SNS

I live with the island and stay with the island

SEARCH詳細検索

SEARCH

CLOSE

愛媛

愛媛県今治市から行ける穴場離島7選!まだ知られていない魅力あるおすすめの島を厳選

2023.10.31

愛媛県今治市から行ける穴場離島7選!まだ知られていない魅力あるおすすめの島を厳選

日本国内には14,000以上もの島々があり、まだまだ知られていない魅力を多く秘めている島がたくさんあります。近年では、しまなみ海道やゆめしま海道などの島巡りが人気の愛媛県内には大小約400もの島がありますが、今回は今治市にあるディープな島をピックアップして特徴や行き方についてご紹介します。地元では定番の暮らしに馴染む景色から知る人ぞ知る穴場スポットまで、マニアックな島好きにはたまらない島を厳選しました。知らない島や行ってみたい島を見つけて、ぜひ次の島旅の候補にしてみてくださいね。

#愛媛県 離島 #今治市 離島 #観光スポット
アイキャッチ画像提供:PIXTA



愛媛県今治市の穴場離島7選!

弓削島_200825

画像提供:PIXTA

愛媛県には391もの島々のうち有人島は36あり、国内でも有人島が多い都道府県の1つです(出典:令和5年2月28日国土地理院、令和5年4月愛媛県 愛媛県離島振興計画 )。愛媛県から広島県にかけて大小数百ある島々を芸予(げいよ)諸島と呼び、魚島(うおしま)群島や越智(おち)諸島、関前(せきぜん)諸島などはすべて芸予諸島に含まれます。
愛媛県今治市と広島県尾道市を橋で繋ぐ「瀬戸内しまなみ海道」はサイクリングスポットとしても有名で、しまなみ海道やゆめしま海道を通って渡ることができる島は知名度も高くなりましたが、まだまだその他にも魅力溢れる島がたくさんあります。今回は愛媛県今治市から渡ることができる島の中から厳選した7島について見どころや行き方をご紹介します。

馬島(うましま)

今治市本土と大島との間を3つの吊り橋で繋ぐ来島(くるしま)海峡大橋の中間に位置する「馬島(うましま)」。島民以外は車の乗り入れができないため、徒歩や自転車、原付バイクでしか上陸することができないレア感のある小さな島です。来島海峡大橋の途中にあるエレベーターを使って上陸します。真下から見ると来島海峡大橋のスケールの大きさをより一層体感することができます。近年オープンしたグランピング施設が注目を集めていますが、人口約10人の島なので基本的には飲食店などがないため、あらかじめ準備をしてから訪れましょう。

【馬島へのアクセス】
馬島へ上陸するには、来間海峡大橋からエレベーターで降りるか、今治市本土の波止浜港(はしはまこう)からの渡し船を利用する2種類の方法があります。

●エレベーターで上陸
島民以外は車で上陸することができないため、来間海峡大橋の第二大橋と第三大橋の間にあるエレベーターまで自転車や原付バイクまたはバスで向かいます。自転車や原付バイクごとエレベーターに乗せて、一緒に上陸することが可能です。
バスで行く場合は、今治駅からエレベーターのある馬島BS(バスストップ)まで路線バスで最短約20分で到着します。路線バスは瀬戸内運輸株式会社のせとうちバスが運行する特急便と、瀬戸内海交通株式会社が運行する急行便がありますが、どちらも利用することが可能です。
また、今治市から馬島BSを経由して大島、伯方島、大三島まで運行するため、大三島側からバスに乗って馬島へ行くことも可能です。

今治駅前~馬島BS…約20分/470円(路線バス:松山・今治→大三島線)
大三島~馬島BS…約30分/760円(路線バス:大三島→今治・松山線)
詳細はこちら

この他にも、広島県側から高速乗合バス しまなみライナーを利用して馬島BSまで行くことも可能です。
広島駅新幹線口~馬島BS…約2時間20分(しまなみライナー 今治〜広島線/全席指定の予約制)
福山駅前~馬島BS…約1時間15分(しまなみライナー 今治〜福山線/事前予約なし)

●渡し船で上陸
渡し船で行く場合は、今治市本土の波止浜港から来島、小島(おしま)を経由して馬島へ渡ることができます。波止浜港には無料の駐車場があり、1日6便が馬島まで運航しています。安価かつ短時間で島を巡ることができるので比較的利用がしやすくおすすめの行き方です。

