鹿児島
喜界島の行き方・アクセスはこれで完璧!船と飛行機ではどちらがお得?
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サンゴ礁が隆起してできた鹿児島県奄美群島の「喜界島(きかいじま)」は、今でも年間約2mmずつ隆起している世界的に見てもめずらしい離島です。奄美大島のさらに北東に位置し、のどかな風景が広がる魅力満載の喜界島への行き方・アクセスについてご紹介します。
今回は2024年9月時点での運航便数や運賃等をまとめていますが、予約・乗船時期によって金額や運航時間が変更される可能性があるため、利用予定がある場合は必ず最新の情報を確認してから計画・予約をしてください。
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Contents
喜界島への交通手段と行き方
喜界島へ行くには鹿児島県本土または奄美大島を経由し、飛行機またはフェリーを利用して移動します。2024年9月時点では県外から喜界島を結ぶ飛行機の直行便や、島外と喜界島を結ぶ高速船の運航はありません。
飛行機の場合はJALグループのJAC(日本エアコミューター)、フェリーはマルエーフェリーA’Line(奄美海運株式会社)の運航となります。
・奄美大島~喜界島…飛行機約20分/フェリー約2時間
・鹿児島県本土~喜界島…飛行機約1時間15分/フェリー約11時間
また、鹿児島空港や奄美空港までの移動手段は複数ありますが、金額を抑えたい場合はLCCの活用を検討するのも1つの方法です。鹿児島空港及び奄美空港ともにLCCが就航していますが、運航便数は少ないため乗り継ぎも合わせて検討してください。
フェリーについて、奄美群島に住民登録をしている方は住民割引きを利用できる場合があります。年度によって制度が異なるため、調べてみてください。
奄美大島から喜界島へ行く方法
奄美大島から飛行機で喜界島へ行く
奄美空港から喜界空港への飛行機は年間を通じて1日2便の運航です。9時台に出発する午前便と15時台に出発する午後便があります。
全国から奄美空港への飛行機は運航便数も多く、15時までに奄美空港へ到着する飛行機に搭乗すれば当日中に喜界島まで移動することが可能です。
ちなみに、福岡空港と鹿児島空港からの搭乗のみ8時台に奄美空港へ到着することが可能なので、午前便で喜界島へ行くこともできます。
奄美空港~喜界空港…約20分/最安値6,050円~(28日前までの予約でスペシャルセイバー適応時最安値)
また、喜界空港から奄美空港への飛行機も年間を通じて1日2便の運航です。10時台に出発する午前便と16時台に出発する午後便があります。
喜界空港~奄美空港…約20分/最安値6050円~(28日前までの予約でスペシャルセイバー適応時最安値)
奄美大島からフェリーで喜界島へ行く
奄美大島の名瀬港から喜界島の喜界港へは、マルエーフェリー A’Lineが運航する「奄美海運(鹿児島~喜界~知名航路)」の通称 喜界航路を利用します。奄美海運では2種類の旅客船が就航し、どちらかの船が1日1便運航しています。天候状況などによって寄港せずに次の港へ向かう場合もあるため、乗船前に再度確認すると良いでしょう。
また、奄美空港から名瀬港までは車やバスで約1時間前後かかるため、奄美大島へ飛行機で移動をする場合は空港から港への移動時間も考慮する必要があります。
旅客船フェリーあまみ航路:平土野(徳之島)~古仁屋(奄美大島)~名瀬(奄美大島)~喜界(喜界島)
鹿児島
旅客船フェリーきかい航路:知名(沖永良部島)~平土野(徳之島)~古仁屋(奄美大島)~名瀬(奄美大島)~喜界(喜界島)~鹿児島
奄美大島から喜界島へフェリーで行く場合は、上り便を利用します。
主に火曜日~土曜日の運航で、日曜日・月曜日は運休です。
名瀬(奄美大島)~喜界(喜界島)…約2時間10分/3,660円(2等客室の場合。客室により異なる)
※別途、燃料油価格変動調整金が必要です。(片道640円)
【時刻表】フェリーあまみ:鹿児島行き(上り)
火曜日・木曜日・土曜日運航
