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香川

与島ってどんな島?瀬戸大橋がつなぐ島へちょっと降りてプチトリップ!

2022.01.14

与島ってどんな島?瀬戸大橋がつなぐ島へちょっと降りてプチトリップ!

本州の岡山県倉敷市と四国の香川県坂出市をつなぐ瀬戸大橋。5つの島に橋が架かっていますが、そのうち3つの島「与島(よしま)・岩黒島(いわくろじま)・櫃石島(ひついしじま)」に降りることができるのをご存知でしょうか。中でも「与島」は、自家用車で降りられる唯一の島です。今回は、瀬戸大橋を渡るだけではもったいない、瀬戸大橋で繋がる島々についてご紹介します。

#塩飽諸島 #穴場離島 #瀬戸内 絶景 #ドライブ
アイキャッチ画像提供:PIXTA
2020年2月7日現在の記事
2022年1月14日再編集



「与島」とは?

 

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香川県坂出市(さかいでし)に属する「与島(よしま)」。本州の岡山県と四国の香川県をつなぐ瀬戸大橋のほぼ真ん中に位置し、瀬戸大橋では唯一、パーキングエリアがある島です。また、一般車両で降りることができるのも、瀬戸内海の島々をつなぐ瀬戸大橋の中では与島のみです。そのため、パーキングエリアで休憩に立ち寄る方も多いのですが、それだけでは損をしていますよ。本州から四国へ入る前に、島旅へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

与島のおすすめ立ち寄りスポット

与島PA(与島プラザ)

与島_与島パーキングエリア

画像提供:PIXTA

瀬戸大橋で唯一のパーキングエリアでもある「与島PA」は、およそ400台の駐車スペースがあり、観光客の休憩場所として利用されています。海上高速道路では日本初のパーキングエリアにある売店「与島プラザ」では、さぬきうどんや藻塩などのお土産品が並び、カフェでは和三盆を使ったジェラートなど、香川の名産品を楽しむことができます。

与島_瀬戸大橋

画像提供:PIXTA

展望台からは、瀬戸内海に浮かぶ島々を360度見渡すことができ、大小さまざまな船が行き交う様子を眺めることができます。ここでしか見られない360度の絶景を、カメラを持って楽しんでくださいね。

鍋島灯台

与島_鍋島灯台

画像提供:PIXTA

与島の南部に位置する「鍋島灯台」は、1872年(明治5年)に初点灯し、2009年には近代産業遺産群に選ばれるほど、歴史的、文化的に価値が高い近代灯台です。通常の灯台は明かりの点滅により位置を示していますが、鍋島灯台は緑と赤の光が交互に光る珍しい灯台です。普段は一般公開がされていなく、4月などの桜の時期に合わせて公開され、観光できる期間が限定されているため、レア度の高い観光スポットですよ。

天津神社

与島の東部に鎮座する「天津神社」は、天津神を祀っている神社です。全国には同じ名前の神社がいくつもありますが、境内からは瀬戸大橋を一望することができます。ひっそりと佇む静かな神社で心を癒すのも良いですね。

浦城集落の町並み

与島の南東部に位置する、浦城バス停からすぐにある「浦城集落の町並み」は、迷路のような細い坂道がうねうねと続いています。車での出入りはできませんが、ゆったりと散歩をしながら歴史のある町並みを楽しむことができます。急な坂道もありますが、登り切った先には疲れも吹き飛ぶほどの絶景が待っていますよ。

瀬戸大橋スカイツアー

 

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普段立ち入ることができない管理用通路や海面から175mの鉄塔の上まで登ることができる「瀬戸大橋スカイツアー」は、春と秋に開催されています。瀬戸大橋のてっぺんから見る景色は、きっと絶景ですね。

 



与島以外の瀬戸大橋が繋がる島

黒岩島

岩黒島

画像提供:PIXTA

「岩黒島(いわくろじま)」は、周囲約1.6km、人口は100人足らずの小さな島へは、一般車両の立ち入りが禁止のため、島民の方以外は公共バスでのみ入ることができる島です。瀬戸大橋上のバス停からエレベーターを使って上陸するという、とても珍しいアクセス方法にわくわくしますね。このような珍しい島への上陸を、実際に体験してみてはいかがでしょうか。