波止浜港〜5分~来島~5分〜小島~10分〜馬島…波止浜港から馬島まで大人310円、小人160円
有限会社くるしま TEL:0898-41-8425
詳細は今治市公式ホームページを確認してください。

馬島

愛媛県今治市馬島

 

鵜島(うしま)

 

この投稿をInstagramで見る

 

しまたび夫婦(@shimatabi_ufufu)がシェアした投稿

しまなみ海道の玄関口となる大島と橋で繋がる伯方島の間に位置する「鵜島(うしま)」は、人口約20人の小さな島です。干潮時は伯方島から歩いて渡ることができますが、基本的には伯方島または大島から船で渡ります。鵜島港の待合所はかわいらしいピンク色の外観が目印で、カフェが併設しています。小さな島なので徒歩やサイクリングで景色を楽しみながら観光するのがおすすめです。大島を挟んで東西に浮かぶ鵜島と津島の2島を越智諸島と呼びます。

【鵜島へのアクセス】
伯方島の尾浦港または大島の宮窪港から小型フェリーで渡ります。
船は尾浦港から鵜島港を経由し宮窪港に到着後、すぐに鵜島を経由して尾浦港まで戻ります。

尾浦港~鵜島港~宮窪港

尾浦港~鵜島港…約10分/大人270円、小人140円
宮窪港~鵜島港…約10分/大人200円、小人100円

詳細は今治市公式ホームページを確認してください。

鵜島

愛媛県今治市宮窪町宮窪

 



能島(のしま)

鵜島のすぐ脇に浮かぶ無人島の「能島(のしま)」。かつて日本最大の海賊とも言われた村上水軍の拠点だった能島城跡があります。定期船は運航していませんが、大島からのツアーやチャーター船で渡ることができます。大島にある今治市村上海賊ミュージアムと合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

能島

愛媛県今治市宮窪町宮窪

 

津島(つしま)

大島から船に乗って約10分で渡ることができる「津島(つしま)」。大島のすぐ近くにあり、上から眺めたことがあっても上陸したことがある方はそう多くはないのではないでしょうか。大島からは1日3便が運航し、乗船時間も短いため気軽にのんびりとした島時間を過ごすことができます。人懐っこい猫を愛でたり、法念寺の鐘や町並みを楽しんだりと島の散策をするのも良いでしょう。幸港には自動販売機や売店などがないため、飲み物など必要なものは事前に購入してから訪れるのがおすすめです。

【津島へのアクセス】
大島の幸港または今治市本土の今治港から船で渡ることができます。さざなみ渡船では自転車や原付バイク、二輪自動車を運ぶことができますが、別途料金が必要です。
さざなみ渡船:幸港~津島…約10分(3便/日)/大人200円、小人100円
津島渡船:今治港~津島…約30分(1便/日)/大人510円、小人260円

詳細はホームページを確認してください。
大島の幸港からはこちら(今治市役所吉海支所 住民サービス課 TEL:0897-84-2111
今治市本土の今治港からはこちら(津島渡船有限会社 TEL:0898-22-2123

津島

愛媛県今治市吉海町津島

 



大下島(おおげじま)

大三島(おおみしま)の西に浮かぶ「大下島(おおげじま)」。のどかな雰囲気が漂う島で、大下島・小大下島・岡村島の3島をまとめて関前諸島と呼びます。明治27年(1894年)から点灯する大下島灯台と昭和63年(1988年)から点灯するアゴノ鼻灯台は、どちらも島のシンボルとして知られています。特に八角形で石造りの大下島灯台は明治期に造られた灯台の中でもめずらしく、今も現役で海の安全を見守り続けています。港から歩いて大下島灯台へは約10分、アゴノ鼻灯台へは約20分なので両方巡るのも良いでしょう。

大下島

愛媛県今治市関前大下

 

小大下島(こおげじま)

 

この投稿をInstagramで見る

 

なんたん(@nantan.dx)がシェアした投稿

大下島の西に浮かぶ「小大下島(こおげじま)」。島全体が石灰岩からできた島で、かつては有数の石灰岩の産地として知られ、その歴史は古く文政時代頃(1818年)からと言われています。石灰石を採鉱した跡に水が湧き出てできた水源地はエメラルドグリーンの美しい湖のようになり、島の生活を守る重要な水源として活躍しました。

