【戸馳島】こころを満たす、熊本県「花の島」自然豊かな表情に魅せられる

熊本県宇城市に属する八代海北部に浮かぶ「戸馳島（とばせじま）」には戸馳大橋が架かっているので、車でも容易に渡ることができます。比較的温暖な気候で、時折感じられる潮風が心地良く、その気候を生かして花木や柑橘類の栽培も盛んです。今回は熊本県の都市部から少し車を走らせれば到着する、とっておきのリゾート地「戸馳島」についてご紹介します。

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文章・画像提供：宇城市 商工観光課
編集：りとふる編集部

【見どころ】

青い海と300ｍ続く砂浜が美しい「若宮（わかみや）海水浴場」は、戸馳島を代表する観光名所です。キャンプ場も併設され、特に夏場は家族連れなどで賑わうスポットとして知られています。

また、戸馳島は「花の島」とも言われていて、洋蘭やかすみ草の栽培が盛んです。戸馳島の洋蘭は九州・熊本では圧倒的なシェアを誇り、約7kmの島内に5件もの蘭農家があります。1年を通して流通する花たちは贈り物に人気です。

【楽しみ方】
島にはカフェもあるため、静かな空間の中で自然を感じながらのコーヒータイムも良し。夏には海水浴はもちろん、オーシャンビューのキャンプ場でゆったりと非日常を味わうのもおすすめです。若宮海水浴場では20区画のキャンプサイトがあり、温水シャワーもあるためレジャーを思う存分に楽しむことができます。
海水浴場に隣接する「戸馳神社」は健康と恋愛のパワースポット。境内には全国でも珍しい夫婦銀杏があり、秋には美しい紅葉を見せてくれます。心地良い海風を全身で浴びながら、ビーチ周辺をゆるりとお散歩してみるのはいかがでしょう。
また最近では、都市部から近いリゾート地として、ウェディングフォトの撮影地としても利用されていて、若い世代からの注目を集めています。

【その他】

島の南端にある「戸馳島灯台」は、現存する明治の石造り灯台で明治31年に灯りを点しました。当時、熊本県の三角港や八代港から南西諸島や台湾を行き来する船舶の重要な目標として建設された灯台の一つです。現在はLED灯が使用されている灯器ですが、設置当初はイギリス製灯器（六等レンズ）が使用されていました。明治文化の特徴を伝える貴重な灯台です。

【マナー・注意事項】
戸馳島には多くの住民が暮らしています。生活の迷惑になるような行為は控えていただくようご配慮をお願いします。
また、感染症の感染拡大等により予告なく海水浴場やキャンプ場を閉鎖する場合があります。お越しの際は事前にご確認をお願いします。
島内は電車や路線バスなどの公共交通機関がないため、原則車での移動となります。また、宿泊施設はありません。

【行き方】
・車でのアクセス…松橋ICから国道266号を約40分。
・公共交通機関でのアクセス…阿蘇くまもと空港からJR熊本駅までバスで約50分→熊本駅からJR三角線で約50分→波多浦駅下車→波多浦駅からタクシーで約5分。

【最後に】
1年を通じてこころが満たされる、花の島。旅気分になれるしあわせの種を、戸馳島で見つけてみませんか。