黒浜

 

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黒岩島の北側に位置する「黒浜」は、瀬戸内海では珍しい砂鉄を含んだ黒い砂浜です。島名の由来となっている閃緑岩(せんりょくがん)と言う黒い岩もあり、他では見ることができない景色を望むことができます。

大天狗神社
漁の安全を祈願する「大天狗神社」には、島の土で作られた赤い陶器の狛犬がいて、足に紐を結んでお祈りすると、なくし物が見つかったり、忘れたことを思い出すという言い伝えがあります。何か探し物がある方は、訪れてみてはいかがでしょうか。

新鮮なお魚料理
岩黒島の主産業は漁業で、島には漁師さんが多く、港にはたくさんの漁船が停泊しています。瀬戸内のおいしいお魚を目当てに、釣り人やグルメハンターが訪れています。島内には3軒の民宿があり、それぞれで自慢の料理を味わうことができますよ。

民宿 岩黒

瀬戸内のタイを焼いた後、熱した閃緑岩の上にのせるとジューッという音とともにいい香りがする「タイの石焼」は、こちらの民宿の名物です。水揚げされたばかりの新鮮な魚介コースを味わえますよ。

香川県坂出市岩黒79-2

0877-43-0425

1週間前までに要予約、時間相談可

公式ホームページ

民宿 岩本

旬の瀬戸内の魚がお頭付きで提供される、ボリューム満足のランチを楽しむことができます。とても元気な女将さんとも、きっと島の話しで盛り上がれますよ。

香川県坂出市岩黒178-3

0877-43-0323

1週間前までに要予約、時間相談可

民宿 みはらし

瀬戸大橋と海を眺めながら食事をすることができます。宿泊者限定で入ることができるお風呂は、名前の通りみはらし抜群ですよ。

香川県坂出市岩黒215-1

0877-43-0356

3日前までに要予約、時間相談可

 

櫃石島

 

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「櫃石島(ひついしじま)」は、瀬戸大橋が通る島の中でも、最も岡山県に近い島です。毎年1月中旬頃に王子神社の境内で行われる「ももて祭」は、県指定無形民俗文化財に指定され、小笠原流弓術によって1年の平穏と豊漁を祈願します。タイラギやメバルなどの漁が盛んで、釣り人も訪れる島です。こちらも黒岩島と同様に島民のみしか一般車両での立ち入りが禁止されているため、島内ではバスか徒歩での移動です。

櫃岩

 

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櫃石島の南部にある櫃(ひつ)を立てたような巨石「櫃岩」は、島名の由来となったと言われています。源平合戦で、屋島の戦いに敗れた平家の武者が落ちのびる途中にこの石の下に宝物を隠し、3人の姫を島にかくまったと伝えられ、源氏による平家の残党狩りから、島民が姫を守り通したという言い伝えが残っています。

札場と大井戸

 

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江戸時代に幕府の命令や塩飽の決まり事などを周知する「札場」のすぐ横に、「大井戸」という村井戸があり、水汲みや洗濯の際の井戸端会議の場となっていました。 大井戸は、1979年(昭和54年)に上水道が通水するまで使用され、2001年(平成13年)には「櫃石の札場 附大井戸」として、坂出市の文化財に指定されています。

歩渡島

 

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櫃石島の南部に位置する無人島「歩渡島(ぶとじま)」へは、名前の通り歩いて渡ることができます。階段を登ると注連柱(しめばしら)があり、その先には七福神が祀られています。4月上旬頃にはつつじが満開になるので、瀬戸内の海面を歩いてみてはいかがでしょうか。

最後に

いかがでしたか。今回は与島を中心に、瀬戸大橋が繋がる島のおすすめスポットをご紹介しました。それぞれに見どころが異なるので、ぜひ訪れて瀬戸内の風を感じながらお気に入りのスポットを見つけてくださいね。瀬戸大橋を渡るだけで島を通過するのは、もったいないですよ。

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