鹿児島
橋がつながり便利になった甑島観光!歴史と自然を感じられる魅惑の旅へ!
鹿児島県の離島と言えば、屋久島や奄美大島などの有名な島が多くありますが、「甑島(こしきしま)」はご存知ですか?鹿児島本土から1時間弱で行ける距離でありながら、ほかの地ではなかなか見ることができないような大自然が広がる離島です。2020年には「甑大橋」の開通で甑島列島がすべて繋がり、陸続きで移動ができるようになったことでも話題になりました。約8000万年前の地層が見える鹿島断崖や化石の発掘など、歴史的にも価値の高い甑島ならではの独特な観光スポットと、海の幸がおいしい甑島の絶品グルメをご紹介します。
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Contents
甑島について
鹿児島県薩摩半島の西へ約30kmの位置にあり、鹿児島本土から高速船に乗り約50分で歴史の深い海食崖をはじめとした壮大な自然を感じることができる、鹿児島県薩摩川内市の離島「甑島(こしきしま)」。縦に並ぶ3つの有人島「上甑島(かみこしきしま)」「中甑島(なかこしきしま)」「下甑島(しもこしきしま)」と多くの無人島からなる「甑島列島(こしきしまれっとう)」ですが、3つの有人島をまとめて「甑島(こしきしま)」と呼んでいます。
8000万年前に形成されたと言われる地層を見ることができたり、豊富な海の幸を堪能したり、「トシドン」や「ウミネコまつり」など地域の伝統や歴史を色濃く感じられる祭事やイベントに参加したりと、様々な楽しみ方ができる魅力溢れる島です。
2020年夏には甑大橋が開通したことで、上甑島から下甑島まで3つの有人島が陸続きに移動できるようになったので、生活面・観光面ともに便利になり注目を集めています。船で1時間もかからずに訪れることができ、非日常感を強く感じることができる点でも観光客に人気です。
甑島のおすすめ観光スポット
甑島は大きく分けて「上甑島」と「中甑島」からなる“上甑島エリア”と、「下甑島」の“下甑島エリア”の2つに分けられます。今回はこの2つのエリアを繋ぐ「甑大橋」と、エリアごとに甑島を訪れたらぜひ見ておきたいおすすめの観光スポットをご紹介します。このほかにも雨の日やその翌日には島内のあちらこちらから滝を見られることもあるので、ぜひ探してみてくださいね。
話題沸騰の「甑大橋」を眺める絶景
2020年8月に開通した中甑島と下甑島を繋ぐ、鹿児島県内で1番長い橋「甑大橋」。1,533mもあるこの橋の開通によって、上甑島エリアと下甑島エリアが繋がり、陸続きで甑島列島の周遊ができるようになりました。観光客だけではなく、島内の物流や暮らしの面からも橋の開通は多くの人々から注目を集めています。また甑大橋は徒歩や自転車でも渡ることができるので、車を運転しない方でも深い青の海の上を楽しめますよ。こちらでは、新しくできた甑大橋を眺められる絶景スポットをご紹介します。
・木の口展望所
中甑島にある「木の口展望所」からは、遠目に甑大橋と島の景色を眺めることができます。きれいに整備された駐車場もあり、無料の双眼鏡が設置されているので甑島の絶景をぜひ覗いてみてくださいね。
・鳥ノ巣山展望所
下甑島にある「鳥ノ巣山展望所」は、甑大橋や中甑島を見られるビュースポットです。毎年夏頃になると、カノコユリやニシノハマカンゾウの花を見ることができます。日本の中でも甑島のカノコユリは有名で、“唯一自生するカノコユリを見られる島”とも言われています。濃い青の海と、花々が群生して咲く姿は見ごたえのある贅沢な景色です。
・夜萩円山公園
甑島国定公園の中に含まれ、下甑島の北西部にある「夜萩円山(よはぎまるやま)公園」は、甑大橋や「鹿島断崖」と呼ばれ甑島最大とも言われる荒々しい海食崖とその地層を見ることができます。展望所まで階段を上がり、眼下を見渡すと海の色のグラデーションとともに断崖を創り上げた自然の力強さを感じられます。人気の観光スポットをどちらも見ることができるので、おすすめのスポットですよ。
上甑島エリア
・長目の浜
甑島を代表する景勝地「長目の浜」は、潮風の影響で造られた幅約50m、長さ約4kmも続く砂州です。大小4つの池と海を隔てていて、砂州だけではなくこれらの池もビュースポットになっています。「長目の浜展望所」や反対側に位置する「田之尻(たのじり)展望所」から長目の浜の砂州や池を一望することができますが、長目の浜を歩きながら海や池を見て楽しむのもおすすめですよ。
・甑大明神
