沖縄本島
ザ・リッツ・カールトン沖縄で現代美術作家アリカワコウヘイ!の大規模アートコラボレーション開催中
現代美術作家アリカワコウヘイ!の大規模アートコラボレーションが沖縄県名護市のホテル、ザ・リッツ・カールトン沖縄で開催されています。ホテルが5月28日に開業10周年を迎えるのを記念したもので、メインエントランスに設置された高さ約4メートル、幅約3メートルの大型絵画作品は圧巻です。その他、ホテル館内を7つのエリアに分け、エリアテーマ別に全24作品を展示しています。すべての作品は購入も可能で、売上の一部は沖縄県内の児童養護施設へ寄付されます。会期は5月31日(火)まで。
航空会社、銀行、テレビなどの企業や公共団体など、今までに数々のコラボレーションを手掛けてきたアリカワコウヘイ!だが、ホテルとのコラボレーションは今回が初となります。
一番の見どころはホテルのメインエントランスに設置された高さ約4メートル、幅約3メートルを超える大型作品だ。実に2年の歳月をかけてアリカワコウヘイ!により描かれた作品「迎恩(ケイオン)- 果報(カフウ)流るる黄金(クガニ)ぬ川 -」は、沖縄のことばで「黄金(おうごん)、大切なもの、特別なもの」を意味する黄金(クガニ)の川によって悲しみや不安がすべて洗い流され、力強く自生する花々のようにまた幸福感で満たされていくというイメージを表現した、今こそ強く求められるメッセージ性を感じさせる作品。黄金(クガニ)の心を世界中の人に届けるイメージで制作された。
メインエントランスの大型作品の制作がスタートした2年前はコロナ禍の不安に世間が包まれ始めたタイミング。しかし、それから2年。不穏なニュースが報じられることが増える中で、この作品を鑑賞した人が心に明るい希望を感じ、明日からの活力を満たしてくれればと担当者は語る。作品は宿泊者以外も鑑賞可能となっている。
ホテル館内ではロビー、ラウンジ、レストラン、ダイニング、ライブラリー、スパ、ブティックなど7つのエリアに、それぞれテーマを変えて作品を展示。
手にマップを携え、ザ・リッツ・カールトン沖縄の館内で美術館のような体験を愉しめるという趣向だ。
今回館内に展示されているアート作品はすべて購入が可能で売上の一部はザ・リッツ・カールトンホテルカンパニーL.L.C.が継続的に行っている地域社会貢献活動「コミュニティーフットプリント」の一環として沖縄県内の児童養護施設等に寄付される。
去る5月14日にはアリカワコウヘイ!のアート作品をホテルの総料理長であるマルチェッロ・メレウ氏が「食」で表現する一夜限りのワイン&アートディナーも開催。参加者から好評の内に幕を閉じた。
ラクジュアリーなホテルの空間を気鋭の現代美術作家アリカワコウヘイ!が彩る荘厳な世界観は必見だ。
ザ・リッツ・カールトン沖縄の10周年記念特別展は5月31日(火)まで。
アリカワコウヘイ!
1978年生まれ。沖縄県出身。美術学修士。
毎年秋に沖縄で開催される自身のプロデュースによる大規模展覧会「KO-HEY! ARIKAWA EXPO®」では2週間の会期に12,000人超を動員、これまでに延べの来場者は15万人を超え、アート界における新たな発明と評価されている。
次回の「EXPO」は2022年11月に開催予定。
ザ・リッツ・カールトン沖縄
10周年記念特別展 THE ART EXPERIENCE COLLABORATION WITH KO-HEY! ARIKAWA
入場無料
※ホテル宿泊者以外も鑑賞可能
2022年5月31日(火)まで
作品のお問合せ
mbg.arts@icloud.com
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