鹿児島
【国史跡 広田遺跡】種子島の海辺にたたずむ1700年前の集団墓地遺跡
鉄砲伝来の地や種子島宇宙センターがある地として知られる鹿児島県種子島(たねがしま)の南に位置する「南種子町(みなみたねちょう)」の広田地域では、発掘調査により弥生時代終末期〜古代にかけて営まれた集団墓地が発見されました。158体以上の人骨と44,000点以上の貝製品が出土し、遺跡は国の史跡に、出土品は国の重要文化財に指定されています。今回は「国史跡 広田遺跡」の見どころや行き方についてご紹介します。
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文章・画像提供:南種子町 企画課
編集:りとふる編集部
【見どころ】
鹿児島県本土の南に浮かぶ離島「種子島(たねがしま)」の南種子町広田地域では、発掘調査により1700年前から1300年前(弥生時代終末期〜古代)にかけて営まれた集団墓地が発見されました。調査の結果、158体以上の人骨と44,000点以上の貝製品が出土し、遺跡は平成20年(2008年)に国の史跡に、出土品は平成27年(2015年)に国の重要文化財に指定されました。海岸沿いで発掘された「広田遺跡」は、海辺を散策しながら遺跡を見ることができます。
また、この「広田遺跡」に隣接してガイダンス施設である「広田遺跡ミュージアム」があり、国重要文化財「広田遺跡出土品」をはじめ、広田遺跡に関する様々な史料が展示されています。
【楽しみ方】
「広田遺跡ミュージアム」では、地元の語り部による館内・遺跡案内を行っており、より詳しく広田遺跡について知ることができます。また、勾玉・貝殻アクセサリー・貝輪づくり体験などを行っており、楽しく広田の貝文化を学ぶことができます。
【広田遺跡ミュージアムについて】
開館時間:9:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12/29~1/3
観覧料:子ども(中学生以下)無料、一般(高校生以上)個人300円、団体250円
体験学習料(勾玉づくり等):初級300円、中級500円、上級1,000円、特設3,000円
【マナー・注意事項】
ロケット打上げ前後は遺跡が打上げ警戒区域内にあるため、一時閉館します。
ロケット打上げに合わせて来場を予定されている方は、事前に広田遺跡ミュージアム(TEL 0997-24-4811)までお問い合わせください。
【行き方】
[飛行機で来島される場合]車:種子島空港~約30分/バス:種子島空港~南種子町役場(路線バス)、乗り換えて~広田入口(コミュニティバス平山線)、下車後徒歩約15分。
[船舶で来島される場合]車:西之表港~約60分/バス:西之表港~南種子町役場(路線バス)、乗り換えて~広田入口(コミュニティバス平山線)、下車後徒歩約15分。