米などの穀物を蒸すために使う甑という土器の形に似た大岩がそびえ、この岩そのものが「甑大明神」という御神体です。岩そのものを神とするため社殿はなく、鳥居と甑に似た大岩だけがあります。この大岩が甑島の名前の発祥地としても伝えられていて、断崖絶壁に岩と鳥居がある珍しさからも多くの人が訪れるスポットになっています。
・甑大明神橋
甑島の名前の発祥地と言われる「甑大明神」のすぐ横を通り、上甑島と中甑島の間にある中島を繋ぐ長さ420mの橋です。橋の途中には展望スペースが設けられているので、車を停めて甑大明神を見ることができます。「甑大明神橋」が開通したことを記念して開催された「甑大明神マラソン大会」や2020年から始まった「甑マラソン大会」は、この「甑大明神橋」を競い通る甑島でも代表的なイベントです。すぐ近くに「甑大明神橋展望所資料館」があり、資料館の上からも甑大明神橋を眺めることができますよ。
・鹿の子大橋
中甑島と上甑島の間にある中島を繋ぐ「鹿の子大橋」は、長さ240mのアーチ橋です。橋の周辺がカノコユリの自生地となっていることから、この名前が付けられました。「甑大明神橋」や「鹿の子大橋」付近の夕日はとても美しいので“夕焼けシルエットライン”と呼ばれ、多くの観光客が訪れる人気の夕日スポットです。中甑島側にある「鹿の子大橋展望所」は高台になっていて「鹿の子大橋」を上からきれいに見ることができますが、遊歩道を下って見上げるアーチ橋もきれいなので見ごたえがありますよ。「鹿の子大橋」のすっきりとしているのに存在感のある形は夜暗くなってもきれいに写真を撮りやすく、星景写真の撮影スポットとしても人気です。
・上甑県民自然レクリエーション村
多目的臨海レジャー施設の「上甑県民自然レクリエーション村」では、本格的な釣りが楽しめる釣り桟橋、テニスコート、ゴーカートなどの遊具もあり、キャンプサイトは6人用テントや8人用のバンガローなどを備えています。甑島周辺の海はとてもきれいなので、魚が泳いでいる姿も見えるかもしれませんね。また夕日や海がきれいなスポットとしても密かに有名で、これらを見るために訪れる方もいるそうです。7月~8月の夏季のみしか営業していない施設なので、事前に利用ができるか確認すると安心ですよ。
下甑島エリア
・鹿島断崖
下甑島の西側には断崖絶壁などダイナミックな地形を見られる場所がいくつかありますが、「鹿島断崖(かしまだんがい)」は甑島最大とも言われる高さ150mの海食崖が約16kmも続き、地層の横縞模様を見ることができる甑島の中でも代表的な景勝地です。珍しい形をした岩や巨大な岩が数多くあり、海の力強さや荒々しさを感じるとともに、島の歴史深さを感じることができます。甑島では多くの恐竜の化石が発見されるなど、地球の歴史の深さを感じることができるので甑島の中でもぜひ一度は実際に見てみたい圧巻のスポットです。駐車場から展望所までが近いのもうれしいポイントですね。また上甑島から出航して鹿島断崖を船の上から見られるツアーもあるので、より近くから迫力を感じたい方にはおすすめです。
こしきツアーズ「断崖クルージング」についてはこちら
・ナポレオン岩
瀬々野浦(せせのうら)の沖合いに突き出たようにそびえ立つ、高さ127mの巨大な岩は、横から見るとフランス皇帝ナポレオンの横顔のように見えることから「ナポレオン岩」と呼ばれるようになりました。「前の平展望所」から見る「ナポレオン岩」が有名ですが、ほかにも近くの漁港や「しんきろうの丘」などからも見ることができます。展望所や丘の上から眺めるか、漁港など低い場所から見上げるかで異なる印象になるので、時間に余裕のある方はどちらからも見てみるとおもしろいですよ。
・瀬々野浦集落奇岩群
「ナポレオン岩」が見える「前の平展望所」から車で5分ほど、瀬々野浦集落から歩いて行ける海辺には、いくつもの奇岩があり、「瀬々野浦集落奇岩群」と呼ばれています。ロウソクのような形をした巨大な「ロウソク岩」や、頂上の岩が3つに割れていて言い伝えなどが残る「鷹の巣」など、これらが自然の力によって造られたと思うと、自然の力の大きさや不思議さを感じずにはいられません。おもしろい形の岩を見つけて、自分なりに名前を考えてみるのもおもしろそうですね。
・手打海岸
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約1.5kmも続く白砂の「手打海岸」は、下甑島を代表するビーチの一つです。遠浅で透明度の高い海なので、夏には海水浴や釣りを楽しむ人で賑わっています。毎年10月後半に開催される「こしき島アクアスロン大会」はこの海岸で行われているのですが、2020年はコロナ禍で中止だったので、今年は開催されるといいですね。
