愛媛
魚島群島の行き方・魅力を徹底ガイド！しまなみ海道から船で渡る穴場の離島
日本国内には14,000以上もの島々があり、まだまだ知られていない魅力を多く秘めています。近年では、しまなみ海道などの島巡りが人気ですが、愛媛県内には大小合わせて約400弱もの島があります。今回は、「魚島群島」と呼ばれる島々の特徴や行き方についてご紹介します。愛媛県本土から直接渡ることができない二次離島ならではの離島らしい雰囲気を存分に楽しめる島々です。ぜひ次の島旅の候補にしてみてはいかがでしょうか。
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アイキャッチ画像提供：PIXTA
愛媛県の穴場離島「魚島群島」
愛媛県には391もの島々があり、そのうち有人島は36島あります（出典：令和5年2月28日 国土地理院）。日本国内の中でも有人島が多い都道府県の1つです。愛媛県から広島県にかけて大小数百ある島々を芸予（げいよ）諸島と呼び、今回ご紹介する魚島（うおしま）群島は芸予諸島に含まれます。
魚島群島は、25の島々からなる愛媛県越智郡上島町の中でも、燧灘（ひうちなだ）に浮かぶ2つの有人島と江ノ島を始めとする無人島からなる島々です。良い漁場として好まれ、釣りを楽しむ観光客が多く訪れています。
【魚島群島】
有人島：魚島、高井神島（たかいかみじま）
無人島：江ノ島、小島、瓢箪島（ひょうたんじま：島の北半分は広島県尾道市）など
また、近年ではサイクリングスポットとしても有名になった愛媛県今治市と広島県尾道市を橋で繋ぐしまなみ海道やゆめしま海道を通って渡ることができる島々は知名度も高くなりましたが、さらに船で渡った先にある魚島群島には、まだまだ知られていない魅力があります。
今回は、そんな魚島群島の有人島の見どころや行き方をご紹介します。
魚島（うおしま）
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ゆめしま海道で繋がる弓削島（ゆげしま）の弓削港から船で約50分、人口約150人の小さな離島「魚島（うおしま）」。漁業が盛んで、約300年の歴史があると言われるデベラと呼ばれるヒラメの干物やタコの加工品など海産物の特産品が多くあります。デベラが港の周辺で干されている風景は、魚島ならではの冬の風物詩です。また、魚島では古くから蛸壺漁が盛んで、漁で使用していない時期には港に蛸壺がたくさん積み重ねられている光景が見られます。
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魚島港から徒歩15分ほどの場所に位置する「大木海水浴場」は、ビーチを独り占めできてしまうかのような海水浴場です。ビーチの前には小島があり、防波堤で繋がっているため歩いて渡ることができます。小島側から見るとまた一味違った風景を楽しめますよ。渡る際は足元に気を付けましょう。
魚島
愛媛県越智郡上島町魚島一番耕地
高井神島（たかいかみじま）
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魚島群島にある魚島ともう1つの有人島「高井神島」。港近くの民家や公民館の外壁には有名なマンガのイラストがいくつも描かれていて、これを見るために訪れる人がいるほどです。高井神島にある灯台は大正時代から明かりを灯し、今も現役で海の安全を見守り続けています。
高井神島
愛媛県越智郡上島町魚島二番耕地
魚島群島へのアクセス
しまなみ海道の1つである広島県の因島（いんのしま）から快速船 ニューうおしま2で渡ることができます。因島にある土生港（はぶこう）中央桟橋から魚島まで最短約1時間の船旅です。船は愛媛県の弓削島、豊島（とよしま）、高井神島を経由して魚島へ向かうため、それぞれの島から乗船することも可能です。ただし、1日4便の運航ですが2便と4便は豊島を経由しないため、豊島から魚島へ行く場合は注意が必要です。
因島～約10分～弓削島～約20分～豊島～約10分～高井神島～約15分～魚島
料金：因島～魚島…大人1,010円、小人510円／高井神島～魚島…大人210円、小人110円
詳細については上島町公式ホームページを確認してください。
日本の離島について
日本国内には13,705もの無人島と416の有人島があります（出典：令和5年2月28日 国土地理院公表）。これまでは訪れた人しか見ることができなかった景色も、今ではSNSが盛んになり、島の景色を見る機会が増えた方も多いのではないでしょうか。しかし、まだまだ多くは知られていない魅力のある島がたくさんあります。
今回は愛媛県の魚島群島をご紹介しましたが、ご存知でしたでしょうか。今まで知らなかったあなたも、これを読めば立派な島好きです。
実際に訪れて現地で体感する景色と感動は、写真や映像技術が上がっている現代においても代えがたいものがあります。ぜひ、実際に気になる島を見つけて訪れてみてくださいね。
