兵庫
兵庫県の漁師町!家島諸島の「家島・坊勢島」を日帰り島旅
こんにちは!アンバサダーのえいちゃんです。家島諸島ってみなさんご存じでしょうか?兵庫県の淡路島の西側にある島々ですが、漁業の島として知られていて、瀬戸内海でも屈指の漁獲高を誇る島。もちろん新鮮でピチピチな魚介類を堪能できることは間違いなし!今回はそんな家島諸島の「家島・坊勢島(ぼうぜしま)」をご紹介します。
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文章・画像提供:りとふる公式アンバサダー えいちゃん
Contents
家島諸島について
家島諸島は瀬戸内海の東側、播磨灘(はりまなだ)に位置する島々の総称で、有人島4つを含む大小40島ほどで構成されています。有人島は家島、坊勢島(ぼうぜしま)、男鹿島(たんがしま)、西島の4島で、行政区分は姫路市に属しています。1番大きな島は西島。家島諸島の人口は約5,000人ほどで、そのほとんどが家島、坊勢島に住んでいます。瀬戸内海屈指の漁獲高を誇る漁業をはじめ、男鹿島や西島では採石も行われています。
家島諸島へのアクセス
新幹線や在来線で姫路駅まで、私鉄の山陽電車の場合は飾磨駅で降ります。姫路駅から船の出ている姫路港までバスで20分ほど、飾磨駅からだとバスで10分ほどです。各島へ行く船の本数は1日10便近くあるものの、運航している会社が複数あったり、経由する島が異なっているので、事前に確認をしましょう。
姫路港ー家島(真浦港、宮港):「高福ライナー」「高速いえしま」
・運賃:大人1,000円、学生500円、子ども300円
・所要時間:約30分、1日に16往復運航しています。
姫路港ー男鹿島ー坊勢島:「坊勢輝汽船」
・運賃:姫路港から男鹿島、坊勢島へは大人1,000円、子ども500円。男鹿島から坊勢島の場合は大人500円、子ども250円
・所要時間:25分~30分、1日に12往復運航しています。
※男鹿島へ行く場合、経由する便が3往復しかないため注意が必要です。
家島(網手)ー坊勢島
・運賃:大人320円、子ども160円
・所要時間:約10分、1日に12往復運航しています。
※姫路港から出る船と港が違うので、ご確認ください。
家島のココがおすすめ!
漁師町らしい港を中心とした街並み
面積が5.4km²の島に2,700人近くが住む家島。島には平地があまりないため、港を中心と街並みが広がり、家屋などは斜面に多く建てられています。その風景は独特の雰囲気があり、散策をしているだけでものどかな離島の雰囲気に漁師町の空気がミックスした、なんとも言えない感じがまた魅力です。
このように車が通れない狭い坂道や階段がたくさんあり、家々がぎっしりと並んでいます。散策時は住んでいる方の迷惑にならないよう静かに歩きましょう。カメラを片手にのんびりと散策するのもおすすめです。
瀬戸内海の島々を望む
家島の遠見遊歩道の途中には男鹿島をはじめ、家島諸島の島々を見渡せるポイントがあります。瀬戸内海の美しい海はもちろん、淡路島も眺めることができ、島散策の休憩をしながら絶景を楽しめます。
家島の海の幸を堪能
「料理旅館 おかべ」では、島の海で採れた新鮮な魚がたっぷりの「刺身定食」をいただきました。中でも1番おいしかったのは、坊勢島の生け簀で育てられた坊勢鯖の刺身。今回は食べられませんでしたが、その鯖を使った「究極鯖寿司」も大人気商品なので、ぜひ家島を訪れた際にはご賞味ください!
魚以外でもおいしいお土産
先ほどもご紹介した通り、家島はおいしいお魚がたくさん獲れることで有名ですが、実は海苔の生産も兵庫県では有数の生産地。しかし、コンビニのおにぎりなどの加工品に使用されることが多いため、あまり出回っていないのが現状。なので、そんなおいしい海苔を家島に訪れた際にはぜひお土産で買ってみてください!おすすめは「塩海苔」。お酒のおつまみはもちろん、おやつにもぴったりな味わいです。
坊勢島のココがおすすめ!
日本一の漁船数を誇る港
港には900隻を超える漁船が並ぶ坊勢島。1つの港あたりの漁船数ではなんと日本一。港にびっしりと並ぶ漁船の様子は、絶景ではなく圧巻の光景です。人口が約2,000人の島なので、2人に1隻の船を持っていると計算すると、漁業の島のすごさを実感できますね。
島唯一の海水浴場
港から歩くことおよそ18分、白い砂浜が広がる「坊勢島海水浴場」。訪れた時期が春だったのでまだ人はいませんが、海開きをすると地元の子どもたちや観光客で賑わう場所でもなかなか混雑することはないよと島の方がおっしゃっていたので、のんびりとローカルなビーチを楽しむなら最高な場所です。
展望台から国生みの地を感じる
家島諸島では、古事記に出てくる「オノロゴ島」は家島であると言い伝えられています。かつてイザナギとイザナミの神が「天の沼矛(あまのぬぼこ)」で海をかき回した際に、矛先から落ちた塩が固まってできたのが島。その島こそ「オノロゴ島」であり、イザナギとイザナミが次々と島を生んでいったと言われています。
そんなロマンが詰まった家島諸島や瀬戸内海に浮かぶ島々を「かしわの山山頂展望台」から見渡すことができ、絶景と共に国生みを感じてみませんか。
いろいろな場所でローカルさを感じる
家島から坊勢島に移動する際に乗船した渡船。船の中では魚が干されていて、海の幸の豊かさと島ならではの光景を見ることができます。
港前に広がるたくさんの原付バイクが並ぶ風景。島をのんびりと歩いても数時間ほどで1周できてしまうほどの小さな島なので、車よりもご覧のように原付バイクがたくさん。なお、島での移動はレンタサイクルがおすすめです。
最後に
今回は家島諸島の家島と坊勢島を訪れましたが、訪れた時期が1月だったため、特にイベントや行楽シーズンではなかったものの、本当に日常的な落ち着いた風景を見ることができました。また、7月には家島で豪華な装飾を施した船を見ることができる「家島天神祭」、8月には坊勢島で「ぼうぜペーロンフェスタ」というドラゴンボートのレース大会、11月には漁師町ならではの盛り上がりを見せる「秋祭り」が行われます。島の行事は本当に盛り上がりがすごいので、コロナ禍が落ち着いたらぜひ訪れたいですね。