・瀬尾観音三滝
瀬尾川の上流にある「瀬尾観音三滝(せびかんのんみたき)」は、木々の緑との景色が美しい高さ55mの滝です。駐車場から少し歩きますが、三段の滝のうち最下流の滝は滝つぼの近くまで行くことができ、近くの展望所からは最上流の滝を眺めることができます。瀬尾観音三滝キャンプ場にはテントサイトとバンガローがあるので、キャンプ泊をしても良いですね。
・武家屋敷通り
甑島列島の中でも最南端に位置する手打集落の入江に沿って、約700mも続く「武家屋敷通り」があります。丸い石を積み重ねて造られる玉石積みの石垣や垣根などが、落ち着いた雰囲気で昔ながらの景色を今も伝え残っています。のんびりと町並みを歩いてみてはいかがでしょうか。
・釣掛埼灯台
下甑島の最南端にある「釣掛埼灯台(つりかけさきとうだい)」は、青い空と海との水平線、生い茂る緑、白亜の灯台が美しい、まさに絵画のようなスポットです。灯台の近くまで車で行き、駐車スペースに停めることができますが、2021年3月頃まで灯台へ続く道路が工事中なので、最新の情報を確認してから行くようにしてください。
・甑ミュージアム恐竜化石等準備室
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甑島列島では約8000万年も前の地層が見られるだけでなく、肉食恐竜の化石が見つかるなど日本のみならず海外から見ても貴重な発見がされています。恐竜の全身骨格や甑島列島で発見された化石などが展示され、研究中の化石を岩石から削り出すクリーニング作業の見学をすることもできます。夏休みには化石の発掘体験やクリーニング体験、星空観測会などのイベントも開催されています。室内観光スポットなので、雨の日でも楽しむことができるのも嬉しいですね。
このほかにもまだまだある観光スポットは、こしきしま観光局 公式HPからチェックしてみてくださいね。
甑島のおすすめグルメ
壮大な自然が織り成す景観とともに、甑島観光で楽しみなのは豊富な海の幸を活かしたグルメです。魚介類のおいしい九州の中でも特におすすめな甑島の島グルメと、休憩でも訪れたいおしゃれカフェをご紹介します。
おいしい海の幸を堪能できるお店
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鹿児島グルメとして有名なキビナゴですが、中でも甑島のキビナゴは有名で、1年を通して新鮮でおいしいキビナゴを味わえます。甑島を訪れた時には、ぜひ味わってみてくださいね。
居酒屋 漁り火
上甑島の港「里港」から車で数分ほどの距離にある居酒屋です。キビナゴをはじめとした新鮮な魚介類や手作りのさつま揚げと、島のおいしい焼酎を堪能することができます。前日までに電話で予約をしてから訪れてくださいね。
こしきの漁師家 海聖丸
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漁師である船長自らが、旬の素材の鮮度にこだわって提供している甑島の海鮮焼き屋です。お店にはのぼりや大漁旗が掲げてあり、キビナゴなどの新鮮な魚を生でも自分たちで焼いてでも、雰囲気から楽しめるお店です。食事だけではなく、無人島での磯遊びツアーや実際にキビナゴ漁船に乗って、船釣り体験ができるアクティビティも用意されています。食でも遊びでも甑島を満喫できますね。
寿司膳かのこ
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甑島産の新鮮なマグロをはじめとした新鮮な魚介を使ったお寿司やお造り、煮物などを味わえます。ランチ、ディナーともに完全予約制なので、おいしいお寿司を食べたい方は、ぜひ事前に予約をして楽しんでくださいね。
甑に東風 現在地
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テラス席があり、港の近くで風を感じながら食事ができる、お土産屋さん併設のレストランです。新鮮な海の幸を使った海鮮丼などの丼もの、からあげ定食やチキン南蛮定食などの定番定食メニュー、「鯛みそラーメン」などの麺類やカレーライスと様々な種類のメニューがあるので、家族旅行など人数が多くてもそれぞれが食べたいものを選べてみんなが満足できるお店です。ランチ、カフェタイム、ディナーと11時から21時まで開いているのも嬉しいですね。営業時間が変わることもあるので確認してから訪れてみてください。
