兵庫
淡路島:VRで弥生時代にタイムスリップ!島で発見された「松帆銅鐸」
2015年の春、淡路島の南あわじ市で、銅鐸が7点も出土!しかも、全国で初めて「入れ子の銅鐸」の中に「舌」が見つかる大発見!!
VRコンテンツ「銅鐸のひびき」を体験することで弥生時代にタイムスリップ。南あわじ市滝川記念美術館 玉青館に常設します。
100年に一度の大発見の「松帆銅鐸」
今から5年前の2015年春。兵庫県・淡路島の南あわじ市で、大小の銅鐸7点が出土しました。その中には全国的にも非常に出土例の少ない最古段階の貴重なものも含まれていました。
さらに、銅鐸内に吊り下げる青銅製の棒(舌)が一緒に発見されたことも驚きのニュースでした。この発見により、お祭のときだけでなく、銅鐸は日常的に鳴らしていたかもしれないと推測されました。
今秋には調査保存が終了し南あわじ市で実物展示が開始
約5年を要した松帆銅鐸の調査がようやく終わり、南あわじ市滝川記念美術館玉青館では保存処理が終わった銅鐸から段階的に松帆銅鐸の実物展示が始まります。これまで南あわじ市で発見された青銅器とあわせた展示は歴史に関心がない人にとっても、新たな発見をもたらすことでしょう。
また南あわじ市内では松帆銅鐸や古代をテーマとした様々なグッズが販売されています。南あわじ市を訪れた際には、ここにしかない商品を手に入れてみてはいかがでしょうか。
VRコンテンツで、弥生時代の生活を覗いてみる。
この松帆銅鐸が使われていたころの弥生時代の人々の暮らしぶりは、どんなのだったのでしょう?南あわじ市教育委員会と凸版印刷株式会社は、太古の歴史への関心の喚起と弥生時代の魅力や生活を追体験できる、VR(ヴァーチャル・リアリティ)コンテンツを制作しました。
「輝く銅鐸のひびき」とタイトルされた約20分間のVRコンテンツは、銅鐸キャラクターと一緒に学べる工夫がこらしてあり、世代を問わず臨場感ある体験が楽しめます。
VRヘッドセットを装着してコンテンツを起動、淡路島の日本遺産ストーリーを伝える映像が流れた後、軽くジャンプするとVR画面の景色は弥生時代にタイムスリップ。弥生時代の住居や生活シーンの様子が、360°のビジュアルで見渡せます。稲作や海辺、住居内や祭りのシーン、さらに銅鐸の音色が聞ける場面などが「解説」され、さらに「クイズ」を楽しむことができます。
南あわじ市滝川記念美術館 玉青館で体験可能
このVRコンテンツは、南あわじ市滝川記念美術館 玉青館 で常設し、体験が可能です。
※VR紹介動画URLはこちら
■場所:兵庫県南あわじ市松帆西路1137番地1 南あわじ市滝川記念美術館 玉青館
■開館時間:9:00~17:00(入館受付は16:30まで)
■体験料:1回 300円(大人、小人共通)
■休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館
【アクセス】
車でお越しのお客様…神戸淡路鳴門自動車道「西淡三原IC」より車で約5分
バスでお越しのお客様…高速バス「志知」・「陸の港西淡」下車。徒歩20分(上り坂あり)またはタクシーで5分
※コミュニティバスも出ていますが、坂の下での降車となります。
■入館料:
(一般)大人300円、大学・高校生200円、小・中学生100円
(団体)大人240円、大学・高校生160円、小・中学生80円
※団体割引料金は、20名以上が対象となります。
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をご提示ください。(無料)
※小・中学生は「ココロンカード」・「のびのびパスポート」がご利用できます。(無料)
その他の料金、割引については、直接お尋ねください。
※お問合せ先:南あわじ市滝川記念美術館 玉青館 TEL:0799-36-2314