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香川

資格不要!未経験から自然とアートの島で暮らしと仕事を楽しむアルバイト

2023.12.19

資格不要!未経験から自然とアートの島で暮らしと仕事を楽しむアルバイト

アートの島として知られる香川県の直島(なおしま)と豊島(てしま)で複数の美術館を運営する公益財団法人福武財団では、美術館で働くアルバイトスタッフを募集しています。世界に誇る素晴らしい作品を間近に、お客様の鑑賞体験の傍にいることができるやりがいのある仕事です。
海外からのお客様も多いですが、英語に自信がない方もたくさん活躍しています。資格や経験は不問で、美術関係に詳しい方でなくても応募は可能です。自然豊かな島で仕事も寮生活も楽しみながら、自分の人生にとって大切な時間を過ごしてみませんか?今回は、採用担当の臼坂さんにお話を伺いました。

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画像提供:公益財団法人福武財団 アイキャッチ画像提供:近藤拓海

美術館の紹介と仕事内容

直島・豊島_公益財団法人福武財団・李禹煥美術館_島職

李禹煥美術館 写真:山本糾

3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭の会場である香川県の直島と豊島は、国内外から多くの観光客が訪れるアートの島として知られています。
直島にある地中美術館の開館に伴い設立された当財団では、美術館事業をはじめとするアートを通して1人ひとりが「Benesse=よく生きる」という理念のもと、地域社会の発展に貢献する活動をしています。
当財団と株式会社ベネッセホールディングスが展開する「ベネッセアートサイト直島」とは、直島、豊島、犬島を舞台に展開するアート活動の総称です。

直島・豊島_公益財団法人福武財団・豊島美術館_島職

豊島美術館 写真:森川昇

当財団では複数の美術施設を保有していますが、今回募集するのは、ベネッセアートサイト直島の中でも、直島または豊島の美術館で勤務するアルバイトスタッフです。直島では地中美術館や李禹煥美術館(リ・ウーファンびじゅつかん)、豊島では豊島美術館や心臓音のアーカイブという小さな美術施設をメインに、日によって島内にある複数の施設で勤務します。

美術館スタッフの業務内容

直島・豊島_公益財団法人福武財団_島職

ご応募いただく方の希望も伺いながら、直島と豊島のどちらかで勤務地を決定します。施設によって多少は業務内容が変わりますが、どの施設でも共通するのは美術館内の作品保護や鑑賞サポート、そして開閉館準備と清掃です。
具体的には、チケットの受付作業やよくイメージされるような展示室の中で作品保護のための監視業務のような室内外での立ち仕事、作品についての質問対応など鑑賞のサポートなど、開館中はお客様対応がメインです。敷地内の清掃や美術館内のショップスタッフとして商品陳列などの作業も行っていただきます。
当施設は離島にあるため、島内の周遊(観光)サポートの役割も担い、おすすめのスポットやバスなどの交通機関について聞かれることもあります。
1日中同じ業務をこなすのではなく、時間を区切ってローテーションをしながら様々な業務を行うため、気分転換にもつながり、仕事がマンネリ化することなく働くことができます。

直島・豊島_公益財団法人福武財団_島職

写真:近藤拓海

また、当施設は約5割~7割近くが海外からのお客様です。英語が得意でなくともよく使う文言についてはマニュアルも整備しており、サポートできる従業員もいるため、安心してご応募ください。
日常的に英会話が身近にある環境なので、英語が話せない方も勤務するうちに自然と興味を持ち英語力が身に付くと思います。

未経験でも安心の育成プログラム

直島・豊島_公益財団法人福武財団_島職

写真:近藤拓海

当財団では、美術館などの各施設で働く従業員の約半数はアルバイトスタッフで、そのほとんどが島外からの移住者です。美術館での仕事というと難しそうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、育成プログラムを整備しているため、未経験の方でも安心して働いていただけます。配属施設にもよりますが、約1週間ほどをかけて入社後にレクチャーを行います。まずは島を周遊して島のことを知る時間から、接客など基本的な部分はもちろん作品や作家、建築家についての説明もしっかりと行います。

「美術や技術について詳しくないとだめですか?」という質問をよく受けますが、正社員も含め、元々とても詳しい人というのは多くありません。島が好き、英語を勉強してみたいなど様々な部分に興味を持って入社をして働くうちにアートに興味が沸いてきたという方も多いので、アート初心者や特にアートに関心がない方でも問題ありません。
最初は短期のアルバイトとして働き始めた方が、勤めていくうちに仕事にやりがいを感じるようになり、契約更新をしながら長期で働いているようなケースもあります。

美術館で働く魅力

美術館で展示をしている作品は、本当に素晴らしい作品ばかりです。その作品が並ぶ空間に1日中いることができ、日常的に作品を見ることができるのも美術館スタッフの特権ですが、何よりもお客様の鑑賞体験の傍にいることができるのが大きな魅力です。
目の前にいるお客様が感動し、その感動を言葉を使わずともお互いに共有できることがあり、スタッフからも、自分の人生にとって貴重な経験となり心が豊かになったという声があります。