喫茶 くるみ
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下甑島の長浜港待合所の中にある喫茶店で、喫茶というもののお昼時にはボリューム感のあるランチメニューもあります。1番の人気は1日5食限定の「甑定食」で、甑島産の薩摩甘エビを使ったまるっこい形をしたエビフライが人気です。主に下甑島周辺で獲れる薩摩甘エビのことを「タカエビ」と呼び、甘くて身が柔らかく、お刺身でも楽しめるほどだそうですよ。
カフェ 恋四季
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手打海岸の近くにあるカフェで、日替わりランチや事前予約でお弁当やサバカツバーガーなどのテイクアウトメニューもあります。日替わりランチには追加でお刺身を付けることもできるのが嬉しいですね。予約で満席なこともあるので、あらかじめ予定が分かっている方は予約をしておくと安心です。
食事もデザートも楽しめるおしゃれカフェ
コシキテラス
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JR九州やソラシドエアの機内誌でも紹介された「スペシャル断崖バーガー」が1番の人気メニューです。「キビーニャバーガー」などバーガーメニューには、すべてポテトとドリンクがセットになっています。焼きたてパンの種類も豊富で、広い店内で楽しむことができます。季節に合わせた限定のスイーツメニューやドリンクもあるので、何度訪れても楽しめますよ。
山下商店 甑島本店
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豆腐を作る専門店で「とうふ屋さんの麻婆豆腐」や「とうふ屋さんのかき氷」、「島の波珈琲」などのメニューを楽しむことができます。テイクアウトができるのでコーヒーを持って近くの海までお散歩やドライブをするのも楽しいですね。金・土曜日の夜限定で、簡単なおつまみと甑島の焼酎、ビール、ハイボール、テキーラなどを楽しめる「シマバル」もしているそうですよ。一人旅でも訪れやすい雰囲気があるので、夕食後に“ちょっと一杯”で尋ねてみるのもいいですね。
ampersand
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1階がカフェ&レストラン、2階が1組限定の宿泊施設になっています。自家製カレーや、旬の食材を使った日替わりランチ、手作りケーキなどもあり、食事もデザートも楽しめるお店です。素朴でおしゃれな店内は写真映えばっちりなので、女子旅にもぴったりですよ。
甑島のイベント・伝統行事
甑島の自然や土地を活かしたイベントや、地域の伝統を受け継ぎ今も続く祭事などが今も多く行われている甑島。伝統を変えずに今も続けられているものもあれば、守る為に変化を受け入れながら行われているものもあります。
5月:ウミネコまつり
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鹿島地区恒例のお祭りで、漁船に乗ってウミネコに餌付け体験や鹿島断崖クルージング、浜辺でのBBQなどが開催されます。甑島は鹿児島本土からも日帰りで訪れやすいこともあり、甑島以外からも参加者が訪れる人気のお祭りです。餌を求めて集まる300~500羽のウミネコはとても迫力がありますよ。
8月:かずらたて
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五穀豊穣を祈る上甑島エリア里地区の伝統行事で、大蛇に見立てた大綱を作り、それを白塗り顔の男女が担いで地域内を練り歩きます。地域の人々とともに観光客も参加できる伝統行事で、もともとは十五夜の行事でしたが、現在は帰省者が多い夏祭りと同じ日の8月13日に行われています。
11月:甑マラソン大会
2020年に甑大橋が開通し、甑島にある3つの橋を通る「甑マラソン大会」が開催されました。甑大明神橋が開通したことを記念して県内外からもランナーが訪れ毎年11月中旬の日曜日に開催されていた最短1kmから最長10kmの4つのコースの「甑大明神マラソン大会」が進化したものです。
12月:トシドン
