SNS

I live with the island and stay with the island

SEARCH詳細検索

SEARCH

CLOSE

広島

宮島の弥山でパワースポットと絶景を巡るトレッキングを楽しもう!

2023.03.02

宮島の弥山でパワースポットと絶景を巡るトレッキングを楽しもう!

広島県の厳島(いつくしま)は通称 宮島と呼ばれ、国内外の観光客に人気の島です。中でも「弥山(みせん)」は代表的な登山地で、美しい景色と自然を楽しむことができます。弥山登山は3つの登山道とロープウェイが整備されていて、それぞれのルートごとに異なる魅力があります。今回はロープウェイと大聖院コースの登山道を実際に登ったので、見どころや注意点などについてご紹介します。

#広島県 離島 #厳島 観光 #観光スポット #アクティビティ
撮影:りとふる編集部



ロープウェイで登ろう

宮島_紅葉谷駅_230302

弥山(みせん)に登るためには、いくつかの方法があります。体力に自信のない方は途中までロープウェイを利用することができます。ロープウェイの中からは、美しい宮島の景色を眺めながら登ることができます。
ロープウェイに乗車するには、紅葉谷駅から乗車します。駅に到着すると、ロープウェイのチケットを購入し、榧谷駅を経由して終点の獅子岩駅まで向かいます。

宮島_ロープウェイ_230302

ロープウェイの中からは、夏には緑豊かな森林を、秋には紅葉を眺められます。より高い所へ行くと、宮島周辺の瀬戸内海に浮かぶ島々や山々の風景を眺めることもできます。
ロープウェイは安全で快適ですが、天候によっては運行を停止する場合もあるので、運行状況を事前に確認しておきましょう。

宮島_獅子岩展望台_230302

獅子岩駅に到着すると、すぐ近くに獅子岩展望台があります。ゴツゴツとした岩の上には休憩スペースや望遠鏡などが整備されています。展望台からは瀬戸内海の絶景を一望でき、周辺の島々の多島美が広がっています。

ロープウェイが終点の獅子岩駅まで到着すると、弥山の頂上まではもうすぐと思う方もいると思いますが、実は獅子岩駅からはアップダウンを繰り返す山道が続き、弥山本堂まで約30分、弥山展望台までは約50分となかなかハードな登山が続きます。足元も岩場や段差があるので、スニーカーなど歩きやすい慣れた靴を履いて行くことをおすすめします。
また、ロープウェイだからといって油断はせずに、飲み物の持参は必須です。獅子岩駅にも自動販売機はありますが、獅子岩駅を出発してしまうと弥山本堂までは自動販売機もないため、必ず獅子岩駅までに飲み物を準備しておいた方が良いでしょう。

初めて弥山登山をするなら大聖院コース

弥山登山は紅葉谷コース、大聖院コース、大元コースと3つの登山道が整備されています。初めての方は滝や渓谷、仁王門など歴史的建造物や見どころの多い大聖院コースがおすすめです。

宮島_里見茶屋跡_230302

大聖院の脇道から登山道に入り、瀧不動、瀧宮神社を越えてしばらく歩くと開けた広場があります。広場には里見茶屋跡があり、ここからの景色は厳島神社の朱色の大鳥居がきれいに見える絶景スポットです。

宮島_白糸川1号砂防堰堤_230302

さらに上へ進むと、白糸川1号砂防堰堤が見えてきます。ここまで登ってやっと半分くらいという印象です。

宮島_仁王門_230302

あとは、整備された道をひたすらに真っすぐ進むと、仁王門の手前の広場にたどり着きます。仁王門をくぐって進めば、弥山本堂に到着します。

奥の院の矢印に沿って進むと奥の院へ行けるのですが、奥の院まで往復すると1時間ほどはかかると思います。時間と体力に余裕があれば、奥の院までのハイキングにチャレンジしてみても良いでしょう。

Googlemapで見ると、大聖院から仁王門まで徒歩40分と記載されていましたが、普段あまり運動していない登山初心者の私の場合、休憩などを含めると実際は1時間半ほどかかり、弥山本堂までは約2時間もかかりました。
登山道は整備されているとは言え山道であるため、スニーカーやスポーツウェアなど登山に適した格好で行くことをおすすめします。
観光気分で安易に登り始めても途中で引き返すのも辛いため、もう頂上を目指すしかありません。途中にはトイレや自動販売機もないため注意しましょう。実際に訪れたのは11月でしたが、天候に恵まれとても暑かったので、水分補給用の飲み物は多めに持参すると良いでしょう。



弥山本堂から弥山展望台を目指そう

宮島_弥山本堂_230302

弥山本堂から反時計回りに登ると、三鬼堂、くぐり岩などの名所を巡り、巨石群を越えて展望所を目指します。

宮島_弥山展望所_230302

弥山展望台は、広島の市街地から江田島まで瀬戸内海の絶景を眺められます。ちょうど昼時に到着したので、展望台のベンチや岩などでお弁当を食べながら休憩をしている方がたくさんいました。
展望台付近で絶景ランチを楽しみたい方は、事前にお弁当を準備しておくと良いでしょう。

宮島_大日堂_230302

戻りのルートも反時計回りに山道を下りて、干満岩、大日堂を巡り弥山本堂まで戻りましょう。
弥山本堂から弥山展望台を巡る1周の道は、急げば約30分で弥山本堂まで戻って来られますが、展望台でゆっくりと休憩をしたいのであれば、1時間~1時間半は予定しておくと良いでしょう。

最後に

弥山登山はロープウェイや登山道も整備されているので、悪天候でなければ初心者でも気軽に楽しむことができます。ただし、ロープウェイで行く場合も準備は必要です。本格的な登山靴やウェアでなくても良いですが、スニーカーやジーンズ、Tシャツ、スウェットなど動きやすい格好をおすすめします。
また、せっかく弥山登山をするのであれば、お弁当と飲み物を準備して、弥山展望台でランチをするのも良いでしょう。ハイキング後に絶景を眺めながら食べるお弁当は、いつも以上においしくいただけることでしょう。ちなみに、ゴミ箱の設置は少ないため、自分のゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
弥山登山の所要時間の目安は、ロープウェイを往復利用して約3時間、往復のどちらかを登山道で利用するなら余裕を持って約5時間は予定しておくと良いと思います。
体力に自信のある方はぜひ、登山道から弥山頂上を目指してみてはいかがでしょうか。

RELATED