熊本
【湯島灯台】100年以上に渡り燈を灯す上天草市のレトロな灯台
熊本県上天草市の「湯島(ゆしま)」は、天草諸島と長崎県島原半島の中間に浮かぶ小さな離島です。今回は猫缶バッチのガチャガチャが設置されているなど、“猫島”と称される「湯島」の北西部にある、大正時代に建てられたレトロな灯台「湯島灯台」の見どころや行き方についてご紹介します。
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文章・画像提供:上天草市 観光おもてなし課
編集:りとふる編集部
【見どころ】
昭和の大戦期に多くの灯台が破壊されましたが、被害を免れた「湯島灯台」は建造当時の面影を残し、100年以上に渡り道しるべとして海上の安全を守っています。その歴史的背景や、近年猫の島としても人気がある湯島の癒し効果などを理由に、一般社団法人日本ロマンチスト協会と日本財団が共同で実施するプロジェクト『恋する灯台』にも認定されています。
さらに2022年には、海と日本プロジェクト『燈の守り人(あかりのもりびと)』企画で、歴史上ゆかりのある天草四郎をモチーフに擬人化した「湯島灯台の守り人」が誕生しました。
【楽しみ方】
湯島灯台へと続く階段からは、かわいい猫の足跡が道案内をしてくれます。そして、湯島灯台にも猫島らしいイラストが描かれているなど、全国でも珍しい灯台です。青空と白い灯台が映えるので、写真スポットとしてもお楽しみください。
【設備状況】
・公衆トイレ:島内4か所
・飲食店(要予約)
・猫缶バッチのガチャガチャあり
【その他】
「湯島」は島原・天草一揆の時には天草四郎をはじめ、天草の信徒幹部と島原の信徒幹部が隠密に一揆の談合をしたとされることから、別名「談合島」と呼ばれていることでも知られています。湯島灯台からは晴れた日には島原半島の原城跡を望むことができ、歴史に思いを馳せるにも良いスポットです。
【マナー・注意事項】
湯島灯台に登る際には傾斜がきつい階段が続くため、歩きやすい靴をおすすめします。
【行き方】
公共機関:九州産交バス快速あまくさ号で熊本市内から約1時間20分、バス停「さんぱーる」下車後、徒歩約5分の江樋戸港から船で約30分
【最後に】
湯島灯台は島の西側の高台に位置しているので、夕陽スポットとして白亜の灯台と茜色に染まる空を望むことができます。