平土野 | 古仁屋 | 名瀬 | 喜界 | 鹿児島 |
出12:50 | 入 15:10 出 15:30 |
入17:50 出18:20 |
入20:30 出21:00 |
(翌日2日目) 入08:30 |
※2024年9月時点の時刻表です。
【時刻表】旅客船フェリーきかい:鹿児島行き(上り)
水曜日・金曜日運航
知名 | 平土野 | 古仁屋 | 名瀬 | 喜界 | 鹿児島 |
出15:05 | → | → | 入19:55 出20:15 |
入22:20 出22:55 |
(翌日2日目) 入り10:20 |
※2024年9月時点の時刻表です。
奄美海運のフェリーの時刻表など詳細はこちら
鹿児島県本土から喜界島へ行く方法
鹿児島県本土から飛行機で喜界島へ行く
鹿児島空港から喜界空港への飛行機は1日2便の運航です。7時台に出発する午前便と13時台または15時台に出発する午後便があり、午後便の出発時間は季節によって異なります。
奄美空港発に比べて飛行時間が伸びるため運賃も高くなりますが、9時前に喜界島へ到着できるのが最大のメリットです。ただし、全国から午前便の搭乗に間に合う飛行機及び新幹線はないため、鹿児島県本土に前泊するなどの対応が必要です。また、鹿児島空港から港まではリムジンバスで約1時間、新幹線が着く鹿児島中央駅から港までは車で約15分、市電やバスで約35分かかるので、移動時間に余裕を持った計画が必要です。
鹿児島空港~喜界空港…約1時間15分/最安値11,880円~(28日前までの予約でスペシャルセイバー適応時最安値)
また、喜界空港から鹿児島空港への飛行機も年間を通じて1日2便の運航です。9時台に出発する午前便と15時台に出発する午後便があります。
喜界空港~鹿児島空港…約1時間5分/最安値11,880円~(28日前までの予約でスペシャルセイバー適応時最安値)
鹿児島県本土からフェリーで喜界島へ行く
鹿児島市内から喜界島の喜界港へは、マルエーフェリー A’Lineが運航する「奄美海運(鹿児島~喜界~知名航路)」の通称 喜界航路を利用します。鹿児島県本土側の港は、その他の奄美群島行きの船が寄港する港とは異なり、「鹿児島本港北埠頭」を利用するので注意が必要です。
奄美海運では2種類の旅客船が就航し、どちらかの船が1日1便運航しています。天候状況などによって寄港せずに次の港へ向かう場合もあるため、乗船前に再度確認すると良いでしょう。
旅客船フェリーあまみ航路:鹿児島~喜界(喜界島)~名瀬(奄美大島)~古仁屋(奄美大島)~平土野(徳之島)
旅客船フェリーきかい航路:鹿児島~喜界(喜界島)~名瀬(奄美大島)~古仁屋(奄美大島)~平土野(徳之島)~知名(沖永良部島)
鹿児島県本土から喜界島へフェリーで行く場合は、下り便を利用します。
主に月曜日~金曜日の運航で、土曜日・日曜日は運休です。
鹿児島~喜界(喜界島)…約11時間/9,220円(2等客室の場合。客室により異なる)
※別途、燃料油価格変動調整金が必要です。(片道1,680円)
【時刻表】フェリーあまみ:鹿児島発、平土野行き(下り)
月曜日・水曜日・金曜日運航
鹿児島 | 喜界 | 名瀬 | 古仁屋 | 平土野 |
出17:30 | (翌日2日目) 入04:30 出05:00 |
入07:00 出07:30 |
入9:40 出10:00 |
入12:20 |
※2024年9月時点の時刻表です。
【時刻表】旅客船フェリーきかい:鹿児島発、知名行き(下り)
火曜日・木曜日運航
鹿児島 | 喜界 | 名瀬 | 古仁屋 | 平土野 | 知名 |
出17:30 | (翌日2日目) 入04:30 出05:00 |
入7:00 出7:30 |
入09:40 出10:00 |
入12:20 出12:40 |
入14:50 |
※2024年9月時点の時刻表です。
目的別!飛行機と船の選び方ポイント
喜界島へ行くには飛行機と船のどちらがいいの?と迷ってしまう方もいるかもしれません。結論としては、人によってベストが異なるため旅の目的や重視するポイントに合わせて選択することが必要です。また、経由地である鹿児島または奄美大島までは飛行機、経由地から喜界島へはフェリーなど、組み合わせても良いでしょう。予約は飛行機・フェリーともにインターネット予約が可能です。ただし、特にフェリーはホームページ上に空きがなくても電話で問い合わせると予約ができる場合も多いため、合わせて確認してください。
