香川
神秘の離島「志々島」を探索!樹齢1200年の大楠と癒しの絶景
香川県三豊市の沖合い、瀬戸内海に浮かぶ「志々島(ししじま)」。船で約20分、周囲約4kmの小さな島には、パワースポットとして注目を集める樹齢1200年の大楠が島を見守っています。そんな神秘に満ちた志々島でスピリチュアルな島旅をしてみませんか。今回は、志々島の見どころスポットをご紹介します。
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アイキャッチ画像提供:PIXTA
Contents
志々島ってどんなところ?
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香川県西部にある三豊市の沖合い約6kmに浮かぶ「志々島(ししじま)」は、塩飽(しわく)諸島の一つです。島名の由来には諸説ありますが、十握(とつか)剣を納めているため「神霊島」、西行法師が「獅々に似たる島、獅々島」と名付けたなどと伝えられています。
人口20人に満たない、周囲3.8kmの小さな島ですが、島のシンボルでもある樹齢1200年以上と言われる大楠を見たいと訪れる人々が近年増えています。かつては1,000人もの人々が暮らし、農業・漁業や“花の島”と呼ばれるほど花き業が盛んでした。島内にはほとんど平地がなく、島全体が山のようで最高地点まで登ると瀬戸内海の絶景が広がり、空気が澄んだ晴れた日には、瀬戸大橋の姿も見えるようです。これからの季節は花々も咲き、絶景を楽しむことができますよ。
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志々島へのアクセス
香川県三豊市詫間町の「宮の下港」から志々島港まで定期船で約20分。船の中で乗船券を購入して、係員に渡すスタイルです。海上タクシーなどもあるので、ニーズに合わせて利用しましょう。
定期船(粟島汽船):TEL 0875-83-3204 HPはこちら
海上タクシー(志々島振興合同会社):TEL 0875-83-5740
志々島の見どころスポット
島のシンボル「樹齢1200年の大楠」
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志々島港から坂道を20分ほど登った山の中腹に鎮座する「樹齢1200年の大楠」。神秘的に伸びた太い幹は圧巻で、近年では志々島のパワースポットとして注目されています。高さ約40m、幹周り約14mの大楠は、県の天然記念物に指定されました。
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7月中旬頃にはウバユリが咲き誇り、何とも言えないほど神秘的な姿を見ることができますよ。大楠までの道のりは急な坂道が続くので、歩きやすい靴で出かけてくださいね。
瀬戸内海を一望「楠の倉展望台」
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大楠の西側にある「楠の倉(くすのくら)展望台」。小高い場所にあるため、大楠を上から見下ろすことができ、穏やかな瀬戸内海を一望することができます。志々島の島民によって建てられた手作りの展望台は、フォトジェニックなスポットですよ。
フォトスポット「天空の花畑」
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志々島港から歩いて約15分、季節の花々が咲き誇る「天空の花畑」。かつて志々島では、島全体に花畑が広がる“花の島”でした。その花畑を島民たちが復活させようと活動し、この花畑となっています。3月下旬~4月下旬頃には芝桜、4月上旬~5月上旬頃にはキンセンカ、4月下旬~6月下旬頃にはナデシコ、5月下旬~6月中旬頃にはあじさいが見頃になります。
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瀬戸内の穏やかな海ときれいに咲き誇る花々を、ぜひ見に訪れてみてはいかがでしょうか。写真を撮る際は、島民の方々の迷惑にならないようにマナーを守りましょう。
島のアイドル「ヤギ」
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志々島港の近くにいる、かわいいヤギたち。志々島では畑の雑草を食べるヤギは人気者です。たまにどこかの畑に出かけているかもしれないので、居場所は「休憩処くすくす」で聞いてみてくださいね。人懐っこいヤギたちが草を食べている姿を見ていると、島旅らしいのんびりとした気分を味わえるかもしれませんよ。
古民家でくつろぐ「休憩処くすくす」
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志々島港のすぐ近くにある「休憩処くすくす」。築100年の民家を改装して造られた島で唯一の休憩所として開放されています。メニューはコーヒーのみですが、オリジナルのお土産物やアイスクリームも販売しているので、カフェとしての利用も可能ですよ。
志々島で古民家ステイ
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志々島で唯一の宿「ゲストハウス きんせんか」。テレビなどはなく、島の自然があふれる中で古民家ステイを体験することができます。飲食店やスーパーなどがないので、食材などは持ち込みになりますが、調理器具や食器、調味料などはあります。自然の中で自然の音だけを感じながら、気軽に島暮らしを体験してみてはいかがでしょうか。
最後に
瀬戸内に浮かぶ「志々島」をご紹介しました。島内のほとんどが急で細い坂道や階段のため、車や自転車は利用できず、徒歩での島内散策です。歩きやすい靴で、飲み物や食べ物を持参しましょう。また往復の定期船の便数も少ないので、事前に時間を確認しておくと良いですよ。ぜひ志々島を満喫できる島旅にしてくださいね。