直島・豊島_公益財団法人福武財団・寮_島職

アルバイトとして働く場合、ほとんどの方が寮生活を行っています。地域にある古民家を借り上げているので、キッチンや風呂などの共用スペースがあるシェアハウス型です。島によって5名~20名弱が入居できる個室寮を男女別で完備しています。
自分にとって大事な趣味や時間というものを持っている方が多い印象がありますが、寮での生活がすごく楽しいというスタッフからの声も多く、限られた時間の中で島という環境を仕事も寮生活も一緒に楽しもうというような空気感があります。

生活も仕事も楽しみたい方を募集

現在、アルバイトとして働いている方々は主に20代~30代くらいで、元々美術の仕事に興味がある方や英語が堪能な方だけではありません。観光に1度来て島の雰囲気が気に入った、自然豊かなところに住んでみたかった、知り合いに良い島だとおすすめされた、ちょっと新しい環境で働いてみたかったなど、移住のきっかけは様々です。気軽にまずは働いてみようと移住した方も多いです。

美術館スタッフとして働くための資格は必要ありません。また、海外からのお客様は多いですが、英語が話せなくても実際に当施設で働いている方は多いため、心配せずに挑戦してほしいと思っています。ただし、英語に対して拒否感があるとコミュニケーションが上達しないため、話せなくとも理解しようとする姿勢や分かる範囲で対応を試みることは重要です。

応募方法について

当財団に興味がある方は、まずは下記の応募ボタンからお気軽にご応募ください。採用担当者が内容を確認後、電話もしくはメールにてご連絡します。2ヶ月以上勤務する場合、往路の交通費を支給する支援制度もあります。ぜひ、ご応募をお待ちしています。

 

募集内容について

当財団では美術館スタッフとして働くアルバイトの方を募集します。資格・経験不問で世界に誇る日本の美術館に携わることができます。

美術館スタッフ
業務内容 美術館スタッフ
必要な免許・資格 なし。自然が好きな方、英語力を活かしたい方にもおすすめです。
雇用形態 アルバイト
契約期間 応相談
試用期間 なし
募集人数 若干名
勤務地 直島または豊島の美術館
就労時間 直島 9:00~18:00(実労働8時間)/豊島 3月~9月9:00~18:00(実労働8時間)、10月~2月9:00~17:00(実労働7時間)
休憩時間 60分
時間外労働 あり(月平均5時間程度)
休日・休暇 シフト制で月9日(原則週5日勤務、土日祝は勤務あり)
有給休暇(6ヶ月経過後の年次有給休暇日数:10日)
給与・賃金 時給1,000円
加入保険 雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金
その他福利厚生 寮完備(寮費:8,000円~23,000円、寮によって異なる)、往路交通費支給(2ヶ月以上勤務の場合、上限3万円)、施設利用料の割引(本人は無料、同伴無料の施設あり)

アートの島での生活と休日の過ごし方

直島・豊島_公益財団法人福武財団・地中美術館_島職

地中美術館 写真:藤塚光政

直島と豊島は本土から橋で繋がっていないので船で移動する必要があります。直島には生協やコンビニエンスストアが1件、豊島には小さな商店がありますが、休日に本土のスーパーでまとめ買いをするなど工夫をしながら生活をしています。
直島から本土へのアクセスは、高松へは高速船で約30分、フェリーで約50分、片道500円前後(フェリー大人1名)で移動できます。岡山県の宇野港まで片道300円以下(大人1名)、フェリーでも約20分と気軽に渡ることができるので岡山市内へも行きやすいです。
都会と比べると虫が多く娯楽施設は少ないですが、自然が豊かで、1日の時間の流れや季節の移ろいなどを楽しみながら生活することができるなど、島だからこそ良い部分がたくさんあります。初めは島での生活に慣れない部分もあるかもしれませんが、アルバイトの先輩や職員などに生活の知恵を教わりながら、海が近いので夕日を見るために同僚を誘って毎日のように海へ散歩しに行ったり、星を見たり島の方との交流を楽しんだりと、仕事だけではなく島での生活そのものを楽しみながら暮らしているという声をよく聞きます。

今後の新たな挑戦と変わらない理念

2025年に直島町本村地区近くの高台にできる直島新美術館(仮称)や第6回瀬戸内国際芸術祭など、これからも変化と向上をし続けていく部分がある一方、「よく生きる」という根底にある変わらない理念があります。お客様も、地域住民の方にも、もちろん当財団で働く職員にも、自分の人生にとって「Benesse=よく生きる」とは何なのかを考えるきっかけや機会を提供したいと考えています。それが当財団の活動意義の1つです。「在るものを活かし、無いものを創る」を信条に、自然や地域のコミュニティとアートや建築を調和しながら目的を達成するための手段の1つとして、新たな美術館の開館など新しいことにも挑戦していきます。

応募者に向けて一言

美術館スタッフと聞くと意識が高いと感じる方もいるかもしれません。しかし、アートに詳しい方や英語が堪能な方を求めているのではなく、少しでもご自身の琴線に触れるものがあったり、ちょっと新しい場所で生活してみようという些細なきっかけなど、少しでも興味があれば、ぜひご応募ください。
世界的に見ても本当に素晴らしい作品と島の魅力を楽しんでもらえたらうれしいです。

 

公益財団法人福武財団

香川県香川郡直島町2249-7

087-892-2655

公式ホームページ

 

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