こちらでは、船と飛行機それぞれのメリットとデメリットをいくつかご紹介するので、より良い方法を探してみてください。
フェリー
メリット①:マイカーを喜界島内に乗り入れることができる。
メリット②:料金が年間を通して安定している。
メリット③:パブリックスペースで他の観光客と仲良くなれることも…
メリット④:鹿児島発の便を利用すると、到着する翌日朝から有効に時間を活用できる。
メリット⑤:奄美群島内を結ぶ航路が多く、アイランドホッピングをしやすい。
メリット⑥:島民割引きを利用することができる(移住者を含む住民登録している島民のみ)。
デメリット①:喜界島へ到着するまでの時間がかかる。
デメリット②:海況によって欠航や抜港(寄港できない港を飛ばして次の港へ向かう)のリスクが空路よりも高い。
デメリット③:海況によって欠航した場合、次回の運航まで数日間欠航する場合がある。
メリット⑤について、例えば奄美大島南部や隣の加計呂麻島での観光を楽しんだ後に喜界島へ向かう場合、空路であれば再度北部まで戻り飛行機を利用する必要がありますが、海路の場合は奄美大島南部の古仁屋港から直接喜界島へ移動することが可能です。
飛行機
メリット①:移動時間を短縮することができる。
メリット②:航空会社のマイルを貯めることができる。
メリット③:鹿児島県外から喜界島へ行く場合、JALグループを利用することで乗り継ぎ料金で搭乗できる。
メリット③について、例えば東京~奄美大島と奄美大島~喜界島への飛行機を別々で予約すると2航路分の料金が必要ですが、JALで東京~喜界島の予約をすると乗り継ぎ料金が適用されるため費用を抑えることができます。
目的別の魅力
短時間で移動したい場合は、飛行機での移動がおすすめです。搭乗予定日から28日以上前に予約するなど割引料金が適用可能な日程で計画を立てると、費用も比較的抑えることができます。逆に、直前にしか計画を立てられない場合には、通年で料金の変動が少ないフェリーを利用することで、日程や曜日、繁忙期に関わらず安定した料金で移動することができます。
しかし、とにかく安く移動したい場合は、奄美大島まではLCCなど安価で利用できる飛行機を利用し、奄美大島からはフェリーで移動すると費用を抑えつつ移動時間もある程度抑えながら組み合わせることができます。
出発地点によって前泊が必要な場合もあるため、乗り継ぎ時間を含め検討してください。奄美大島など周辺離島へ周遊を楽しみながら島旅をするのもおすすめです。
喜界島へのフェリー・飛行機の予約方法
喜界島へのフェリーの予約は、電話またはインターネットから行うことができます。ただし、公式サイトのインターネット予約については現在プレオープン段階で、喜界航路は販売していないため提携サイトWILLER TRAVELからの予約のみです。
予約は乗船日の1か月前の同日から、下り便(鹿児島発喜界島行、喜界島発奄美大島行)は乗船の1日前まで、上り便(奄美大島発喜界島行、喜界島発鹿児島行)は乗船の2日前まで、それぞれ16時まで予約が可能です。また、鹿児島県本土の北埠頭旅客ターミナル1階では、出港日当日の15:00~17:10まで乗船券の販売をしています。
喜界航路の電話予約はこちら:奄美海運 TEL 099-222-2338(平日 9:00~16:30)
喜界島への飛行機の予約は、実際の運航はJACですが、すべてJALの国内線予約ページから行うことができます。
飛行機の予約はJAL公式ホームページ
まとめ
喜界島への行き方についてご紹介しました。世界自然遺産の登録によってさらに注目を集めている奄美大島から目視できるほどすぐ近くに位置する喜界島ですが、まだまだ実際に訪れる人はあまり多くない穴場離島です。島内での移動手段は路線バスやタクシー、レンタカーのいずれかになるので、旅程に合わせて事前に予約をしておきましょう。