鹿島町、下甑町で受け継がれ、12月31日に行われる年越し行事です。鬼のような怖いお面を付けた「トシドン」という祝福の神様が、小さな子どもがいる家々を訪れて叱ったり、子どもの良い所を褒めたりして励まします。この「トシドン」を通して地域ぐるみで子どもたちの健やかな成長を見守る行事です。欠点や短所について子どもと話し合い、約束をしたご褒美として、子どもに「年餅」を授けてトシドンは去っていきます。この「年餅」を食べると無事に年をとることができると言われています。トシドンは2009年にユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
移住・定住について
離島への移住を考えているけど、実際のところどうなんだろう…?と疑問がある方も多いのではないでしょうか。薩摩川内市に属する甑島には「いつかは島暮らしをしてみたい」という方に向けて、移住をする前に心強いサポートがあるのでご紹介します。
実際に暮らしてみる「移住体験」
甑島がある薩摩川内市に移住を検討している方は、通常の料金よりも低い金額で、甑島地域にある宿泊施設を利用することができます。旅行で訪れるのと、実際に住んでみる・暮らしてみるのでは勝手や気持ちの面でも違う部分がありますよね。1週間から1か月まで、島での暮らしを実際に体験してみることで、移住前に少しでも不安を解消することができるのではないでしょうか。興味のある方はぜひ問い合わせてみてください。
薩摩川内市「移住体験住宅とは」
地域で行う子育て支援
子育て支援として薩摩川内市では「若者と子育て世代が暮らしやすいまちづくり」に取り組んでおり、地域で子育てをサポートする環境と仕組みづくりをしています。離島ですが甑島の診療所には小児科もあり、妊娠前から出産後のサポートはもちろん高校卒業まで医療費が無料になるなど様々な面からのサポート制度があるのは心強いですね。
甑島への行き方
甑島へは鹿児島県薩摩川内市の「川内港」から高速船、または、いちき串木野市「串木野新港」からフェリーで渡ることができます。新幹線が停まる鹿児島本土の薩摩川内市「川内駅」や鹿児島市内「鹿児島中央駅」などからの日帰り旅行など、時間を有効活用して短時間で甑島に行くには約50分で着く高速船、乗船代を抑えたい場合や自分の車を船に乗せたい場合はフェリーを選ぶと良いでしょう。
甑島列島は「上甑島」「中甑島」「下甑島」の3つの有人島がありますが、2020年の甑大橋の開通によって陸路で3島とも移動をすることができるようになりました。
時間を有効活用するなら「高速船甑島」で甑島へ!
高速船が出航している川内港ターミナルへは川内駅からシャトルバスの運行があり、接続の良い時間に運行しているため、新幹線などで川内駅に到着してからスムーズに甑島まで行くことができますよ。
川内駅⇔川内港ターミナル…150円(約30分)
上甑島の「里港(さとこう)」経由の便と、下甑島の「長浜港(ながはまこう)」直行便が出航しています。また4月~9月の春夏ダイヤと10月~3月の秋冬ダイヤでは出発時刻が異なる便があるので、予約日と乗船日のシーズンが異なる場合は注意をして計画と予約をしてくださいね。
川内港⇔里港(約50分)⇔長浜港(約40分)
川内港⇔長浜港(約1時間10分)
旅費を抑えるなら「フェリーニューこしき」で甑島へ!
フェリーは高速船では停泊しない「鹿島港」にも停まるので、下甑島の北部「甑大橋」の手前から旅行をスタートすることができます。串木野新港から甑島の3つの港をどこで下船しても乗船料は一律です。甑島内のそれぞれの港間をフェリーで移動するには、それぞれ乗船料がかかるので注意してください。
串木野新港⇔里港(約1時間15分)⇔鹿島港(約45分)⇔長浜港(約35分)
高速船、フェリーのどちらもインターネットまたは電話での予約制で、乗船日の2か月前から予約ができます。当日券の販売もありますが、旅客定員数に達し次第に販売終了するので、旅行の計画がある方は早めの予約がおすすめです。
インターネット予約はこちらから(甑島商船 公式HP)
最後に
約8000万年前の地層が見られる「鹿島断崖」など、甑島独特な観光スポットと絶品グルメをご紹介しました。行ってみたい場所は見つかりましたか?大自然の魅力と迫力が広がる甑島ですが、昼間だけではなく離島ならではの星空や甑島産の焼酎など夜の魅力もたっぷりです。甑島の観光スポットやグルメなどを参考に旅行プランを立てて、甑島へはぜひ泊まってゆっくりと甑島の楽しさを満喫してみてくださいね。もし鹿児島本土から日帰り旅行で訪れる際は、新幹線の停まる「川内駅」や「鹿児島中央駅」周辺に宿を予約すると便利です。合わせて参考にしてみてください。