島灯台の内部には、100万個の星をもつ宇宙の立方体のインスタレーションが設置されています。自分が動くと光も追ってきて、とてもきれいです。無限に星が光る宇宙の姿をこの立方体で現したのですね。

与島_月への道(鍋島灯台)_W02

鍋島灯台の歴史は古く、今から150年前(1872年/明治5年)に点灯した瀬戸内海で最も古い灯台です。安全のため通常は内部に入ることができませんが、瀬戸内国際芸術祭の開催期間は特別に中へ入ることができました!この期間以外では、毎年「灯台の日(11月1日)」の前後の日に一般公開されています。
白くてかわいらしい灯台ですが、保存灯台のAランクに指定されている超レアな灯台です。

◯鍋島灯台(なべしまとうだい)
住所:香川県坂出市与島町鍋島
料金:無料

与島を満喫しよう!

瀬戸大橋を眺めるならココ!

与島_瀬戸大橋_W02

鍋島灯台へ向かう道の途中に、瀬戸大橋を下から見上げられる場所がありました!こんな位置から橋を見るのは初めてです。ついつい足を止めてしまうほどの絶景でした。

「与島プラザ」でひと休み

与島PAには、お土産売場や飲食店が並ぶ「与島プラザ」があります。瀬戸大橋を渡る中で唯一のパーキングエリアなので、旅の途中にぜひ寄ってみてくださいね。
こちらでは香川旅行や四国旅行のお土産が販売されていたり、香川のソウルフード「うどん」が食べられるお店もあります。与島を散策する際はこちらでお昼ごはんを食べるのも◎。

与島PAの展望スポットからの絶景

与島_W02

与島PAには展望スポットがあります。瀬戸内海の絶景はもちろん、周辺が船の航路になっているため船の往来を眺めることもできます!また、夕暮れには瀬戸内海にゆっくりと沈んでいく夕日がとても美しいので、ぜひ眺めてみてください。

◯与島プラザ
住所:香川県坂出市与島町西方587
TEL:0877-43-0266(フードコート、売店等)/0877-43-0502(インフォメーション)
営業時間:平日 8:00〜21:00、土日祝 7:30〜21:30(売店、フードコート)/平日 10:00〜16:00、土日祝 10:00〜1700(架け橋夢うどん)
定休日:無休

最後に

本州と四国を繋ぐ瀬戸大橋の真ん中に位置し、訪れ方もちょっと特別な離島「与島」。島好きなら1度は訪れてみたいレアな島です。瀬戸内で最も歴史のある灯台について学んだり、緩やかに流れる島の時間を楽しんだり……。せっかく瀬戸大橋を渡るのであれば、ぜひ島内を散策してみてはいかがでしょうか。そんな与島を、次の島旅の目的地にしてみませんか?

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