小大下島

愛媛県今治市関前小大下

 

岡村島(おかむらじま)

関前諸島のうち、唯一広島県側から陸路で繋がる「岡村島(おかむらじま)」。広島県の下蒲刈島(しもかまがりじま)から7つの島を結ぶ安芸灘とびしま海道の終着地として知られ、近年はドライブだけではなくサイクリングで訪れる観光客も増えています。大きな展望台から瀬戸内海の美しい海と島々を眺めることができるナガタニ展望台は人気の絶景スポットですが、細い道を通るためバイクや軽自動車などで行くのがおすすめです。また、展望台の裏側にある坂道を上ると展望台も1つの作品として景色を一望できるので、ぜひ合わせて見てみてはいかがでしょうか。

岡村島

愛媛県今治市関前岡村

 

【大下島・小大下島・岡村島へのアクセス】

大下島・小大下島・岡村島_アクセス・行き方

関前諸島の大下島・小大下島・岡村島は、今治市本土と陸路で繋がっていないため船でしか渡ることができません。ただし、岡村島はとびしま海道で広島県側と陸路で繋がっています。呉市本土から下蒲刈島~上蒲刈島~豊島~大崎下島~平羅島~中ノ島を抜けて岡村島まで陸路で渡り、小大下島と大下島まで船で渡ることも可能です。
船は第二せきぜん(フェリー)または大三島(宗方港)を経由するとびしま(旅客船)の2つから選択できます。今治港との往復の場合のみ割引運賃が設けられているため、活用できるよう旅程を組むとお得に島旅ができるのでおすすめです。
岡村港発、今治港発のどちらも船の事前予約ができません。車も同様に当日の先着順なので、早めに港に到着して受付ができるように計画すると良いでしょう。

第二せきぜん(フェリー):今治港~約55分~大下島~約15分~小大下島~約15分~岡村島
とびしま(旅客船):今治港~約35分~大三島(宗方港)~約10分~大下島~約5分~小大下島~約5分~岡村島

●大下島
今治港から船で最短約45分/大人870円、小人440円
岡村島から船で最短約10分/大人200円、小人100円

●小大下島
今治港から船で最短約50分/大人870円、小人440円
岡村島から船で最短約5分/大人150円、小人80円

●岡村島
今治港から船で最短約55分/大人870円、小人440円
とびしま海道入り口(安芸灘大橋有料道路入り口)から車で最短約35分/片道730円(普通車1台)

※安芸灘大橋有料道路ではETCやクレジットカード、電子マネーでの支払不可
※フェリーと旅客船は同一料金
※船に自転車、原付バイク、二輪自動車(バイク)を乗せる場合は別途料金が必要
詳細は今治市公式ホームページ を確認してください。

呉市本土からとびしま海道へ渡る最初の橋である安芸灘大橋は有料道路なので、とびしま海道を通る際に片道730円(※車種によって料金が異なる)がかかります。その際に回数券ではなく現金で支払った領収書と、とびしま海道エリア内にある指定施設で合計1,000円以上利用した領収書またはレシートを合わせて交付施設に持って行くと、帰りの通行料分の回数券と引き換えてもらうことができます。事前に交付施設で引き換える手間はかかりますが、片道分の料金が実質無料となるためぜひ活用してみてください。
詳細は呉市公式ホームページを確認してください。

日本の離島について

日本には13,705もの無人島と416の有人島があります(出典:令和5年2月28日国土地理院公表)。これまでは訪れた人しか見ることができなかった景色もSNSが盛んになり、島の景色を見る機会が増えた方も多いのではないでしょうか。しかし、まだまだ多くは知られていない魅力のある島がたくさんあります。

今回は愛媛県今治市の島についてご紹介しましたが、知っている島はいくつありましたか?今まで知らなかったあなたも、これを読めば立派な島好きです。
地元では定番の景色も、地元以外の人からするとわざわざ訪れてでも見てみたい素晴らしい景色かもしれません。実際に訪れて現地で体感する景色と感動は、写真や映像技術が上がっている現代においても代えがたいものがあります。ぜひ、実際に気になる島を見つけて訪れてみてくださいね。

RELATED