鹿児島
絶景の宝庫 沖永良部島へ!地下に広がる洞窟でケイビング体験&おすすめスポット
世界自然遺産に登録された奄美大島や徳之島をはじめ、リゾートアイランドで有名な与論島など、非常に個性豊かな島々がたくさんあり、鹿児島県と沖縄県の間に位置する奄美群島。豊かな自然以外にも鹿児島と沖縄の文化が混ざり合っていたり、ひとつの島以外にいくつか訪れてみるとたくさんの学びや発見が見つかる島々です。今回ご紹介するのは「沖永良部島」。漢字からイメージすると沖縄っぽい名前かもしれませんが、鹿児島の奄美群島のひとつの島です。さまざまな魅力がたっぷりと詰まった沖永良部島のおすすめをご紹介していきます。
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文章・画像提供:りとふる公式アンバサダー えいちゃん
Contents
沖永良部島について
沖永良部島は鹿児島から南へ552km、沖縄本島から北へ60kmの場所に位置しています。島の大きさは93.8km²、隆起した珊瑚礁によってできた島です。島内には和泊町と知名町があり、人口は約1.4万人ほど。奄美群島の中でもハブがいない島のため、茂みや夜に歩く時も安心です。観光産業よりも農業が盛んな島ですが、素朴な雰囲気と温かい島の人たち、そしてたくさんの洞窟とプライベートビーチが充実した旅にしてくれるでしょう。
沖永良部島へのアクセス
沖永良部島への行き方は、フェリーと飛行機の2択。フェリーを利用する場合、沖縄本島もしくは鹿児島・奄美群島方面から乗船することができます。運行する会社は2つあり、「マルエーフェリー」と「マリックスライン」。沖縄本島からは約7時間、鹿児島からだと18時間の船旅で、1日上り下り1便ずつ運行されています。また、現在は沖縄奄美交流割引が行われていて、通常の運賃よりもお安く乗船することができます。
飛行機の場合は鹿児島空港から1日3便、那覇空港から1日1往復、隣りの徳之島空港から1日1便が就航しています。鹿児島からおよそ1時間半、那覇からはおよそ1時間のフライトなので、島での滞在時間を長くしたい方には飛行機がおすすめです。
沖永良部島のおすすめスポット
まさに大冒険!「ケイビング」で洞窟探検
沖永良部島には確認されているだけで大小200から300の洞窟があり、石灰岩でできた石灰洞があります。そんな洞窟を体験してもらうためにうってつけなのが、2010年に設立されたアクティビティの「ケイビング」。このケイビングではレベル分けされた5つのコースがあり、小学生からでも楽しむことができます。
今回は初めての体験ということもあり、「リムストーンケイブ」というコースを2時間かけて回りました。基本的にはライト1本で洞窟を回るのですが、このように広い空間や水のある場所ではガイドさんがLEDライトを置いて神秘的な空間を作り上げます。写真も撮影からデータまですべて料金に含まれているので、どんどん写真を撮ってもらいました。
ちなみに神秘的な景色に辿り着くまでは、このように這わないと進めない場所や胸まで水に浸かるような場所も。冒険心をくすぐられながら、険しい道のりを進んだ先に広がる景色は本当に感動間違いなし。洞窟の中なのでさほど天候にも左右されず、夏は涼しく冬は暖かく、一年中楽しめるアクティビティです。
最初の初級コースを体験すると、次回以降は中級のコースを体験することが可能です。料金はウェットスーツや専用シューズのレンタル込みで¥18,000〜となっています。ちなみケイビングのツアーを行っている団体は、「沖永良部島ケイビングガイド連盟」と「沖永良部島ケイビング協会」の2つ。日本でもこのような体験ができるスポットはなかなかないので、沖永良部島に訪れた際にはぜひ洞窟探検をしてみてください!
いくつもの絶景ビーチ!地図に載っていないポイントも!
ワンジョビーチ
島の北側に位置する「ワンジョビーチ」。白い砂浜とサンゴ礁やウミガメもいるので、まさにシュノーケリングには最高なスポット。トイレやシャワー、夏季には海の家も営業され、家族連れでも楽しめるビーチです。携帯電話の電波が届きにくいので注意。
シニキニャ浜
島の南西部にある、これぞプライベートビーチと言える「シニキニャ浜」。行くまでの道が少し狭いので分かりにくいかもしれませんが、小さな入江の砂浜に降り立つと時間を忘れてしまうほど。泳がずとものんびり過ごすだけでも最高のひとときになります。
地図には載ってないローカルビーチ
島の南西部にありました。シニキニャ浜の近くです。
こちらは島の北東部。タイミングが良ければ、着陸する飛行機を見られるかも。
このように、沖永良部島には小さな地図には載っていないビーチがたくさん。車が通行できる道もあれば、歩かないと行けないビーチも。ビーチ探しは楽しいのですが、私有地の場所もあるので、訪れる際には事前に確認と車の事故に充分気をつけて行ってくださいね。おすすめは車よりも原付バイクでの移動の方が、狭い道でも行けるのでおすすめです。
有名な絶景スポットもマストで立ち寄りたい!
田皆岬
島一番と言っても過言ではない、美しい海を見渡せる「田皆岬」。沖永良部島の海を見下ろすには最高のポイントです。運が良ければウミガメを見つけられるかも?
半崎
和泊町市街地のちょうど逆側の海岸沿いにある「半崎」は絶好の夕陽ポイント。ベンチなどはないですが、草の上に座りながら眺める水平線へと沈む夕陽は格別。島の中心が東側にあるので、夕陽を見に行くとなればアクセスも景色も半崎がおすすめです。
まだまだある!沖永良部島のおすすめ!
島唯一の24時間営業のコンビニ「RICマート 和泊店」
和泊町の市街地から500mほど離れた場所にある「RICマート 和泊店」。朝7時過ぎ頃に行くと焼きたてのパンやお惣菜、ボリュームたっぷりのお弁当が並んでいます。
和泊町と知名町の中心を離れると飲食店やお店も少なくなるので、日中の島巡り前にはご飯の調達をしてから行くと安心です。今回買ったのは、ささみチーズサンドとポークタカナコンブばくだんの2種類。どちらもボリュームたっぷりで、ひとつでもお昼ご飯や軽食には充分な量でした。
偉人、西郷隆盛を学ぶ
幕末の維新の重要人物である西郷隆盛。かつて薩摩藩の重罪人として流刑により沖永良部島にて1年半ほど牢生活を強いられていました。写真はその時の牢を再現したもので、「西郷南洲記念館」にあります。
記念館の目の前には有名な「敬天愛人」のモニュメントがあります。記念館の職員さんが西郷隆盛と沖永良部島の繋がりや歴史について詳しく教えてくれるので、ぜひとも訪れて欲しい場所です。
最後に
今回はご紹介ができませんでしたが、他にも沖永良部島の魅力やおもしろいスポットはたくさんあります!テレビが鹿児島と沖縄の両方の放送が見られたり、言語もミックスしていたり、自然に限らず文化にも注目したい島です。ローカルな雰囲気、そしてきれいな海を見ながらのんびり過ごすには最高の島なので、ぜひみなさんも沖永良部島へ一度は足を運んでみてください!